本日2月23日、デッキビルドパック インフィニティ・チェイサーズの発売日です。
さてそれに登場する装備魔法「セレンの呪眼」を軸にする中二病溢れる新テーマ、
その名も【呪眼(じゅがん)】ついて今回は解説したいと思います。
呪眼の眷属(じゅがんのけんぞく) カトブレパス
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 600/守1900
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの「呪眼」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
次のターンの終了時まで、
そのカードは1度だけ相手の効果では破壊されない。
②:このカードが墓地に存在し、自分フィールドに
「呪眼の眷属 カトブレパス」以外の
「呪眼」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、
フィールドから離れた場合に除外される。
呪眼の眷属(じゅがんのけんぞく) バジリウス
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 400/守2000
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「呪眼」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
②:自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「呪眼」魔法・罠カード1枚を墓地へ送る。
呪眼の死徒(じゅがんのしと) サリエル
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1600/守1400
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「呪眼の死徒 サリエル」以外の「呪眼」カード1枚を手札に加える。
②:このカードが「セレンの呪眼」を装備している場合、
相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
③:このカードの②の効果を発動した場合、次のスタンバイフェイズに発動する。
自分フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
呪眼の死徒(じゅがんのしと) メドゥサ
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1400/守1600
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時、
「呪眼の死徒 メドゥサ」以外の自分の
墓地の「呪眼」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
②:このカードが「セレンの呪眼」を装備している場合、
相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
③:このカードの②の効果を発動した場合、次のスタンバイフェイズに発動する。
自分の墓地のカード1枚を選んで除外する。
呪眼の王(じゅがんのおう) ザラキエル
リンク・効果モンスター
闇属性/悪魔族/攻2600/LINK-3
【リンクマーカー:上/左下/右下】
\ ↑ /
← →
/ ↓ \
「呪眼」モンスター2体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:攻撃力2600以上のモンスターを素材としてリンク召喚したこのカードは
1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
②:このカードが「セレンの呪眼」を装備している場合、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
③:このカードの②の効果を発動した場合、次のスタンバイフェイズに発動する。
このカードのリンク先の効果モンスター1体を選び、その効果を無効にする。
セレンの呪眼(じゅがん)
装備魔法
「呪眼」モンスターにのみ装備可能。
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:装備モンスターは戦闘及び相手の効果では破壊されず、
相手の効果の対象にならない。
②:自分が装備モンスターの効果またはこのカード以外の
「呪眼」魔法・罠カードを発動する度に発動する。
装備モンスターの攻撃力は500アップし、自分は500LPを失う。
③:このカードが墓地に存在する場合、1000LPを払い、
自分の墓地から「セレンの呪眼」以外の
「呪眼」魔法・罠カード1枚を除外して発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
喚忌の呪眼(かんきのじゅがん)
