遊戯王ＯＣＧカード考察：《星風狼（せいふうろう）ウォルフライエ》豪快な全体除去を持った汎用レベル９シンクロ！

今回紹介するのはDAWN OF MAJESTY（ドーン・オブ・マジェスティ）よりこのカードです。

カード説明

wiki

風属性獣族のレベル９シンクロモンスターです。

全身に白いオーラを纏った金属のような体を持つ翼の生えた狼です。

尻尾が竜のようになっておりドラゴンと狼の中間のような姿ですね。

カード名の由来は「恒星風」＋「ウォルフ・ライエ星」からだと思われます。

恒星風とは恒星表面から流れ出すガスの流れの事で太陽風もまたこの恒星風の１つです。

ウォルフ・ライエ星とはある程度大きな恒星の外層が恒星風によって吹き飛ばされて

高音の内部が露出した状態の青色巨星の事です。

シャルル・ウォルフとジョルジュ・ライエという

２名のフランス人によって発見された為にこの名前が付けられています。

攻撃力４０００以上でフリーチェーンデッキバウンス

シンクロ素材には特に指定はなく

合計レベルが９になるようにチューナーとチューナー以外を揃えればシンクロ召喚が可能です。

①の効果はフィールドに１体しか存在できない制約です。

もともとレベル９シンクロ故に並べるのは中々難しく、

仮に並べられる状況だとしてもの場合は

他のレベル９シンクロに繋げればいいのでそこまで気になる制約でもいいでしょう。

②の効果は攻撃力４０００未満の状態で他のモンスター効果が発動する度に

自身の攻撃力を３００アップさせる自己強化効果です。

元々の攻撃力が２５００打点であり、２回効果が発動できれば攻撃力が６００アップし

３０００打点を越える攻撃力を手にする事が可能です。

しかし何といっても一番の真価は③の効果へ繋げる事でしょう。

③の効果は１ターンに１度、自身の攻撃力が４０００以上の場合に

自身と相相手モンスターをデッキに戻すデッキバウンス効果です。

対象を取らない全体デッキバウンスという強烈な除去効果であり

大抵の耐性持ちモンスターは墓地肥やしも許さずに退場させる事が可能です。

しかもフリーチェーンで発動可能であり展開の妨害としても大いに機能してくれます。

②の効果だけで発動を狙うのであれば５回、他のモンスター効果の発動を狙う必要があります。

レベル９のシンクロ召喚をした後にさらに５回効果の発動を狙うのは中々に大変ですが

相手の効果でも②の効果で攻撃力は上がりますし、

相手もまったくモンスター効果を使わずに展開するのは相当に難儀すると思うので

３、４回程度自分で攻撃力を上昇させれば相手ターンでの妨害には十分機能するでしょう。

別に装備カードで直接攻撃力を上げてもいい

２体で出せる縛りのないレベル９汎用シンクロというのはそう数が多くありませんが

このカードはその中でも特に独特でオンリーワンな性能を持ったカードです。

③の効果を発動できるかどうかはこのカードをシンクロ召喚した後に

どれだけモンスターを展開できるかにもよるので

レベル９のシンクロを狙えるデッキの中でも特に展開力に優れたデッキで活用する事になるでしょう。

【電脳堺】あたりならば②の効果を５回発動して③の効果に繋げるのも十分狙えると思います。

ちなみに③の効果の発動条件である攻撃力４０００以上は②の効果だけで狙わなくともよく

例えば脆刃の剣あたりで攻撃力を上げればそれで発動条件を満たす事も可能です。

下手に５回も効果の発動を狙うよりはこちらの方が簡単かもしれませんね。

またレベル９では貴重な風属性シンクロの１体です。

【スピードロイド】あたりにレベル９のシンクロ枠として採用してみるのもいいでしょう。