今回紹介するのはストラクチャーデッキ-蟲惑魔の森-よりこのカードです。
目次
カード説明
効果モンスター
星4/地属性/植物族/攻 900/守1900
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「蟲惑の園」1枚を手札に加える。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
次のスタンバイフェイズに、相手は除外されている自身のモンスター1体を選んで特殊召喚できる。
③:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
【蟲惑魔】の新規となる地属性植物族のレベル4モンスターです。
無表情に何かを見つめる黄緑と橙が混ざったような髪色の蟲惑魔です。
女の子部分が「本体」の中に入るような形となっておりまさに獲物を待ち構えている感じですね。
なお迂闊にも中に入るとこうなります。邪悪ですね。
モチーフは「ネペンテス・プティカ」だと思われます。
2022年、まさに今年にインドネシアで発見されたウツボカズラの仲間であり
土の中に捕虫器を持ち地中で生息する虫を捕食するという
食虫植物の中でも実に珍しい生態を持っています。
同じくウツボカズラをモチーフとするカズーラの蟲惑魔とは髪飾りなど共通点も多くみられます。
召喚すれば蟲惑の園サーチ、特殊召喚すれば相手モンスターを除外
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「蟲惑の園」1枚を手札に加える。
フィールド魔法
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分は通常召喚に加えて1度だけ、
自分メインフェイズに「蟲惑魔」モンスター1体を召喚できる。
②:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分の昆虫族・植物族モンスターは、それぞれ1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
③:自分フィールドのモンスター1体を除外して発動できる。
自分の手札・墓地から「蟲惑魔」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
次のスタンバイフェイズに、相手は除外されている自身のモンスター1体を選んで特殊召喚できる。
②の効果は1ターンに1度、特殊召喚した場合に
相手の特殊召喚されたモンスター1体を除外しつつ
次のスタンバイフェイズに相手は除外されているモンスターを特殊召喚できるというものです。
一時しのぎとはなりますが相手ターンに特殊召喚して発動する事が出来れば
素材となるモンスターを除外するなど妨害手段として機能させられます。
エクシーズモンスターからオーバーレイユニットを取り除く目的にも使えるでしょう。
一時的に相手モンスターを除外する動きと似ていますが
除外したモンスターと特殊召喚するモンスターは別でいいので
除外されている別の強力なモンスターを特殊召喚されてしまう危険性もあります。
その一方で特殊召喚する処理を挟むので
特殊召喚をトリガーとする各種落とし穴の発動タイミングを生み出す事ができます。
また特殊召喚方法が限定されているモンスターを除外できれば
除外したまま帰ってこさせない事も可能です。
「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
③の効果はモンスターゾーンに存在している間、
ホール通常罠と落とし穴通常罠の効果を受けないという限定的な耐性です。
メインデッキの蟲惑魔としてはお馴染みの効果ですね。
兎にも角にも①の効果が【蟲惑魔】にとってありがたく
サーチできる蟲惑の園と合わせて何かと不足しがちだった展開力を補ってくれる存在です。
②の効果も前述のように妨害として使えるだけでなくアロメルスの蟲惑魔との相性もよく
除外したモンスターをそのままあちらの効果で特殊召喚に繋げる事ができ
もし相手の除外ゾーンに他のモンスターがいなければ実質的に完全な除去が成立します。
ティオの蟲惑魔あたりでこのカードを蘇生して
そのままアルメロスの蟲惑魔のエクシーズ召喚に繋げるのがスムーズでしょう。
ただ蟲惑魔で積極的に活用する各種落とし穴には奈落の落とし穴など
除外するカードもいくつかあるので実際にその状況を作り出すには意識しておく必要があるでしょう。
もうそろそろ蟲惑魔は「展開力が低いのが弱点」とか言えなくなりますね。
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