ホルス
エジプト神話における天空と太陽の神でありオシリスとイシスの子です。
遊戯王にもホルスの黒炎竜というこの神をモチーフにしたカードが出ていますが
そんなホルスの名を冠するテーマが
７月２２日発売のAGE OF OVERLORD（エイジ・オブ・オーバーロード）より登場します。
今回はその新テーマ【ホルス】について紹介したいと思います。
目次
テーマ特徴
テーマ特徴を挙げると以下の通りです。
・ホルスの４人の息子の名を冠する戦士たちのテーマである
・種族や属性はバラバラだがレベル８のモンスターで統一されている
・永続魔法である王の棺があれば墓地から蘇生ができ他のカードが離れる事で効果を発動する
・一度準備が整えば墓地から大量に蘇生を行う事ができる
・ホルスの黒炎竜とは関係なさそうに見えて微妙に関係ありそう
古代エジプト感満載な黄金の鉄の塊の鎧を身に纏っておりそれぞれが槍や弓などで武装しています。
元ネタからしても王の棺を守る為の守護者という事なのでしょう。
古代エジプトにおいて死者の肉体を保存する手段としてミイラが用いられていましたが
この際に死体に内臓が残っていると腐敗を引き起こしてしまいます。
その為に内蔵を取り出してカノプス壺と呼ばれる容器に移して別途補完していました。
ホルスの息子というのはこのカノプス壺を守護る存在であり
人間の姿をしたイムセティは肝臓を、
ジャッカルの姿をしたドゥアムテフは胃を、
ヒヒの姿をしたハーピは肺を、
ハヤブサの姿をしたケベンセヌフは腸をそれぞれ守護する役割を担っています。
このテーマはこの「ホルスの息子」が大元のモチーフとなっています。
ホルスの黒炎竜とは無関係のテーマ・・・のように見えて
カノプスの守護者のイラストにそれらしきシルエットが映っているなど
実はあちらをかなり意識しているテーマの可能性もあります。
実際ホルスの黒炎竜もこのテーマのサポートを受ける事が可能だったりします。
墓地から４体が一気に復活する
このテーマの４体のモンスターには２つ、大きな特徴が存在しています。
１つは永続魔法「王の棺」が場に出ている状態であれば墓地から蘇生が可能というものです。
これにより墓地に４体のホルスがいれば一気に４体の蘇生が可能です。
もう１つの特徴として自身以外の自分の他のカードが相手によって効果を離れた場合に
それぞれに対応した効果を発動できます。
その効果は対象に取らずに場のカードを墓地へ送ったり
墓地や除外ゾーンのカード２枚を手札に回収したり
自分の場のモンスター種類数だけドローができたりと強力なものが揃っており
相手は迂闊にこちらのカードを除去する事ができません。
これに加えて王の棺があれば対象に取らない効果では破壊されない耐性も付与されるので
サンダー・ボルトやライトニング・ストームで一斉除去するという手段も取れなくなります。
レベル８故にステータスもそこそこ高く蘇生した後に場に留めても強いですし
ランク８のエクシーズに繋げる事も出来るので
エクシーズメインの戦術も充分に可能です。
とにかくまずは王の棺を
ここまで聞いてお察しの方もいるかと思われますが
墓地から各種ホルスを蘇生するのにもそのホルスを全体除去から守るのにも
永続魔法である王の棺がとっても大事です。
とにかくこのテーマは王の棺が無ければ始まらないといってもよく
まずいかにしてもこの王の棺を確保するかがキーとなります。
幸いホルスの栄光－イムセティがデッキからこのカードをサーチ可能であり
初手から確保する事は充分に可能です。
それでも足りなければデッキから直接墓地へ送るなりした後で
ホルスの先導－ハーピあたりで墓地から回収するといいでしょう。
一度王の棺さえ発動してしまえばこのカード自体が墓地肥やし効果を持っているので
そこから各種ホルスの蘇生が行えます。
そして各種ホルスが蘇生してしまえば王の棺が除去されれたとしても
その際に各種ホルスの効果が発動してしまうので
相手としては迂闊にこの王の棺に手を出す事も出来ません。
もう１つのサポートカードであるカノプスの守護者も
相手が何か効果を発動する度に墓地から各種ホルスを蘇生できると
相手ターンでの展開手段にも事欠きません。
王の棺が確保できない場合の事故が怖いものの
レベル８テーマなのでトレード・インによる手札交換も可能であり
とにかく一度準備が整えば強烈な爆発力を発揮できるテーマとなっています。
特に何か制約が発生するテーマではなく召喚権も必要としないので
他のテーマを混ぜたり逆に他のテーマに出張させたりしやすいのもポイントです。
個人的に相性がいいと思うカード
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
レベル８以上のモンスター１体をリリースして発動できる。
デッキからカードを２枚ドローする。
レベル８以上のモンスター１体をリリースする事で２枚ドローできるドローソースです。
【ホルス】はレベル８テーマであり一度準備が整えば大量に蘇生が行えるので
このカードでリリースするコストには事欠かずドローソースとして大いに活用する事が可能です。
永続罠
①：このカードが魔法＆罠ゾーンに存在する限り、お互いにカードを除外できない。
お互いのカードが除去できなくなる永続罠です。
王の棺がある状態だとホルスは対象を取らない破壊に対して耐性が付与されますが
逆に言えば破壊以外の全体除去は大きな弱点となっています。
そんな中で一切の除外を封じるこのカードがあれば
ＣＮｏ.１ ゲート・オブ・カオス・ヌメロン－シニューニャなどの全体除外も防ぐ事が可能です。
それだけでなく蘇生したい墓地のホルスが除外されるのを防ぐ事もできますし
カノプスの守護者の除外デメリットも踏み倒せるなど様々な利点があり
各種ホルスが場に出ていればこのカードを迂闊に除去する事もできなくなります。
リンク・効果モンスター