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の手札・墓地から「呪眼」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
自分の魔法&罠ゾーンに「セレンの呪眼」が存在する場合、
代わりにデッキから「呪眼」モンスター1体を特殊召喚する事もできる。
静冠の呪眼(せいかんのじゅがん)
永続魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードは自分の墓地から
「呪眼」カード1枚を除外して発動する事もできる。
その場合、自分はデッキから1枚ドローする。
②:1ターンに1度、
「セレンの呪眼」を装備した自分の「呪眼」モンスターが
相手モンスターを攻撃したダメージ計算後に発動できる。
その相手モンスターを除外する。
③:魔法&罠ゾーンのこのカードが効果で破壊された場合、
除外されている自分の「呪眼」カードを3枚まで対象として発動できる。
そのカードを墓地に戻す。
呪眼領閾(じゅがんりょういき)-パレイドリア-
フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、
デッキから「呪眼」モンスター1体を手札に加える事ができる。
②:1ターンに1度、自分の魔法&罠ゾーンに「セレンの呪眼」が存在し、
自分の「呪眼」モンスターが攻撃されたダメージ計算時に発動できる。
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは相手も受ける。
③:フィールドゾーンのこのカードが効果で破壊された場合、
自分の墓地の「呪眼」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
妬絶の呪眼(とぜつのじゅがん)
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドに「呪眼」モンスターが存在する場合、
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
自分の魔法&罠ゾーンに「セレンの呪眼」が存在する場合、
この効果の対象を2体にできる。
死配の呪眼(しはいのじゅがん)
永続罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:相手がモンスターを攻撃表示で特殊召喚した時、
そのモンスターより高い攻撃力を持つ
「呪眼」モンスターが自分フィールドに存在する場合に
その相手モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターのコントロールを得る。
そのモンスターは自分の魔法&罠ゾーンに「セレンの呪眼」が存在する限り、
「呪眼」モンスターとしても扱う。
そのモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される。
断罪の呪眼(だんざいのじゅがん)
カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドに「呪眼」モンスターが存在し、
魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
自分の魔法&罠ゾーンに「セレンの呪眼」が存在する場合、
このカードの発動と効果は無効化されない。
テーマの特徴を挙げると以下の通りです。
・呪眼を巡って争う美男美女を描く中二病溢れるテーマである
・闇属性悪魔族のテーマでありリンク召喚を狙う
・装備魔法「セレンの呪眼」をキーカードにして
多くのカードはセレンの呪眼がある事で本領を発揮する
・相手ターンの動きを妨害する手段が豊富にある
・来た!来た!来てんだろ!
このテーマの主軸となるのは呪眼の死徒サリエルと呪眼の死徒メドゥサの2人であり
持つものに強大な力を授けるセレンの呪眼を巡りこの2人が争い合っています。
結果としてセレンの呪眼はサリエルが手に入れたようでその力を暴走、
ザラキエルとなり世界を我がものにしようとするというストーリーが発表されています。
呪眼と言ういかにもないわくつきのアイテム、それを巡る美男美女、
そして案の定その力が暴走するという実にストレートに中二病で攻めてきているテーマです。
なんだかんだ言ってこういうの好きな人多いですよね?
ちなみにテーマのモンスターであるサリエルやメドゥサ、
それからカトブレバスにバジリウスというのは
いずれも目を見ると危害を加えられるとか石化するとか死ぬとか曰くのついている存在です。
このテーマは【コアキメイル】や【トゥーン】、【シュトロームベルクの金の城】のように
ある特定の魔法カードを核にして動いていくテーマとなっています。
呪眼の場合その核となる存在が装備魔法である「セレンの呪眼」です。
このカードは装備モンスターに破壊耐性と対象耐性を付与しつつ
装備したモンスターが効果を発動するか他の呪眼が発動するかすると
ライフを500減らす代わりに装備モンスターの攻撃力を500上昇させる効果を持ちます。
命を代償に力を与えるあたりが実に中二感漂っていますね。
