今回紹介するのはPOWER OF THE ELEMENTS(パワー・オブ・ジ・エレメンツ)よりこのカードです。
目次
カード説明
特殊召喚・効果モンスター
星1/炎属性/天使族/攻1500/守1500
このカードは通常召喚できない。
このターンに相手のモンスターゾーンで効果を発動した
自分・相手フィールドの表側表示モンスターを全てリリースした場合のみ特殊召喚できる。
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの攻撃力は、
このカードを特殊召喚するためにリリースしたモンスターの数×1500アップする。
②:自分エンドフェイズに、相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
炎属性天使族のレベル1特殊召喚モンスターです。
青白い炎が各所で燃え上がる銀髪の巫女です。
その頭上には真っ赤に燃え上がる龍が鎮座しています。
倶利伽羅(くりから)とは古代インド叙事詩「マハーバーラタ」に登場する八大竜王の1体で
不動明王の激しさ、力強さ、荒々しさを表すと言われています。
主に剣に巻き付いた龍の姿として描かれており
「観光地のお土産でよく見かける剣にドラゴンが巻き付いたキーホルダー」
のそれを思い浮かべれば概ねあっていると思われます。
このカードのイラストでもよく見ると観光地のお土産でよく見かけるキーホルダーのように
龍が剣に巻き付いているような状態となっているのが確認できます。
自分ターンに効果を発動した相手モンスターをリリースして特殊召喚
このターンに相手のモンスターゾーンで効果を発動した
自分・相手フィールドの表側表示モンスターを全てリリースした場合のみ特殊召喚できる。
特殊召喚モンスターであり
ターン中に相手のモンスターゾーンで効果を発動したモンスターを
全てリリースする事で特殊召喚が可能です。
「こちらのターンにフィールドで効果を発動した相手モンスターをリリースできる」
という認識で概ねいいでしょう。
溶岩魔神ラヴァ・ゴーレムや壊獣などと同じように
召喚条件で相手モンスターを強制的にリリースして特殊召喚可能であり
完全耐性持ちであっても問答無用でリリースが可能ですが
リリースできるのはターン中に効果を発動したモンスターのみとなります。
相手ターンに特殊召喚ができるわけでもないので
フリーチェーンで発動出来る効果持ちや無効効果持ちが効果を発動した後に
それらをリリースして特殊召喚するのが基本となるでしょう。
昨今は相手ターンに発動できる効果持ちは溢れかえっている為に特殊召喚自体は狙いやすい方ですが
「一度効果を発動させないといけない」という点がネックであり
フリーチェーンの除去や無効効果などを1回は甘んじて受ける必要が出てくるでしょう。
その代わりに条件さえ満たせば一気に複数のモンスターをリリースしてしまう事もできます。
このカードを特殊召喚するためにリリースしたモンスターの数×1500アップする。
①の効果は特殊召喚の為にリリースしたモンスターの数×1500だけ
自身の攻撃力をアップさせる自己強化効果です。
元々の攻撃力が1500ある為に1体リリースであっても3000打点が確保可能です。
②:自分エンドフェイズに、相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
②の効果は自分エンドフェイズ時に1度、
相手の墓地を自分の場に特殊召喚する蘇生効果です。
発動タイミングの関係で蘇生したモンスターを各種素材にするのは難しいですが
上手くいけばリリースした相手モンスターをそのまま自分のものにする事ができます。
相手の制圧効果持ちがそのまま自分のものに
同じく相手モンスターをリリースしてしまえる怪獣などと比較した場合、
無条件でリリースできるあちらと違ってリリースできるのが
こちらのターンに効果を発動したモンスター、
大抵の場合はフリーチェーンの除去効果持ちだったり無効効果持ちだったりに限定されます。
それに加えて前述した通りに相手にそれらの効果を一度撃たせないといけないので
実際にリリースするには効果を発動させる為の囮を用意する必要があります。
その為に汎用性という意味では壊獣などと比べるとどうしても劣ってしまうでしょう。
その代わりに特殊召喚するのが自分の場なので
時々ある「送り付けた壊獣を処理できずに困る」という心配がありません。
それどころか1体リリースでも3000打点を確保してくれるので
そのままアタッカーとして活用していく事が可能です。
何よりも②の効果でリリースしたモンスターの蘇生を狙う事が可能であり
「相手が用意した制圧効果持ちを奪って今度は自分が相手を制圧する」
なんて芸当ができます。
フルール・ド・バロネスあたりの強力なカードを奪う事が出来れば万々歳でしょう。
総じて対制圧効果持ちに特化した壊獣の親戚といった感じですね。
基本的に壊獣でリリースしたいカードというのはこれらのカードですし
そういう意味ではより現代の環境に即したカードと言えます。
少なくともサイドデッキに用意する価値は充分です。
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