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遊戯王OCGテーマ考察:魔界劇団 ”デステニー・ソルジャーズ”

8月6日にブースターSP-デステニー・ソルジャーズ-が発売されます。

エド・フェニックスの新規デステニー・ヒーローが収録されるこのパックですが

このパックについに沢渡シンゴの使う魔界劇団が収録される事になりました!

これまでもアークファイブの主要キャラとしてはセレナのムーンライトや

ユートの幻影騎士団などはテーマとしてOCG化されるまでに時間がありましたが

それよりもさらに長い期間を得てついに魔界劇団のOCG化です。

ええ!ずっと待ってましたとも!

これでランサーズでOCG化されていないのは零羅のCCCのみとなりました。

今回はその魔界劇団の紹介をしたいと思います。

 

 

 

魔界劇団-エキストラ
ペンデュラム・効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 100/守 100
【Pスケール:青3/赤3】
「魔界劇団-エキストラ」のP効果は1ターンに1度しか発動できない。
①:相手フィールドにモンスターが存在する場合に発動できる。
Pゾーンのこのカードを特殊召喚する。
【モンスター効果】
「魔界劇団-エキストラ」のモンスター効果は1ターンに1度しか発動できない。
①:このカードをリリースして発動できる。
デッキから「魔界劇団」Pモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。
この効果の発動後、ターン終了時まで
自分は「魔界劇団」モンスターしか特殊召喚できず、
「魔界劇団-エキストラ」のP効果を発動できない。

 

 

魔界劇団-ファンキー・コメディアン
ペンデュラム・効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
【Pスケール:青8/赤8】
1ターンに1度、自分フィールドの「魔界劇団」モンスター1体をリリースし、
自分フィールドの「魔界劇団」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、
リリースしたモンスターの元々の攻撃力分アップする。
【モンスター効果】
「魔界劇団-ファンキー・コメディアン」の②のモンスター効果は
1ターンに1度しか使用できず、
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、
自分フィールドの「魔界劇団」モンスターの数×300アップする。
②:このカード以外の自分フィールドの
「魔界劇団」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、
このカードの攻撃力分アップする。

 

 

魔界劇団-ダンディ・バイプレイヤー
ペンデュラム・効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 700/守 700
【Pスケール:青8/赤8】
①:自分がP召喚に成功した時に発動できる。
自分のエクストラデッキから表側表示のレベル1またはレベル8の
「魔界劇団」Pモンスター1体を手札に加える。
【モンスター効果】
「魔界劇団-ダンディ・バイプレイヤー」のモンスター効果は
1ターンに1度しか使用できない。
①:自分のPゾーンに「魔界劇団」カードが2枚存在する場合、
このカードをリリースして発動できる。
手札及び自分のエクストラデッキの表側表示のモンスターの中から、
レベル1またはレベル8の「魔界劇団」Pモンスター1体を特殊召喚する。

 

 

魔界劇団-プリティ・ヒロイン
ペンデュラム・効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1500/守1000
【Pスケール:青2/赤2】
①:1ターンに1度、相手モンスターの攻撃で
自分が戦闘ダメージを受けた時、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●その相手モンスターの攻撃力は、受けたダメージの数値分ダウンする。
●自分のエクストラデッキから、受けたダメージの数値以下の攻撃力を持つ
表側表示の「魔界劇団」Pモンスター1体を手札に加える。
【モンスター効果】
①:1ターンに1度、自分または相手が戦闘ダメージを受けた時、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は、その戦闘ダメージの数値分ダウンする。
②:モンスターゾーンのこのカードが
戦闘または相手の効果で破壊された時に発動できる。
デッキから「魔界台本」魔法カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。

 

 

魔界劇団-ビッグ・スター
ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2500/守1800
【Pスケール:青3/赤3】
①:1ターンに1度、自分フィールドの「魔界劇団」モンスター1体をリリースし、
自分の墓地の「魔界台本」魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
【モンスター効果】
①:このカードの召喚・特殊召喚成功時には、
相手は魔法・罠カードの効果を発動できない。
②:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「魔界台本」魔法カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードはエンドフェイズに墓地へ送られる。

 

 

魔界劇団-デビル・ヒール
ペンデュラム・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻3000/守2000
【Pスケール:青1/赤1】
1ターンに1度、自分フィールドの「魔界劇団」モンスター1体をリリースし、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、
リリースしたモンスターの元々の攻撃力分ダウンする。
【モンスター効果】
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、
自分フィールドの「魔界劇団」モンスターの数×1000ダウンする。
②:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、
自分の墓地の「魔界台本」魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。

 

 

魔界台本「オープニング・セレモニー」
通常魔法
「魔界台本「オープニング・セレモニー」」の①②の効果は
それぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分は自分フィールドの「魔界劇団」モンスターの数×500LP回復する。
②:自分のエクストラデッキに表側表示の「魔界劇団」Pモンスターが存在し、
セットされたこのカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分は手札が5枚になるようにデッキからドローする。

 

 