そしてこのテーマの軸となるサリエルやメドゥサ、それから魔法罠は
このセレンの呪眼を装備する事、もしくは場に存在している事で本領を発揮可能になっています。
とにもかくにもセレンの呪眼が無ければ始まりませんが
サリエルの効果でデッキからサーチが可能ですし、
セレンの呪眼自体もライフコストと墓地コストで自身を墓地から手札に回収する効果を持ちます。
サリエルをサーチできる呪眼領閾-パレイドリア-や
セレンの呪眼を墓地に送れる呪眼の眷属 バジリウスも考慮すれば
セレンの呪眼を用意できないという事故は大幅に軽減させられるでしょう。
ただ装備魔法の常として魔法罠除去をどうするかが課題となってきます。
魔法罠を無効にできる断罪の呪眼や
破壊耐性を付与できる呪眼の眷属 カトブレパスなどで上手く守護っていきましょう。
あと割とライフコストも馬鹿にならないのでそのあたりも注意です。
セレンの呪眼と共に核となってくる存在が呪眼の死徒 サリエルです。
このカードはセレンの呪眼を装備する事で破壊耐性と対象耐性が付与されると共に
毎ターンフリーチェーンで特殊召喚されたモンスターを破壊する除去効果を手に入れます。
サリエルを召喚できればセレンの呪眼をサーチして装備させる事が可能ですし
下級モンスターが強烈な耐性とフリーチェーンの除去を持つというのは強烈で
セレンの呪眼を装備したサリエルが場にいるだけで相手としては相当なプレッシャーとなります。
除去効果を発動すると次のスタンバイフェイズに自分のカードを破壊しないといけませんが
この破壊にチェーンして惨禍の呪眼や妬絶の呪眼を発動する事で
ディスアドバンテージを軽減する事が可能です。
静冠の呪眼の破壊されて発動する効果を持つので破壊対象として効果的です。
また呪眼の死徒 メドゥサにセレンの呪眼を装備した場合も、
毎ターンフリーチェーンで相手の墓地のカードを除外できるので
墓地に強く依存するデッキが相手であればこれまた大きな活躍が期待できます。
エースカードであるLINK-3、呪眼の王 ザラキエルは
攻撃力2600以上の呪眼を素材にする事で2回攻撃が可能となります。
これはサリエルにセレンの呪眼を装備し、
攻撃力強化の効果を2回発動すれば達成できる条件です。
サリエル自身がフリーチェーンでの効果を持っているので
条件を満たすのは難しくないでしょう。
このカードにもセレンの呪眼を装備すれば攻撃力がどんどん上昇していくので
場に維持ができれば出来るほど強力なアタッカーとなってくれます。
サリエル同様にセレンの呪眼装備でフリーチェーンの除去が可能になりますし
デメリットも軽減されているので
狙えるのであれば積極的にリンク召喚を狙っていくといいでしょう。
その場合は改めてセレン呪眼を確保できるようにしておきましょう。
所でこのモンスター、召喚条件が「呪眼モンスター2体以上」なんですよね。
もしかしたら今後LINK-2でメドゥサの進化形態も出てくるかもしれません。
1つの装備魔法を軸としていく中二全開のテーマ、【呪眼】。
その呪われた力でデュエルを支配していきましょう。
以下は個人的に相性がいいと思われるカードを挙げていきます。
※カード名をクリックでwikiを表示します
ジュラゲド
バトルフェイズ中に手札から特殊召喚しつつ
ライフを1000回復できるモンスターです。
呪眼はとにかくライフの消耗が激しいテーマなので
このカードのようにライフを回復できる手段は重要です。
またこのカードでサリエルの攻撃力を1000上げる事で
セレンの呪眼を装備せずとも呪眼の王 ザラキエルの効果の条件である
「攻撃力2600以上を素材にする」という条件を満たす事が可能です。
虚空海竜リヴァイエール
除外されているレベル4以下のモンスターを特殊召喚できるランク3エクシーズです。
呪眼の眷属 カトブレパスは墓地から自己蘇生できる効果を持ちますが
この効果を使った状態でフィールドから離れると除外されてしまいます。
ランク3エクシーズの素材に使えば除外を防ぐ事が出来るので
何かしらのランク3をエクストラデッキに入れておくといざという時重宝します。
呪眼は結構除外を多用していくので
リヴァイエールがあれば除外したモンスターの特殊召喚を狙っていく事が可能です。
墓地肥やしに優れた彼岸の旅人ダンテあたりも採用候補になるでしょう。
コメント
展開牽制兼ライフ回復手段に儚無みずきも有りかも知れない。
女の子が頑張るテーマも好きだけどこういう中2テーマも好物です(`・ω・´)
儚無みずき全然ありですね
こういうライフ消費激しいテーマにこそ必要なカードでしょう
メドゥサリンクの攻撃力(と強化条件)はザラキエルと同じセレン2回発動水準の2400以上になるかな?
でもそれだとLINK2としては太すぎるからLINK2にするなら1回水準の1900になるか。
セレンが強制効果だから、調子に乗ってるとLP500以下になっちゃって「もはや呪眼には頼ってられん!」な状況になりそう。
ライフコストは500だと侮っていると本当に景気よくガンガン減っていきます
ジュラゲドではザラキエルのリンク召喚に使えないのでは(´・ω・`)?
ああいえ、リリース効果でセレンの呪眼に頼らずにサリエルの攻撃力を2600にするという意味で言いました