《エコール・ド・ゾーン》：遊戯王ＯＣＧカード考察　散々でないだろうと言われてたあのカードがついに！

今回紹介するのはANIMATION CHRONICLE 2021よりこのカードです。

カード説明

wiki

汎用のフィールド魔法です。

５Ｄ’ｓにおいてシェリー・ルブランが十六夜アキ＆クロウ・ホーガン戦で使用したカードで

その効果モンスター効果をことごとく封じていました。

なおアニメでは幻影を見せる効果も存在しておりアキとクロウの同士討ちも誘っていました。

ちなみにこのカード、原作では

・破壊＆トークン精製効果に１ターンに１度の制限がない

・フィールド魔法が破壊されてもトークンの自壊デメリットがない

という強烈な効果でしたがさすがに弱体化されました

花園や砂漠などいくつもの場所が歪んで重なり合った空間の中央で

目が不気味に浮かび上がっています。

エコールとは「学校」や「派閥」と言った意味のフランス語です。

ゾーンはこの歪んだ空間自体を現す言葉でもあると同時に

シェリーがＺ－ＯＮＥ側についた事を現してもいるのでしょう。

ターンの最初に出したモンスターを破壊してトークン生成

①の効果はそのターンのプレイヤーが

モンスター１体のみを召喚、反転召喚、特殊召喚した場合にそのモンスターを破壊、

攻撃力と守備力が同じトークンを特殊召喚するというものです。

発動するのは１体のみが出た場合であり

例えばペンデュラム召喚などで複数同時に出した場合には発動しません。

またそのターンのプレイヤーが特殊召喚した場合のみの発動なので

戦線復帰などを用いて相手ターンに特殊召喚した場合などにも発動はしません。

それでも与える影響は強く、そのターンの動きはかなり制限されるでしょう。

②の効果はこのカードがフィールドから離れた場合に

フィールドの生成したトークンが全て破壊されてしまうというものです。

破壊された場合のデメリットとも言える効果ですが

相手のトークンに攻撃されそうになった時にわざと破壊して

そのトークンを破壊するといった芸当も可能です。

妨害も兼ねた自分のモンスターを破壊できるカードとして

アニメのカードの中でもかなり特殊かつ強い影響力を持つカードとして

ＯＣＧ実装は難しいと言われていたカードですが多少の弱体化はしたもののついに実装されました。

かなりややこしく自分への影響も強いカードですが逆に効果的に利用する事も可能です。

まず相性がいいのが破壊された場合に効果を発動できるカードで

ターンの最初に出すだけで破壊してくれる破壊トリガーとして機能します。

特にバオバブーンや破械モンスターであれば破壊された後に後続を特殊召喚するので

そのままトークンと合わせてリンク召喚に繋げる事も可能です。

地縛神 Ａｓｌｌａ ｐｉｓｃｕは破壊後にすぐさま相手モンスターを全滅させつつ

攻撃力２５００のトークンを場に残す事が可能です。

単純に攻撃力の高いデメリットアタッカーを破壊してしまうのもいいでしょう。

Ｓｉｎ・サイバー・エンド・ドラゴンなどは攻撃力４０００のトークンが残り

他のモンスターと一緒に攻撃が可能になります。

自分のモンスターを破壊できるカードというのはいくつか存在していますが

このカードの場合「相手の妨害としても使える」というのが大きなポイントです。

相手も似たように破壊する事がメリットになるカードを使ってこない限りは

相手の動きを制限しつつこちらは破壊効果を存分に生かすという事もできるでしょう

それに加えて利用したトークンも有効活用できればさらに利用価値は高まるでしょう。

生成されるトークンはレベル１なのでリンクリボーのリンク素材にできますし

闇属性なので魔界の警邏課デスポリスあたりの効果発動にも役立ちます。