魔界台本「ファンタジー・マジック」
通常魔法
①:自分フィールドの「魔界劇団」モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターとの戦闘で破壊されなかったモンスターは、
ダメージステップ終了時に持ち主の手札に戻る。
②:自分のエクストラデッキに表側表示の「魔界劇団」Pモンスターが存在し、
セットされたこのカードが相手の効果によって破壊された場合、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキの一番上に戻す。

 

 

魔界台本「魔王の降臨」
通常魔法
①:自分フィールドの表側表示の「魔界劇団」モンスターの種類の数まで、
フィールドの表側表示のカードを対象として発動できる。そのカードを破壊する。
自分フィールドにレベル7以上の「魔界劇団」モンスターが存在する場合、
このカードの発動に対して相手は効果を発動できない。
②:自分のエクストラデッキに表側表示の「魔界劇団」Pモンスターが存在し、
セットされたこのカードが相手の効果によって破壊された場合に発動できる。
デッキから「魔界劇団」モンスターまたは
「魔界台本」魔法カードを合計2枚まで手札に加える。(同名カードは1枚まで。)

 

 

 

 

現在判明しているカードから推測するとテーマの特徴は以下のような感じです。

・全員片眼のモンスターが劇団となって役者を演じるテーマである

・闇属性、悪魔族のテーマであり全てのモンスターがペンデュラムモンスターである

・モンスターをリリースする事で発動する効果が多い

・専用の魔法カードをサーチ、セットする効果と攻守を増減させる効果に優れる

・専用サポートとなる魔界台本にはどれも強力な地雷効果がある

 

 

遊矢のエンタメイトがサーカスの団員を意識しているのに対抗してか

沢渡の魔界劇団は劇団の役者を意識したものとなっています。

動物や人間をモチーフとしたものが多いエンタメイトに対し、

明らかに人外の魔物といった感じの見た目が多いのも1つの対比と言えます。

また全てのモンスターが片眼である(コメディアンやヒールは目の位置に顔があるけど)

事も1つの特徴で本来もう片方の目がある部分には魔界劇団のシンボルと思われる

共通のマークが描かれている事が多いです。

なおこれらのカードのうちダンディ・バイプレイヤーはアニメ未登場のカードであり

Vジャンプ9月号の応募者全員サービスである

20th ライバル・コレクションに収録されるカードとなっています。

 

 

エキストラ:群衆

コメディアン:喜劇役者

バイプレイヤー:脇役

ルーキー、ホープ:新人

ヒロイン:主役格女性

スター:花形役者

ヒール:悪役

といった感じにモンスターに劇での役割や役者としての格が名前に冠されています。

個人的に面白いと思うのはテーマの主役とも言えるビッグ・スターより

悪役であるデビル・ヒールの方がレベルも攻撃力も高い点です。

この部分には「悪とは強大な存在であるべき」という沢渡なりの美学を感じさせます。

相手を弱体化させるその効果も実に悪役らしい感じで面白いです。

まだアニメにおいてデビル・ヒールがモンスターとして使われた事はありませんが

いつかデビル・ヒールを前面に押し出した「悪のエンタメ」も見たい所です。

 

 

全てのモンスターが闇属性悪魔族で統一されており、

また現状判明しているモンスターは全てペンデュラムとなっています。

全てのモンスターがペンデュラムというのは現在アニメに登場するテーマの中でも

魔界劇団のみの特徴であり融合やシンクロ、エクシーズのカードも使用していません。

ある意味ではアニメで最も純粋にペンデュラム召喚を活用するテーマと言えます。

それ故に沢渡はペンデュラム召喚したモンスターを各種魔法カードで強化したり

メタカードを用いて相手の行動を妨害するなどして戦っていました。

OCGでもプリティ・ヒロインやファンキー・コメディアン等が攻撃力に関する効果を持ち

これらの効果を活用する事で戦闘面で優位に立てるテーマとなっています。

 

 

ファンキー・コメディアンとダンディ・バイプレイヤーはデメリット無しのスケール8であり

これらを含めたペンデュラムスケールをセッティンッグして

主役となるレベル7のビッグ・スターを含めたペンデュラム召喚を狙っていくのが

魔界劇団を動かす上で第一の目標となってくるでしょう。

魔界劇団にはモンスターをリリースして発動する効果が多く、

ペンデュラム召喚でリリース要因を確保していく事になるでしょう。

リリースしたモンスターの分だけ魔界劇団1体の攻撃力に上乗せできるコメディアンや

逆にリリースしたモンスターの分だけ相手の攻撃力を下げられるデビル・ヒール等

攻撃力に関してはかなり高い数値の増減が可能なカードが多いです。

そうして相手のモンスターを弱体化したり自分のモンスターを強化したりしつつ

ビッグ・スターを始めとするアタッカーで戦闘していく事が

このテーマの基本的なコンセプトとなってくるでしょう。

ビッグ・スターは毎ターン魔界台本をセットできる効果を持っており、

そういう意味でもこのデッキの花形的存在だと言えます。

 

 

