2月23日にザ・ヴァリュアブル・ブック20が発売されます。
今回紹介するのはその付属としてついてくるこのカードです。
クインテット・マジシャン
融合・効果モンスター
星12/闇属性/魔法使い族/攻4500/守4500
魔法使い族モンスター×5
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
①:魔法使い族モンスター5種類を素材として
このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドのカードを全て破壊する。
②:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
リリースできず、融合素材にできず、効果では破壊されない。
闇属性魔法使い族のレベル12融合モンスターです。
レベル12、攻撃力4500とsophiaの影霊衣を抜き
魔法使い族堂々の最高レベル&最大攻撃力です。
ブラック・マジシャンの名残が感じられる魔法使いの周囲に
黒の魔導陣と同じ円状の魔法陣が5つ漂っています。
クインテットとは五重奏とか五人組とかの意味であり
2人組のデュオからトリオ、カルテット、クインテットと続いていきます。
融合素材を考えるとブラック・マジシャンの元に
5人分の魔法使いの魔力が合わさった結果誕生したのかもしれません。
魔法使い族モンスター×5
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
融合素材には魔法使い族モンスター5体を要求しています。
魔法使い族版F・G・Dとも言える融合素材ですね。
普通にフィールドや手札から魔法使い族5体を揃えるのは
不可能ではないもののかなりの手間がかかるでしょう。
①の効果の条件である全て違う種類を揃えるのであればなおさらです。
同じくザ・ヴァリュアブル・ブック20に収録される円融魔術、
もしくは未来融合-フューチャー・フュージョンで素材を揃えるのがいいでしょう。
円融魔術を使う場合、墓地に5体の魔法使い族を用意する必要がありますが
【シャドール】ならシャドール・フュージョンから効率よく魔法使い族を墓地に送れる他、
魔法使い族リンクを有する【オルターガイスト】も墓地肥やし効率が高いです。
また【ガガガ】ならば魔法使い族2体でランク6のマジマジ☆マジシャンガルなどを出しつつ
幻想の黒魔導師に重ねる事が出来るのでこちらも素材を墓地へ送りやすいです。
未来融合-フューチャー・フュージョンを使う場合、融合召喚に時間がかかるのと
相手に除去をされないという条件が必要になってきますが。
5体の魔法使い族を一気に墓地に送る事が出来るという利点が存在します。
特に墓地に送られる事で効果を発揮するシャドールとの相性が抜群で
墓地送りが出来ればそれだけでも多大なアドバンテージを確保可能です。
①:魔法使い族モンスター5種類を素材として
このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドのカードを全て破壊する。
①の効果は魔法使い族5種類を素材として融合召喚した場合に
相手フィールドのカードを全てを破壊する全体除去です。
シンプルながらも豪快かつ強烈な効果であり相手の場を一掃した上で
4500の攻撃力を叩き込む事が可能です。
②:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
リリースできず、融合素材にできず、効果では破壊されない。
②の効果はモンスターゾーンに存在している間はこのカードを
リリースや融合素材にできずまた効果では破壊されないというものです。
前者2つは一見デメリットですが壊獣やラヴァ・ゴーレムなどの強制リリースや
超融合で融合素材にされるのを防げる為、これも実質的な耐性と言えます。
言うなればリリース耐性や超融合耐性とも言うべきものですね。
そもそもリリースはともかくこのカードをわざわざ融合素材にはしないと思うので
この2つがデメリットとして機能するケースはあんまりないと思います。
除外やバウンスには無害なものの多くの耐性持ちの除去手段として機能する
壊獣を恐れる必要がないというのは中々に大きいです。
4500という打点や全体除去などシンプルで分かりやすい強さを持ったカードで
十分に魔法使い族にとっての切り札と言える性能は持っています。
融合素材も豪快ながらも魔法使い族デッキであれば十分に狙える類のものであり
墓地に魔法使い族を貯めやすいデッキであれば円融魔術で出す価値は大いにあります。
特に【シャドール】ならば未来融合を採用するメリットが非常に大きく、
未来融合の1枚1枚が相手にとってマストカウンター級のカードとなるでしょう。
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