闇属性/サイバース族/攻3000/ＬＩＮＫ－４
【リンクマーカー：上/左下/下/右下】
効果モンスター２体以上
①：このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、
このカード以外のモンスターがリンクモンスターのリンク先に特殊召喚された場合に発動する。
お互いのメインモンスターゾーンのモンスターを全て破壊する。
このターン、このカード以外の自分のモンスターは攻撃できない。
②：このカードが相手モンスターを攻撃したダメージ計算後に発動する。
その相手モンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
リンク先にモンスターが特殊召喚される事で
メインモンスターゾーンのカードを全て破壊できるＬＩＮＫ－４です。
王の棺の効果破壊耐性は自分のカードによる破壊に対しても効果的で
王の棺がある状態で各種ホルスを蘇生する事で
相手モンスターだけ一方的に破壊する事が可能です。
またカノプスの守護者があれば相手の効果発動に反応して蘇生が行えるので
妨害手段としても大きく機能してくれます。
１ターンに１度の制約も存在しておらず墓地からホルスを蘇生する度に
この破壊効果を発動できます。
各種ホルスをリンク素材にしてもいいですが
リンク召喚用のギミックを別途取り入れてもいいでしょう。
カードリスト
効果モンスター
星８/闇属性/魔法使い族/攻3000/守1800
このカード名の、①の方法による特殊召喚は１ターンに１度しかできず、
②③の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：自分フィールドに「王の棺」が存在する場合、このカードは墓地から特殊召喚できる。
②：このカードを含む手札を２枚墓地へ送って発動できる。
デッキから「王の棺」１枚を手札に加える。
その後、自分は１枚ドローできる。
③：このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、
自分フィールドの他のカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
フィールドのカード１枚を墓地へ送る。
効果モンスター
星８/水属性/獣族/攻 0/守 0
このカード名の、①の方法による特殊召喚は１ターンに１度しかできず、
③の効果は１ターンに１度しか使用できない。
①：自分フィールドに「王の棺」が存在する場合、このカードは墓地から特殊召喚できる。
②：このカードの攻撃力・守備力は、自分フィールドの「ホルス」モンスターの数×１２００アップする。
③：このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、
自分フィールドの他のカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
自分のメインモンスターゾーンのモンスターの種類の数だけ、自分はドローする。
効果モンスター
星８/風属性/獣戦士族/攻2400/守1600
このカード名の、①の方法による特殊召喚は１ターンに１度しかできず、
②の効果は１ターンに１度しか使用できない。
①：自分フィールドに「王の棺」が存在する場合、このカードは墓地から特殊召喚できる。
②：このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、
自分フィールドの他のカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、
お互いの墓地・除外状態のカードの中から合計２枚を対象として発動できる。
そのカード２枚を持ち主の手札に加えるかそのカード２枚をデッキに戻す。
効果モンスター
星８/地属性/鳥獣族/攻2500/守2000
このカード名の、①の方法による特殊召喚は１ターンに１度しかできず、
②の効果は１ターンに１度しか使用できない。
①：自分フィールドに「王の棺」が存在する場合、このカードは墓地から特殊召喚できる。
②：このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、
自分フィールドの他のカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
このターン、相手モンスターは「ホルス」モンスターを攻撃対象にできず、
相手はフィールドの「ホルス」モンスターを効果の対象にできない。
永続魔法
このカード名の②の効果は１ターンに４度まで使用できる。
①：このカードが魔法＆罠ゾーンに存在する限り、
自分フィールドの「ホルス」モンスターは、自身を対象としないカードの効果では破壊されない。
②：手札を１枚墓地へ送って発動できる。
デッキから「ホルス」モンスター１体を墓地へ送る。
③：１ターンに１度、
自分の「ホルス」モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。
その相手モンスターを墓地へ送る。
永続罠
このカード名の②の効果は１ターンに１度しか使用できない。
①：相手が効果を発動した時に発動できる（同一チェーン上では１度まで）。
自分の手札・墓地から「ホルス」モンスター１体を特殊召喚する。
このターン、自分はこの効果で特殊召喚したモンスターと元々のカード名が同じモンスターを
「カノプスの守護者」の効果では特殊召喚できない。
②：このカードが手札・フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
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