今回紹介するのは4月22日発売の
DUELIST NEXUS(デュエリスト・ネクサス)よりこのカードです。
目次
カード説明
効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2500/守2100
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドのカードが効果で破壊された場合、
フィールドに「ヴィサス=スタフロスト」が存在していれば発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、自分のデッキ・墓地から「新世壊」1枚を手札に加える事ができる。
②:このカード以外の自分のモンスターが効果で破壊された場合、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、その元々の攻撃力分このカードの攻撃力をターン終了時までアップする。
闇属性戦士族のレベル8モンスターです。
背中にネオグランゾンみたなパーツをつけた不敵に笑う黒髪の男です。
右手に独特な形状の三又槍を持ち全身から禍々しいオーラが放たれています。
「ヴェーダ」とはヒンドゥー教やバラモン教の聖典の事です。
「カーランタ」は恐らくヒンドゥー教における破壊神シヴァの別名である「マハーカーラ」+
サンスクリット語で「終わり」を意味する「アンタ」からだと思われます。
ヴィサス=スタフロストがヒンドゥー教におけるヴィシュヌがモチーフだと考えると
シヴァ神モチーフのこのモンスターはヴィサス=スタフロストの対になるような存在なのかもしれません。
効果が新世壊をサポートするするものである事を考えると
ヴィサス=スタフロストが世界を作り替える前の新世壊を作った張本人なのかもしれません。
場のカードが破壊されれば特殊召喚しつつ新世壊を手札に
①:フィールドのカードが効果で破壊された場合、
フィールドに「ヴィサス=スタフロスト」が存在していれば発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、自分のデッキ・墓地から「新世壊」1枚を手札に加える事ができる。
①の効果は1ターンに1度、場にヴィサス=スタフロストが存在している状態で
場のカードが破壊された場合に自身を手札から特殊召喚しつつ
デッキや墓地から新世壊を手札に加える事ができるというものです。
自己展開とサーチを同時に兼ねた優秀な効果であり
【マナドゥム】であれば発動条件を満たすのも自然と行えるでしょう。
②:このカード以外の自分のモンスターが効果で破壊された場合、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、その元々の攻撃力分このカードの攻撃力をターン終了時までアップする。
②の効果は1ターンに1度、自身以外の自分のモンスターが効果破壊された場合に
相手のモンスター1体を破壊してその元々の攻撃力分だけ
自分の攻撃力を1ターンの間破壊するというものです。
こちらも【マナドゥム】等自分のカードを積極的に破壊するテーマであれば
自然と条件を満たしていく事が可能です。
自分のモンスターを破壊する事がそのまま除去となり
さらにその攻撃力が上乗せされるのでその後の戦闘でも有利に働きやすいです。
相手ターンにフリーチェーンで自分のカードを破壊できる効果と組み合わせた場合、
攻撃力の上昇は活かしづらいですが実質的なフリーチェーン除去として機能するのでこちらも効果的です。
全体的に【マナドゥム】向けの性能をしていますが
自分のカードを積極的に破壊し、かつヴィサス=スタフロストを採用しているデッキであれば
このカードの採用も十分可能です。
ただやはりこのカードを活かすのであれば同時に新世壊を活かせる形にしたい所です。
新世壊自体が自分のカードを破壊する効果なのでこのカードを採用するデッキとは組み込みやすく
そこにグローアップ・バルブや幻獣機オライオンなど
使い勝手のいい低レベルのモンスターを採用しておくのがいいでしょう。
ある意味では新世壊の救済としての側面もあるカードですね。
インド神話の3神にはヴィシュヌとシヴァの他にブラフマーが存在していますが
もしかしたらブラフマーモチーフのカードも今後出てくるかもしれません。
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