今回紹介するのはコレクターズパック2017よりこのカードです。
時械巫女
効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻 0/守 0
①自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
②「時戒神」モンスターをアドバンス召喚する場合、
このカードは2体分のリリースにできる。
③このカードをリリースして発動できる。
デッキから攻撃力0の「時戒神」モンスター1体を手札に加える。
④墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから攻撃力0の「時戒神」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分はこの効果以外でモンスターを特殊召喚できない。
時械神のサポートとなる光属性天使族のレベル1モンスターです。
5D’sにおいてZ-ONEが不動遊星戦で使用したカードであり
手札から特殊召喚された後に時械神メタイオンを召喚する為のリリース要因となりました。
アニメでは天使族全般に対応するダブルコストモンスターでしたが
OCG化にあたり時械神限定になった代わりに様々な効果が追加されています。
鉄のような体を持つ何とも言えない不気味なデザインのモンスターです。
胸部の膨らみが女性である事を連想させますが
杯のような下半身に関節部の存在しない腕など
中途半端に人型である事が逆に不気味さを強調しています。
①の効果は自分フィールドにモンスターが存在しない場合に
手札から特殊召喚できるというものです。
手札から特殊召喚する条件としてはとてもお馴染みのものであり
各種時械神がリリース不要になる条件とも一致しています。
②の効果は時械神をアドバンス召喚する時に
2体分のリリース素材になれるというダブルコスト効果です。
原作のダブルコスト効果を時械神限定にしたものです。
時械神はそもそもリリースなしで召喚できる効果を持っていますが
他にモンスターを展開している状態でもアドバンス召喚を狙っていけるので
決して無駄な効果ではありません。
③の効果はこのカードをリリースする事で
デッキから攻撃力0の時械神1体をサーチするというものです。
攻撃力が0ではない時械神は現在究極時械神セフィロンのみであり
セフィロン以外の時械神をサーチできる効果だと思えばOKです。
①の効果で特殊召喚した後にこの効果に繋げる事で
そのままサーチした時械神を召喚する事が可能です。
時械神はどれも状況打開能力に優れたカードばかりであり
状況に合わせて任意の時械神をサーチできるのは非常にありがたいです。
④の効果は墓地にあるこのカードを除外する事で
攻撃力0の時械神1体を召喚条件無視で特殊召喚するというものです。
ただしこの効果を発動するターンはほかの特殊召喚ができなくなる制約が発生します。
「した」ターンでなく「する」ターンなので①の効果等で
事前に特殊召喚してしまった場合には発動が出来ない点に注意しましょう。
手札から時械神を召喚した後にこの効果に繋げる事で
1ターンに2体の時械神をフィールドに並べる事が可能です。
またこっちの効果も③と同じ究極時械神セフィロンが対象外です。
さすがにセフィロンをデッキからポンと出せたらまずいと判断されたのでしょう。
時械神の英語名が「timeload」であり
時械神と関係ないカードでtimeloadとつくカードがあるので
それをカテゴリに含めない為という理由もありそうです。
文句なしにキーカードです
時械神は元々単体で解決した能力を持つカードばかりであり
それらの時械神を1つのカテゴリにまとめる意義を持つカードとなっています。
③の効果と④の効果を③合わせれば実質このカード1枚で
2枚分の時械神を用意する事が可能であり
【時械神】における安定性とアドバンテージの確保面両方に強く貢献してくれます。
まずは時械巫女を場に出しその効果で状況に合わせた時械神を展開していく事が
【時械神】においての基本的な動きとなってくるでしょう。
また光属性の天使族である点も見逃せません。
特に救援光や奇跡の光臨は④の効果で除外した時械巫女を再利用できるので
これらのカードを駆使すれば積極的に時械巫女を使いまわしていけます。
コレクターズパック2017にはラツィオンをはじめ様々な時械神がOCG化されました
それに加えこの時械巫女の登場により
長い年月を得て【時械神】デッキが本格的に組めるようになりました。
それに加えこの時械巫女の登場により
グッドスタッフとしての側面を残しつつアドバンテージを取りやすくなっています。
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