遊戯王ＯＣＧカード考察：《クロノダイバー・ダブルバレル》非常にいやらしい性能な新たなクロノダイバーエクシーズ！

本日１２月５日、SELECTION 10の発売です。

今回紹介するのはそんなセレクション１０よりこのカードです。

カード説明

wiki

【クロノダイバー】の新規となる闇属性サイキック族のランク４エクシーズです。

クロノダイバー・リダンとクロノダイバー・リューズが空をかけています。

背後にクロノダイバー・ベゼルシップの姿が確認できる事から

颯爽と飛び降りたのでしょう。怪盗にとってこれくらいは朝飯前という事でしょう。

カード名の由来は恐らくは腕時計の「ツインバレル機構」からだと思われます。

機械式腕時計にはゼンマイを収める香箱というものがあるのですが

これを複数設置する事でゼンマイの駆動時間を数倍に伸ばす事の出来る機構です。

アブラアン・ルイ・ブレゲという腕時計技師が発明した画期的な発明であり

現在でも機械式腕時計の標準機構として備わっています。

消費したオーバーレイユニットの種類に応じた３つの効果

エクシーズ素材に特に指定はなくレベル４モンスターを２体揃えれば出せます。

ただ効果を最大限に発揮する為には魔法罠をエクシーズ素材にする必要があり

クロノダイバー・スタートアップやクロノダイバー・パーペチュアなどの

魔法罠をエクシーズ素材にする手段を用意できるのが望ましいです。

その効果は１ターンに１度、相手が効果を発動する場合に、

オーバーレイユニットをモンスター、魔法、罠を１種類～３種類ずつ取り除く事で

取り除いたオーバーレイユニットに応じて３つの効果を発揮できるというものです。

相手に依存する効果ですが発動条件が「何かしら効果を発動した場合」と非常に緩く

相手としてもこのカードを警戒しようにも効果を発動せざるを得ない場面も多いでしょう。

モンスターのエクシーズ素材を取り除いて効果を発動した場合は

自身の攻撃力を４００アップさせます。

永続的な攻撃力強化であり実質的な２６００打点として運用可能になります。

もし２回発動できれば３０００打点にまで到達します。

魔法カードのオーバーレイユニットを取り除いた場合は

相手の表側表示モンスター１体を選んでエンドフェイズまでコントロールを得ます。

攻撃宣言できず効果を発動できないので自分ターンに奪った場合は

とっとと何かしらの素材にしてしまった方がいいでしょう。

相手ターンに奪った場合、そのまま返してしまう事も多いですが

展開の妨害としてはそれでも十分に価値があります。

罠カードのオーバーレイユニットを取り除いて効果を発動した場合は

フィールドの効果モンスター１体を選んで

その効果をターン終了時まで無効にします。

相手がモンスター効果を発動してきた場合にそれにチェーンする形で

それを無効にするのがセオリーとなるでしょう。

こちらもリクルートや釣り上げ効果に対して使えば展開の妨害として使えますし

対象に取らないのでエース級モンスターの無力化にも使えます。

使うなら素材の補充手段はしっかりと

同じくクロノダイバーのエクシーズであるクロノダイバー・リダンと比較すると

こちらは妨害に向いた効果が多く相手ターンに置いておくのに適したカードとなっています。

特にクロノダイバー・レトログラードと一緒に置いておけば

非常に厄介な布陣を敷くことができるでしょう。

前述した通り魔法罠をオーバーレイユニットにして初めて真価を発揮できるカードです。

クロノダイバー・リダンのように自前でオーバーレイユニットを補充する効果もないので

エクシーズ素材こそ汎用で出せますが

クロノダイバー・リダン以上に【クロノダイバー】向けに特化したカードだと言えるでしょう。