今回紹介するのはWORLD PREMIERE PACK 2021よりこのカードです。
目次
カード説明
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:相手の墓地のカードを5枚まで対象とし、
その数だけ、除外されている相手のカードを対象として発動できる。
対象の墓地のカードを除外し、対象の除外されているカードを墓地に戻す。
汎用の通常罠です。
カクリヨノチザクラが威圧感漂う様子で大鎌を構えて
4つのシャレコウベが紫色のオーラを発しながら漂っています。
いかにも彼女の戦闘モードといった感じですね。
カード名は死後の世界や変わらない世界を意味する「常世」と
世間の常識から離れた言動や事柄を意味する「浮世離れ」をかけているものと思われます。
墓地と除外ゾーンという2つの「常世」を離れさせるわけですね。
遊戯王的にはこの2つ全然常世じゃありませんが。
英語名は「Terrors of the Underroot(テラーズ・オブ・ザ・アンダールート)」。
訳すなら「根の下に眠る恐怖」といった感じでしょうか。
元々カクリヨノチザクラは桜の木の下には死体があるという逸話をモチーフとしたカードであり
その死体を呼び起こしてるのかもしれませんね。
墓地と除外ゾーンのカードを入れ替え
①:相手の墓地のカードを5枚まで対象とし、
その数だけ、除外されている相手のカードを対象として発動できる。
対象の墓地のカードを除外し、対象の除外されているカードを墓地に戻す。
その効果は1ターンに1度、相手の墓地のカードと除外ゾーンのカードを同じ数、
それぞれ最大5枚まで選択し、選択した墓地のカードは除外ゾーンへ、
除外ゾーンのカードは墓地へ移動させるというものです。
要するに5枚まで相手の除外ゾーンと墓地のカードを入れ替えられるというものですね。
罠カード故にフリーチェーンで発動できるのが特徴で
蘇生効果など墓地に干渉する効果は除外ゾーンに移動させる事で、
竜嵐還帰など除外ゾーンに干渉する効果は墓地へ移動させる事でそれぞれ妨害する事が可能です。
墓地メタであればD.D.クロウなどが、除外メタであれば異次元からの埋葬などがそれぞれありますが
「1枚で墓地メタも除外メタも両方こなせる」というのがこのカードの利点となります。
例えば除外する事を主戦術とするデッキは墓地メタが有効に機能しない場面も多いですが
そういったデッキに対しては除外メタとして活用していく事が可能なので
相手が墓地利用、除外利用どちらをメインとする場合であっても腐りにくく活用する事ができます。
除外メタは除外メタで普通のデッキ相手には腐ってしまう事が多いですが
このカードであれば普通のデッキが相手でも腐る可能性が少ないです。
弱点としてはまず「相手の墓地と除外ゾーン両方にカードがないと発動できない」というのが挙げられます。
除外を全く活用しないというデッキは少ないものの、
相手が除外する系のカードを出せないという状況はままあるのでその場合に腐ってしまいます。
「墓地メタをする場合同じ数だけ除外ゾーンのカードも戻さないといけない」
とおいうのも中々厄介な弱点です。
よく見かける除外ゾーンに行くカードの多くは墓地から除外して発動できるカードであり
これらを墓地へ戻してしまう事は再利用を許してしまう事になってしまいます。
それでも墓地と除外ゾーンのカードを同時に、それも一気に5枚メタれるというのは強烈です。
特に除外メタとしては墓地に移動させる回数が非常に多く、
相手の除外アドバンテージを大きくダメージを与える事が可能です。
これでいて通常のデッキ相手にも腐りにくいという特性を有しているので
除外メタとしてみた場合非常に高水準なカードだと言えます。
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