レベル8のデビル・ヒールはビッグ・スターを超える大型モンスターです。

攻撃力は3000に到達する上に相手の攻撃力を下げる効果を持ち、

このカード単体でも強力な戦闘力を誇るカードですがレベル8である故に

ペンデュラム召喚を狙う事が難しい欠点を持っています。

しかしバイプレイヤーをリリースする事で特殊召喚が可能である為、

バイプレイヤーを場に出す事を意識できれば

デビル・ヒールを主軸とする戦い方もできるでしょう。

上手く行けばビッグ・スターとデビル・ヒールを同時に活躍させる

正義と悪が夢の共闘を果たすエンタメを狙う事も可能です。

 

 

このテーマの特徴は何といっても魔界台本の存在です。

いずれもエクストラデッキに魔界劇団ペンデュラムが存在する時に

セットされた状態で相手に破壊される事で発動する効果を持っており

相手のカードをデッキバウンスしたり、デッキからカードを2枚サーチしたり、

果ては5枚になるまでドローが可能といった強烈極まりない効果を持っています。

エクストラデッキにあらかじめ魔界劇団を仕込んでいなければいけない為、

不意打ち気味に効果を発動するのは難しいですが、

相手が魔界劇団だと気付いたら迂闊にセットされた魔法罠を破壊できなくなるでしょう。

マッチ戦であれば相手はきっとハーピィの羽箒をそっとサイドに仕舞います。

普段は除去されやすい波紋のバリア -ウェーブ・フォース-などの攻撃反応罠などであっても

魔界劇団であれば通しやすくなります。

また地雷としての性能以外でも魔界台本「魔王の降臨」は

レベル7以上の魔界劇団がいる時に発動できれば

フリーチェーン不可の複数除去という強力な性能を発揮します。

ビッグ・スターやデビル・ヒールの効果で場にセットもしやすい為、

魔界劇団にとっての主力カードとして活躍してくれるでしょう。

 

 

また個人的に結構注目しているカードが魔界劇団エキストラです。

エキストラのモンスター効果で任意の魔界劇団をペンデュラムゾーンに置ける為、

エキストラと他1枚の魔界劇団があればペンデュラム召喚の準備が整います。

ワン・フォー・ワンなどエキストラを場に出す手段を多く用意できれば

それだけペンデュラム召喚の安定性を高める事ができるでしょう。

また単純にレベル1のモンスターとしてみても面白く

実質的に相手の場にモンスターが存在しているという非常に緩い条件で

手札から特殊召喚が可能なモンスターとなっています。

これはレベル1モンスターの中ではジェスター・コンフィに次ぐ緩さであり

魔界劇団だけでなくレベル1主体のデッキに採用するのも面白いです。

 

 

現在判明している魔界劇団用の魔法罠カードは魔界台本3種類のみですが

アニメにはこの他にも魔界大道具や魔界舞台といった永続魔法、

装備魔法の魔界衣装といった数多くの魔法罠を巧みに駆使して戦っていました。

今後様々な魔界劇団用の魔法罠の登場に期待したい所です。

いつか好敵手(ライバル)や古参(ベテラン)、チャイルドアクター(子役)や

黒幕(フィクサー)といったモンスターも今後登場してくるかもしれませんね。

もしかしたらストーリーテラーやデウス・エクス・マキナも出てくるかもしれません。

 

当ブログは沢渡×セレナを応援しています。

 

 

以下は個人的に相性がいいと思われるカードを挙げていきます。
※カード名をクリックでwikiを表示します

 

スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン

魔界劇団のモンスターは全て闇属性ペンデュラムである為、

ペンデュラム召喚の土台が整えば繰り返し融合素材にする事が可能です。

通常の融合魔法を使うのもいいですし

EMトランプ・ガールの効果で融合してしまうのもいいでしょう。

デビル・ヒールをペンデュラムスケールにセットすれば

トランプガールも繰り返しペンデュラム召喚する事が可能です。

 

アーティファクト-デュランダル

相手のモンスター効果や魔法罠の効果をフィールドの魔法罠を

破壊する効果に書き換えてしまうランク5エクシーズモンスターです。

強烈な地雷効果を持つ魔界台本をより発動しやすくなりますが

魔界劇団にはレベル5のモンスターが存在しない為、

エクシーズ召喚を狙うには別のカードを用意する必要があります。

幸い魔界劇団は制約なしで広範囲のスケールを確保しやすい為、

EMプラスタートルあたりでも採用しておけば出しやすくなるでしょう。

 

王宮の鉄壁

魔界劇団は破壊された時に効果を発揮するカードが多く存在しますが

その分除外など破壊以外の除去には無力な点も多いです。

強力な地雷効果を持つ魔界台本もコズミック・サイクロンには無力です。

除外を封じる王宮の鉄壁があればそういったカードに対処可能になります。

最近では墓地で除外して効果を発動するカードが多い中、

魔界劇団には珍しくそういったカードが現状存在しない為、

単純なロックカードとしても相性がよいです。

 

 

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