遊戯王ＯＣＧカード考察：《教導（ドラグマ）の騎士フルルドリス》緩い条件でぱっと出てくる３０００打点、妨害もできる

今回紹介するのはRISE OF THE DUELIST（ライズ・オブ・ザ・デュエリスト）よりこのカードです。

カード説明

wiki

【ドラグマ】に属する光属性魔法使い族のレベル８モンスターです。

フルプレートの鎧を身に纏った騎士です。巨大な剣と空中に浮かぶ盾が特徴的です。

イラストからもどことなく女性的な雰囲気を漂わせてますが設定でも女性だと明言されており

教導軍の騎士長としてエクレシアと共に聖女と呼ばれている存在で

身に纏っている剣、盾、鎧は強大な奇跡の力を持つものにしか扱えない神器との事です。

カード名の由来は「フルール・ド・リス」からでしょう。

フランス王家の象徴として使われた紋章であり

直訳すると「百合の花」ですが実際にはアヤメを模した紋章となっています。

自己展開と同時にモンスターの効果無効

①の効果はお互いのメインフェイズ時に１度、

ＥＸデッキから特殊召喚されたモンスターが場にいる場合に自身を手札から特殊召喚、

さらに自身以外に他のドラグマと名の付くモンスターがいれば

表側表示モンスター１体を選んでそのターンの間効果を無効にするというものです。

ＥＸデッキのモンスターが場にいれば自己展開出来るというのは下級ドラグマと共通ですが

このカードはフリーチェーンで特殊召喚可能であり

さらにモンスター１体の効果を無効にする豪華特典までついています。

あらかじめ他のドラグマが場にいる必要がありますが相手ターンに特殊召喚する事で

リクルートや釣り上げ効果持ちの相手モンスター効果を無効にして展開の妨害が可能です。

②の効果は１ターンに１度、自分のドラグマが攻撃宣言する時に

自分の場のドラグマの攻撃力を５００アップさせる全体強化です。

全体強化としてはかなりの数値であり

下級モンスターの教導の鉄槌テオでも２３００打点（あちらの効果で強化すれば実質２９００打点）となり

教導枢機テトラドラグマならば３７００打点にまで到達します。

自身の攻撃時にも適用される為に実質的な３０００打点として運用も可能です。

ランク８デッキにも出張できる

どちらの効果も優秀で【ドラグマ】においては妨害要員兼アタッカーとして重宝する存在です。

とは強化する前は２５００打点であり、召喚条件の関係上相手エースがいる状態で出す事が多く

相手ターンに出した場合そのまま戦闘で突破されてしまうケースも多いです。

①の効果は自分の場にＥＸデッキのモンスターがいても発動できるので

展開の妨害に使える点も含めて自分で灰燼竜バスタードあたりを用意しておくのも１つの手です。

その場合はちゃんと妨害効果を使えるように場にドラグマを残しておくように注意しましょう。

また比較的緩い条件で特殊召喚出来るレベル８モンスターである事を利用して

ランク８のエクシーズ召喚を軸とするデッキに組み込むのも面白いです。

単純にエクシーズ素材として活用してもいいですし

地力でも３０００打点のアタッカーとして機能するので中々に便利です。

その他にも特殊召喚しやすいレベル８の魔法使い族として

滅びの呪文－デス・アルテマの発動条件を満たすのにも活用が可能です。