遊戯王ARC-V135話の感想です。
頼みのダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンを奪われてしまい
ユーリのフィールドに3体の召喚法を冠する竜を並べられ絶体絶命の遊矢。
相当に追い詰められた状況であり中々デュエルの展開が楽しみです。
やはりこういう状況をどう打開していくかが醍醐味ですよね。
煽りフェイズ
素良とエド、カイト、黒咲は周囲の時空が歪んでいる事を察します。
これはアークファイブの起動により4つの次元の統合が開始され
その影響が融合次元にも出ている為に起こっている現象のようです。
追い詰められた遊矢に「早くサレンダーしなよ」と煽りまくるユーリ。
心が折られている遊矢にはこの煽りは効果抜群であり
フィールドに4体の竜が並んでいる事もあり非常に苦しんでいます。
しかしそれでも遊矢は諦める事を拒みます。
遊矢はカードを1枚伏せてターンエンドです。
そしてこの時にスターライトフォースは自壊、
スターヴヴェノムとクリアウィングのレベルは元に戻り効果も戻ります。
ユーリのターン、ドロー。
まずはスターヴヴェノムでオッドアイズペンデュラムを攻撃して破壊、
そしてがら空きになった遊矢に対してクリアウィングでダイレクトアタック。
遊矢はこれに対しアクション魔法「回避」を発動しますが
ユーリもまたアクション魔法「ノーアクション」を発動しそれを無効、
遊矢にダイレクトアタックを叩き込んでライフを残り600にまで削ります。
笑顔との決別
アークファイブの影響はいよいよ顕著になってきます。
時空が本格的に歪み、元の世界の姿がちらほらと見えてきています。
しかし世界の結合こそ順調に進んでいますが肝心のレイはまだ復活していません。
零羅も「レイの声が聞こえなくなった」と言っており何やらトラブルがあるようです。
零王もズァークが復活する前にレイと4枚のカードを復活させなければいけないと
大分焦っています。
追い詰められた遊矢を助けようと零児達が乱入の構えを見せますが
ユーリが謎オーラで全員吹っ飛ばして乱入を阻止します。
そしてユーリは残ったダークリベリオンで遊矢にトドメを差そうとします。
遊矢は再度アクションカードを取得しますが手に入れたのは奇跡、
これではダークリベリオンの攻撃を防ぎきれません。
しかし伏せていた罠カード「決別」のコストにこの奇跡を使おうとします。
ですがここでユーリもアクションカード「クラッシュ・アクション」を発動、
アクションカードを破壊して使用不能にするというものでコスト化も封じられました。
遊矢に残された手は1つ、決別のコストとしてスマイル・ワールドを捨てる事です。
かくしてそれは成功しユーリの攻撃を防ぐことに成功しました。
しかし今までずっと心の支えになっていたスマイル・ワールドを自ら捨ててしまい
遊矢は後悔の念に囚われ父親、遊勝に懺悔の叫びをあげます。
笑顔を捨てた先に
支えとなっていたスマイル・ワールドを失い精神的にも限界の遊矢、
どうやらもうズァークになるのを止められる自身が無いようです。
しかしそんな遊矢に零児達が激励します。
遊勝が自分のデュエルを貫いたように遊矢も自分のデュエルを貫けと
ペンデュラムの創始者として相応しいデュエルをしろと。
零羅や素良、エドも遊矢を励ましその声に答えるかのように立ち上がります。
ですが零児は言ってしまいました、恐らく遊矢にとっては最も禁句となる言葉を。
「勝つ事だけを考えろ」と・・・。
遊矢のターン、ドロー。
まず遊矢は手札からEMトラップ・ミミックとEMフラット・ラットを
そしてエクストラデッキからオッドアイズペンデュラムをペンデュラム召喚します。
まずはトラップミミックの効果を発動、相手の罠カードを1枚破壊して
その罠の効果を得るというものです。
これによりユーリのリュウカズラを破壊し
ダークリベリオンのコントロールが再び遊矢の元に帰ってきました。
さらにトラップミミックでリュウカズラの効果を発動、
