2015年もいよいよ終わりを迎えます。
今年1年この考察好きニコ厨のMUGEN次元に付き合っていただき感謝です。
おかげさまでブログ設立から毎日記事を更新する事が出来ました。
今年最後の記事はアークファイブにおいてもいまだに謎の多いデュエリスト、
デニス・マックフィールドに関する考察で締めくくりたいと思います。
私はランサーズが歴代遊戯王に登場するチームや集団の中でも一番好きといってもよく
その中でも特にデニスに関して強い思いいれがあったりします。
その為現在のEDにおけるランサーズ集合絵にデニスが欠けているのが寂しく感じてしまいます。
いつかまたデニスも含めたランサーズが全員集合する事を心待ちにしています。
それまで是非ランサーズに欠員が出ない事を祈りたい。
いやその・・・本当に退場しないでくださいね月影さん?
目次
やっぱり融合次元のデュエリスト?
実を言うとデニスに関しての考察は過去に1度記事にしています。
この時のデニスに関する考察は半年以上前の記事であり、
アニメの時期でいえば丁度デニスが融合次元のスパイだと発覚した頃、
まだランサーズ達がシンクロ次元にいく前に考察していたものです。
この時私はデニスのその底の知れなさから
「融合次元とはさらに別の勢力ではないか?」という予想をしていました。
しかしシンクロ次元においてデニスは実に様々な顔を見せてくれました。
そして黒咲にアカデミアである事を気付かれた後に敗北し、
現在では素良の手によってアカデミアに強制送還されています。
私はシンクロ次元編における彼に関する情報から今ではこの考えを改めています。
つまり「やはりデニスは融合次元の人間である」という結論です。
アカデミアのデュエル戦士は記憶を読み取られてしまう事が素良の口から語られており、
そして実際に帰還したデニスから柚子とセレナの情報を掴むシーンが存在します。
「報告」と作中では語られてますが記憶を読み取られる以上隠し事は出来ないでしょう。
この事からもデニスはアカデミアに逆らえない立場の人間だというのが濃厚であり
それであるならば他の勢力であるとは少し考えにくいです。
瑠璃との関係について
作中でも語られている通り、デニスはハートランドで大道芸をしている所で
黒咲瑠璃に遭遇、そのまま瑠璃を攫うための手引きをしています。
黒咲隼やユートがデニスに対して怒りをむき出しにするのは至極もっともですが
なんとなく瑠璃自身は結構デニスと親しくなっていたんじゃないかと思います。
というのもデニス、隼がプロデュエリストを目指している事を知っていました。
デニスと隼は面識が無い為、デニスが隼の事を知っているとすれば
それは瑠璃から兄についての話を聞かされたという可能性が高いでしょう。
少なくとも自分の家族の話をするぐらいには親しかった事が推測できます。
でなければ瑠璃は誰彼かまわず兄について語る相当なブラコンになります。
え?そっちの方がいい?ちょっと隼さん黙っててもらえませんか?(
一方でデニスの方も瑠璃の事を少なからず想っている事が推測できます。
ユーリを瑠璃の元へ案内する際デニスはこのような発言をしています。
「彼女と知り合いの僕が直接手を下すわけにもいかないからね」
・・・何故でしょうか?というか逆ではないでしょうか?
誘拐するという目的ならば知り合いの方が警戒されにくく成功しやすいはずです。
正直この発言は自分が直接手を出したくない為の方便に聞こえます。
恐らくですがデニスは瑠璃に裏切り者だと気付かれたくなかったのでしょう。
それは瑠璃の信頼を裏切りたくなかったのかもしれないですし、
デニス自身もまた瑠璃に嫌われるのが嫌だったからではないかと考えています
瑠璃を見つけた時点でハンティングゲームの合図を送らなければいけなかったと
デニスは言っていますのでハートランド崩壊前に会う時間は少なかったと思います。
恐らくはアカデミア襲撃後、レジスタンス活動をしている間にも
何度か2人は会っていたのではないかと私は考えます。
そして前述のように黒咲隼とついでに言えばユートもデニスと面識がありません。
この事から推測すると瑠璃は兄やユートに気付かれないように
こっそりデニスに会っていたのかもしれません。
まだ作中で瑠璃は台詞を発しておらず、その人となりはまだ不明ですが
そうだとしたらちょっぴりイケナイ子という事になりますね。
黒咲戦におけるデニスについて
デニスに関して特に多くの事が判明したのは
やはりフレンドシップカップにおける黒咲隼とのデュエルでしょう。
デニスの事を怪しんでいた黒咲はレイド・ラプターズ・ターゲット・フラッグによって
デニスの手札にある融合を公開させる事でデニスの正体を暴きました。
そしてトラピーズ・マジシャンを倒され、アカデミアであると見抜かれたデニスは
アカデミアのデュエル戦士としての本性を表して黒咲とのデュエルに挑みます。
それは以前アカデミアとしての本性を表した素良とはまた違った顔でした。
確かにアカデミアとしてのデニスこそが彼の本性だったのかもしれません。
しかし素良の時とは決定的に違う何かをデニスに感じました。
だって少しも楽しそうに見えなかったから
確かに彼は本性を表した後も笑顔を浮かべていますし黒咲を煽ってもいます。
それこそ妹の黒咲瑠璃の名まで出して煽りまくっています。
その行動はまさに「悪」のそれといっていいでしょう。
しかしそれでもなんというか、全然楽しそうに見えなかったんですよね。
こちらが同じ黒咲戦の本性を表す前のエンタメデュエリストとしてのデニスです。
もう本当に心の底からデュエルを楽しんでいるようなそんな笑顔です。
この笑顔に比べたら本性を表した後の笑顔は作り笑いにしか見えません。
実際にデニスは敗北した後、素直に黒咲の勝利を称えていました。
これも敗北を認めようとしなかった素良との対比として印象的なシーンです。
この事からも彼は黒咲の事を見下しているわけでも敵視しているわけでもない事が推測できます。
では何故あんなにも黒咲を煽るような行動をしていたのか?
・・・個人的には黒咲の怒りを受け止める覚悟があったんじゃないかと思います。
勿論手を抜いていたわけではないでしょうが黒咲に倒される事を本望としていたのかもしれません。
恐らくはカード化される事も覚悟していたと思われます。
アカデミアとして、悪として、瑠璃を攫った仇として。
それで彼の罪が許されるわけではないでしょうが
それでもデニスなりのけじめだったのかもしれません。
彼はデッキに融合を入れたままにしていました。
本当に正体を隠し通す意思があるのならデッキから抜いたほうが好都合でしょう。
それでもデッキに入れていたのは心のどこかに
正体を明かす意思があったのではないかと思っています。
融合を引いた時の「僕に何をさせたいんだい?」という台詞からも
なんとなくデッキに自分の運命を委ねていた事を感じさせます。
まだまだ謎の多いデニス・マックフィールドというキャラクター。
きっと今後もまだまだ活躍してくれる事でしょう。
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