今回紹介するのはデッキビルドパック エンシェント・ガーディアンズよりこのカードです。
目次
カード説明
効果モンスター
星4/光属性/爬虫類族/攻 0/守 0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
デッキから爬虫類族・闇属性モンスター1体を墓地へ送る。
②:自分フィールドに、モンスターが存在しない場合、
または「溟界」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
この効果で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに表側表示で存在する限り、
自分は爬虫類族モンスターしか特殊召喚できない。
【溟界】に属する光属性爬虫類族のレベル4モンスターです。
黒と金色を基調とするコブラのようなモンスターが蓮の上に乗っています。
頭部には翼を思わせるような豪華な飾り付けがされています。
ヌルとはドイツ語で「0」を現す言葉であり
コンピューター用語において「なにもない」を現す言葉でもあります。
またオグドアドの1柱「ヌン」もモチーフになっていると思われます。
ナウネトとセットで扱われる男性神でありあらゆる存在の起源だと言われています。
名前と合わせて無から生み出されるのを現しているのかもしれません。
デッキから闇属性爬虫類族を墓地へ
①:このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
デッキから爬虫類族・闇属性モンスター1体を墓地へ送る。
①の効果は1ターンに1度、自身を手札から墓地へ送る事で
デッキから闇属性爬虫類族1体を墓地へ送る墓地肥やし効果です。
闇属性爬虫類族用のおろかな埋葬とも呼べる効果で
溟界では溟界の滓-ナイア、溟界の漠-ゾーハ、溟界の昏闇-アレート、溟界妃-アミュネシアの
4体のモンスターが該当します。
いずれも墓地でから特殊召喚したり手札に戻ったりする効果を持っているので
それの布石として活用する事ができます。
②:自分フィールドに、モンスターが存在しない場合、
または「溟界」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
②の効果は1ターンに1度、自分の場にモンスターがいないか
溟界モンスターが存在している場合に自身を墓地から特殊召喚する自己蘇生効果です。
「溟界モンスターが存在する場合」なので何かしら溟界モンスターが場にいれば
他のモンスターがいても蘇生可能と非常に条件が緩いです。
①の効果で手札から墓地へ送る事ができるので事前準備も難しくないでしょう。
この効果で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに表側表示で存在する限り、
自分は爬虫類族モンスターしか特殊召喚できない。
制約として特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンにいると
爬虫類族しか特殊召喚できませんしフィールドから離れた場合に除外されてしまいます。
この手の除外デメリットはエクシーズ素材にする事で帳消しにできますが
爬虫類族エクシーズの素材にしか使えない点には注意しましょう。
他にレベル4のモンスターを用意できればキングレムリンのエクシーズ召喚に繋げられます。
なお何かしらの素材にしてフィールドからどかしてしまえば
爬虫類族以外のモンスターも特殊召喚可能となります。
他の爬虫類族デッキにも
蘇生した時に除去さえ打たれなければ毎ターンキングレムリンのエクシーズ素材にする事が可能であり
墓地肥やし効果も含めて【溟界】における核となるカードの1つです。
キングレムリンのエクシーズ召喚に繋げれば間接的に爬虫類族のサーチに繋がる事も含めて
とにかく最優先で手札や墓地に確保したいカードだと言えるでしょう。
①の効果は闇属性爬虫類族なら墓地へ送る事が出来るので
【レプティレス】あたりにも墓地肥やし用のカードとして採用が可能です。
そうでなくとも大抵の爬虫類族メインのデッキであればキングレムリンは活用すると思うので
繰り返し自己蘇生できるエクシーズ素材として様々なデッキで有効活用できるでしょう。
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