今回紹介するのはデュエリストパック-レジェンドデュエリスト編3-よりこのカードです。
魔界劇場「ファンタスティックシアター」
フィールド魔法
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札の「魔界劇団」Pモンスター1体と
「魔界台本」魔法カード1枚を相手に見せて発動できる。
見せた魔法カードとカード名が異なる「魔界台本」魔法カード1枚をデッキから手札に加える。
②:P召喚した「魔界劇団」Pモンスターが自分フィールドに存在する限り、
相手が発動したモンスターの効果は
「相手フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を選んで破壊する」となる。
魔界劇団用のフィールド魔法です。
上空に浮かぶビッグスターの上半身の銅像が印象的な魔界劇団の劇場です。
プリティ・ヒロインやカーテン・ライザーがビラ配りをし
デビル・ヒールとファンキ・コメディアンが看板を作成、
サッシー・ルーキーがもぎりをしているなど劇の呼び込みを劇団の皆でしています。
特にプリティ・ヒロインの元気いっぱいにビラ配りしてる様子がナイスです。
看板を見るに今回の主演はワイルド・ホープとメロー・マドンナのようですね。
ところでビッグスターの像のポーズ、沢渡シンゴのこれに似ていません?
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札の「魔界劇団」Pモンスター1体と
「魔界台本」魔法カード1枚を相手に見せて発動できる。
見せた魔法カードとカード名が異なる「魔界台本」魔法カード1枚をデッキから手札に加える。
①の効果は1ターンに1度、
手札の魔界劇団と魔界台本を1枚ずつ相手に見せる事で
見せたものと別の魔界台本をデッキから手札に加えるサーチ効果です。
単純に毎ターンアドバンテージの取れる優秀な効果であり
②の効果の布石としても活用しやすいです。
手札の魔界台本を公開するというのは伏せたカードを相手に悟られやすくなりますが
あえて別のカードを伏せるなど上手く逆手にとっていきたい所です。
魔界の宴咜女あたりをサーチすれば相手はまず警戒するでしょう。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
②:P召喚した「魔界劇団」Pモンスターが自分フィールドに存在する限り、
相手が発動したモンスターの効果は
「相手フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を選んで破壊する」となる。
②の効果はペンデュラム召喚した魔界劇団が自分の場に存在する状態の時、
1ターンに1度だけ、相手の発動下モンスター効果が
「相手のセットされた魔法罠カードを選んで破壊する」
という効果に書き換えるというものです。
あくまで「ペンデュラム召喚した魔界劇団」が場に存在する必要があり
通常召喚や他の方法で特殊召喚した魔界劇団では条件を満たせない点に注意です。
アーティファクト-デュランダルの書き換え効果によく似たものとなっていますが
選べる対象がセットされたカードに限定されており
Pゾーンにセットしたペンデュラムやこのカード自身が狙われる心配がなく
永続魔法や永続罠なども安心して併用が可能です。
ただし強制効果になっており相手からすれば
重要性の低いモンスター効果を発動した後に本命を発動するといった戦術が可能です。
とはいえ魔界劇団相手にセットカードを破壊するという行為そのものが
多大なリスクを伴うもので魔界の宴咜女や
ロマンティック・テラーあたりを破壊させればしめたものです。
メタバースと相性のよいフィールド魔法の1つであり
相手が本命のモンスターを出してきた所でこのカードを場に出す事で
その相手モンスターの効果をピンポイントで書き換えやすいです。
書き換えられるのはモンスター効果のみで魔法罠による除去には無力ですし
相手からすれば真っ先になんとか場からどかしたい存在となるので
魔界の警邏課デスポリスなどで破壊耐性を付与するのもいいでしょう。
幸い魔界劇団は闇属性なのでデスポリスとの相性も良好です。
いっその事こっちから意図的に強制効果を持つモンスターを送り付けて
1枚だけ伏せたカードを破壊させるといった戦術もありです。
丁度魔界劇団にはコミック・リリーフという非常に都合のいいカードがあり
相手に送り付ける事で次の相手ターンのスタンバイフェイズに
コントロールを移すコミック・リリーフ強制効果が発動し
②の効果のトリガーとなります。
またそのコミック・リリーフと違い魔界台本以外の破壊も狙えます。
他の破壊をトリガーとするカード、特にやぶ蛇あたりを破壊させてもいいでしょう。
ナチュル・エクストリオを出せば魔法罠に対する防御手段になりますし
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンや異星の最終戦士を出せば
よりモンスターに対して盤石な布陣を作れます。
コミック・リリーフと同様にセットした魔界台本の効果を
ある程度意図的に発動が狙える魔界劇団にとって革命的なカードです。
カードに選ばれすぎたネオ・ニュー魔界劇団の力を存分に発揮しましょう。
コメント
このカードによって、発動条件を満たす前に破壊されてしまいやすいというリスクが増大している部分があるからこそ、カーテンコールが許されてる部分もあるよね。
逆にファンタスティックシアターが無い状態の時にセットするといった工夫が求められますね