鈴奈庵50話の感想です。
葉っぱだらけの賽銭箱
博麗神社にある老人がお賽銭を入れようとしていました。
しかし賽銭を入れる直前に霊夢がその手を掴みます。
すると入れようとしていた賽銭は葉っぱになり
老人もマミゾウの姿へと変わります。
葉っぱで変えたお札を賽銭に入れて悪戯していたわけですね。
どうやら既に賽銭箱の中はこの悪戯による葉っぱでびっしりだったようで
霊夢もいい加減にしろという感じで犯行の瞬間を待ち伏せていたようです。
マミゾウは霊夢が気づくまで同じことをしようとしていたみたいです。
マミゾウは改めて霊夢に小鈴の事を聞きます。
どうやら小鈴は前回以降行方不明になっているようです。
真っ先に自分を疑っているだろうなと言うマミゾウに対して
実際にマミゾウを真っ先に疑っていたと正直にいう霊夢。
確かに小鈴によく接触していた妖怪でとっても疑わしいわけですが
マミゾウは自分は犯人ではないと言います。
鈴奈庵休業中
次に霊夢が疑ったのは同じくよく小鈴に接触していた射命丸文。
ですが文もまた容疑を否定、鈴奈庵は自分の新聞を置いてくれる商売相手であり
それを無駄にしてまで攫うメリットが無いと文はいいます。
実際に小鈴が行方不明になった事で鈴奈庵は臨時休業になっており
文々。新聞にも小鈴の捜索願が書かれています。
小鈴の両親としても娘が行方不明では商売どころではないでしょう。
そして文が言うには小鈴は天狗の情報網を潜り抜けて姿を消したとの事。
それが可能だとすれば綿密な準備をして姿をくらませたか
もしくは神隠しのような事態になり外の世界へ行ったかのどちらかです。
後者だとすればそれを実行するような犯人は大分絞られてきます。
きみは、ゆくえふめいになっていた こすずじゃないか
場面は変わって魔理沙、魔理沙は偶然にも小鈴と接触します。
しかし魔理沙の前に姿を現した小鈴は明らかに様子がおかしいです。
春河もえ先生は目によってキャラクターを表現するのが上手な方ですが
この小鈴の目はマミゾウや文、霖之助などが度々見せていた類の目、
「あ、こいつ人とは違う感情を持っているな」というのが一発で分かる目、
すなわち人外の目です。
髪もおろしており中々に強者のオーラが漂っています。
小鈴が手に持っているのは私家版百鬼夜行絵巻。
昔の妖怪が多数封じられている危険な代物です。
そんなものを使うと幻想郷のパワーバランスがおかしくなると魔理沙は言いますが
小鈴はそもそも現在の妖怪に管理されているような状態、
そして何も知らない人間が損をする現在こそパワーバランスがおかしいと考え、
霊夢や魔理沙もまた「超人として幻想郷を支配しようとする側」と認識、
「パワーバランスを正す」為に動こうと考えているみたいです。
この時に「あの方」と言っていますので誰かに唆された可能性が高いです。
そして魔理沙に敵意を持って絵巻を広げて何かを詠唱します。
魔理沙はそれを止めようとしましたが間に合わず・・・
惜しい人を亡くした・・・
霊夢とマミゾウが一緒になって歩いていると
ボロボロになって倒れている魔理沙を発見します。慌ててかけよる2人。
魔理沙を襲った犯人を推測する2人、妖気が感じられる為おそらく妖怪の仕業、
それもマミゾウが言うには今の妖怪が持っているような「ナウい」妖気ではなく
古い妖怪が漂わせているような妖気との事です。
そしてマミゾウは鈴奈庵で似たような妖気を感じ取っていたとの事。
と、犯人を推理するのもいいですがまずは魔理沙の供養です。
霊夢が手を合わせマミゾウが土をかけて・・・あ、起き上がった。
勝手に殺すなと魔理沙は怒り心頭です。
ちなみに霊夢は最初に魔理沙に駆け寄った時に
ちゃんと触れて息があるかどうか確かめています。つまりわざとです。
ろくに手当してない所を見ると外傷がないかも確認済みでしょう。
息あるの分かってて埋めようとするかひどい奴らですね
散々な扱いを受けている魔理沙、被害者として一部始終を把握していますが
そんな扱い方だと教えてやらんぞとへそを曲げています。
それに対して軽い感じで謝る霊夢とマミゾウでした。
というわけで行方不明になっていた小鈴がおかしくなっていました。
天狗の情報網を潜り抜けていたと文が言っていたので
小鈴が1人で行方をくらませられるというのはちょっと考えにくいです。
前回のラストでは真実を探しにどこかへ出かけようとしていましたが
その時に何者かの影響を受けてしまった、
もしくは探しに行った先で実際に何かを知ってしまったと考えられます。
小鈴が言っていた「あの方」が誰のことを言っているかは分かりませんが
前回で最後に接触していたのは紫なので彼女が一番可能性が高いでしょうか。
もしかしたら霊夢が推測した通りに外の世界を一度見てきたのかもしれません。
ちなみにマミゾウが葉っぱで変えていたお札は外の世界の二千円札です。
多分これ本物だったとしても幻想郷じゃ使えないんじゃないかな
幻想郷ではまだ「文」が通貨として使われています。
円も使われているみたいですがその価値は外よりも高いはずです。
この二千円札は幻想郷では10万、100万円ぐらいはするんじゃないでしょうか。
勿論幻想郷で出回っていない紙幣なんて基本誰も取り扱ってくれないはずです。
果たして霊夢は最初にこの二千円札を見てどういう反応をしたんでしょう。
「いやこんなもの使えるわけないでしょ」と呆れた感じになったのか
それとも目を¥にしてぬか喜びしたのか
・・・なんか霊夢の性格考えると後者っぽい気がするのは自分だけでしょうか?
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