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トリックスター・ブラッディマリー:遊戯王カード考察  Sっぽいけど癒し系、でもその実ハンデスの布石となるえげつない子

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Vジャンプ9月号の応募者全員サービスにおいて

遊戯王VRAINSのメインキャラクターである

プレイメーカー、GO鬼塚、ブルーエンジェル、リボルバーの4人に

それぞれに関するリンクモンスターが配られます。

今回紹介するのはその1つであるこのカードです。

 

 

 

トリックスター・ブラッディマリー
リンクモンスター
光属性/天使族/攻2000/LINK-2
【リンクマーカー:右 左下】
\ ↑ /
←  
↓ \
「トリックスター」モンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカードのリンク先に「トリックスター」モンスターが
召喚・特殊召喚される度に、自分は200LP回復する。
②:手札から「トリックスター」カード1枚を捨てて発動できる。
お互いのプレイヤーは、それぞれデッキから1枚ドローする。
この効果の発動時に自分のLPが相手より2000以上多い場合、
この効果で自分がドローする枚数は2枚になる。

 

 

ホーリーエンジェル、スイートデビルに続く

3体目のトリックスターリンクモンスターです。

 

赤いドレスとハートマーク付きの黒タイツが蠱惑的なトリックスターです。

棘付きの首輪を手に持っておりサドっ気全開です。

ブラッディマリーとメアリー一世の異名「血まみれメアリー」の事で

プロテスタントを大量に処刑した事からそう呼ばれました。

カクテルの名前としても使われています。

花のモチーフは「ジーン・マリー・ド・モンタギュー」ではないかと言われています。

シャクナゲの中でも赤い花の代表格でやはりトリックスターらしく毒花です。

 

 

LINK-2でありリンク素材としてトリックスター2体を要求しています。

これはホーリーエンジェル、スイートデビルと同じリンク素材であり

全て同じ条件で3種類のリンクモンスターを使い分ける事になるでしょう。

リンカマーカーは左下、右と残影拳コマンドのような形になっており

EXモンスターゾーン特化のホーリーエンジェル、

メインモンスターゾーン特化のスイートデビルに対して

どちらのゾーンでもそつなくこなせるリンクマーカーをしています。

EXモンスターゾーンに置くのならばできるだけ右側に、

メインモンスターゾーンに置くのならばできるだけ左側が望ましいです。

 

 

①の効果はこのカードのリンク先にトリックスターが召喚、特殊召喚される度に

自分のライフを200回復できる回復効果です。

同じ条件で相手にダメージを与えるホーリーエンジェルとは丁度真逆の効果です。

サドっ気全開な見た目に反してこの子は癒し系のようです

何か特化すればキュアバーンが面白い事になりそうな効果ではありますが

ダメージを与える効果に比べるとやはり噛み合わせが悪い所があります。

②の効果の補助として使うのが主な使い方になるでしょう。

 

 

②の効果は1ターンに1度、手札からトリックスターを捨てる事で

お互いのプレイヤーに1枚ドローをさせるドロー効果です。

自分のライフが相手より2000多い場合に発動できれば

自分がドローする枚数を2枚に増やす事が可能です。

トリックスターは相手にバーンダメージを与えるカードが数多く存在するので

この条件を満たすのはそこまで難しくはないでしょう。

これも相手にドローさせるという見た目に反してサービス精神旺盛な効果ですが

マンジェシカと組み合わせてダメージを与える事を想定しているのでしょう。

またドロール&ロックバードとトリックスター・リンカーネイションによる

ハンデスコンボ狙う際に特に活きてくる効果であり

ドロール&ロックバードの効果発動トリガーの1つとして重宝します。

 

 

ブルーエンジェルはアニメでも「トリックスター・フロード」というスキルを使用し

相手のドローをトリガーにマンジェシカでバーンダメージを狙う戦術を取っていました。

このカード以外でもトリックスター・リンカーネイションが相手にドローさせる効果であり

「相手にドローをさせそれをトリガーに効果を発動する」

というのもトリックスターのコンセプトの1つなのかもしれません。

もしそうであれば今後も相手にドローさせるカードは増えてきそうですね。

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