仕返しといわんばかりにクリアウィングのコントロールを奪取します。
一気に形成が逆転してしまいました。
ですがユーリもただ黙ってみているわけではありません。
罠カード「捕食植物蘇生(プレデター・プランツ・リボーン)」を発動、
墓地の捕食植物スタペリア・ワームを蘇生させます。
このスタペリアワームは攻撃力を変化させる効果が発動した時に
それを無効にして破壊する能力を持っており
これでダークリベリオンの効果を牽制しているわけですね。
ですが遊矢はフラットラットの効果でスタペリアワームのレベルを5に
そして改めてダークリベリオンの効果でスターヴヴェノムの攻撃力を吸収、
スタペリアワームで無効にしようとするもクリアウィングに阻止されます。
ですがユーリの手はまだ残されています。
ユーリは罠カード「嘲りの世界」を発動、完全にスマイルワールド意識してます。
これは相手モンスターの攻撃力を100上昇させ
元々の攻撃力より高い攻撃力のモンスターの攻撃を封じるというものです。
ユーリ君、ものすごい顔芸してます
しかし遊矢はフラットラットの更なる効果を発動、
モンスター1体の攻撃力を元に戻して再び攻撃を可能にしようとします。
ユーリはそれでもまだ強気です。スターヴ・ヴェノムを破壊してしまえば
その効果で相手モンスターを破壊してバーンダメージを与えて勝利できるからです。
ですが遊矢もまた返します。「それはお前のライフが先に0にならなかった時だ」と
遊矢が攻撃力を元に戻したのはオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン。
レベル5以上のモンスターと戦闘した時に戦闘ダメージを倍にする効果があります。
そしてオッドアイズペンデュラムでスターヴヴェノムを攻撃、
ダークリベリオンの効果で攻撃力の下がっていたスターヴヴェノムは破壊され、
ユーリのライフはこの一撃で0になりました。遊矢の勝利です。
皆の声に答えた結果
初めての敗北を経験したユーリ、しかしどこか晴れ晴れとしているようでもありました。
最初に負けた相手が自分と同一の存在でよかったと言っています。
そして自分を吸収しろと遊矢に呼びかけますが零児達は遊矢はそんな事をしないと主張、
ですが遊矢は何も語らずユーリの元へ近づいていきます。
遊矢の様子がおかしい事を察した零児達、そして遊矢は言います。
「自分は周囲の願い通りに『勝つ事だけを考えて』戦い、そして勝った」と・・・。
それはかつてのズァークが観客の声に答えたのとまったく同じでした。
この言葉を聞いた瞬間、すでに遊矢の心はズァークに乗っ取られていたのでしょう。
遊矢はユーリを吸収し、いよいよ1つになろうとしていました。
遊矢は、いえズァークはアストログラフ・マジシャンを発動。
4体の竜を合体させて覇王龍ズァークを誕生させてしまいます。
まあ案の定というかズァークが復活してしまいました。
しかし今回は中々にカードの応酬が激しいデュエルだったと思います。
また今回は内なる声に素直になるユーリとそれに必死に抗う遊矢が対照的でした。
遊勝が遊矢に教えた教訓に「泣きたい時こそ笑え」というものがありますが
これはピエロが仮面をつけて道化を演じるのに通じる部分があるのでしょう。
笑顔には、エンターテイメントには時として自分を偽る事も大切である、
そういった心構えを遊矢もまた貫こうとしていたのかもしれません。
次回予告 136話『覇王龍君臨』
アークファイブの影響か全ての次元の前に姿を現したズァーク。
世界の破滅の為に活動を開始するズァークの前に
素良とエドが立ち上がりデュエルを挑みます。
どうやらここからは大勢がズァークに対して挑む総力戦のようです。
超熱血!デュエル塾
司会は零児と素良。
今回はズァーク復活までの経緯を説明しています。
またズァークの全体像も公開されており
なんか上半身裸でやたらトゲトゲした遊矢って感じの見た目です。
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