10月に発売されるブレイカーズ・オブ・シャドウのカード情報もちらほら出て来ました。
今回はそんなブレイカーズ・オブ・シャドウからこのカードの紹介です。
オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン
儀式・効果モンスター
星7/地属性/ドラゴン族/攻2800/守2500
「オッドアイズ・アドベント」により降臨。
「オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン」の①の効果は1ターンに1度しか使用出来ない。
①:このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。
相手フィールドの魔法・罠カードを全て持ち主の手札に戻す。
この効果の発動に対して相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は500LPを払わなければ、カードの効果を発動できない。
これはミエルちゃん鼻血ものですわ
とうとうオッドアイズの儀式モンスターが登場しました。
これでオッドアイズはエクシーズ、シンクロ、融合、儀式とコンプリートした事になります。
属性も氷、炎、風と来て地属性となっています。
また何気に2800とレベル7の儀式モンスターとしては最大の攻撃力を誇ります。
オッドアイズ・グラビティ・ドラゴンの①の効果は
特殊召喚した時に相手の魔法、罠を全て手札に戻す効果です。
しかもこの効果に対してチェーンを許さない為相手がこの効果を防ごうと思った場合
特殊召喚そのものを無効化する必要が出てきます。
実質的に奈落の落とし穴や激流葬などの罠に耐性を持っていると言えます。
また特殊召喚であればいいので墓地からの蘇生でもこの効果を発動可能です。
禁止カードである大寒波やハリケーンに近い性質を持っている効果であり、
そのターンにケリをつけようとする場合詰めの1手として非常に優秀です。
②の効果はモンスターゾーンに存在している間、
相手がカードの効果を発動するたびに500のライフを払わせる効果です。
真紅眼の鋼炎竜の②の効果である
「相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動する度に相手に500ダメージを与える」
とよく似た性質を持っていますがあちらがダメージを与える効果なのに対し、
こちらはコストとしてライフを払わせる点が大きな違いとなっており
例えダメージを無効にする手段を持っていたとしてもライフを払わせる事が可能です。
真紅眼の鋼炎竜もそうですが何かカードを発動するたびに500ライフというのは
かなりシャレにならない数値であり、相手は早い所グラビティドラゴンを
なんとかしないとどんどんライフを削られていきます。
ただ真紅眼の鋼炎竜と違って破壊耐性は無いので除去されやすいのは残念な点です。
①と②の効果は以外とシナジーしており、
①の効果で相手の妨害札を防いだ上で相手にダメージを与え、
例えライフを削りきれなかったとしても②の効果でさらにライフを奪えます。
どちらの効果も非常に殺意の高い効果だと言えるでしょう。
そしてグラビティドラゴンよりさらに特徴的とも言えるのが
専用の儀式魔法であるオッドアイズ・アドベントです。
オッドアイズ・アドベント
儀式魔法
ドラゴン族の儀式モンスターの降臨に必要。
「オッドアイズ・アドベント」は1ターンに1枚しか発動出来ない。
①:レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、
自分の手札・フィールドのPモンスターをリリースし、
自分の手札・墓地からドラゴン族の儀式モンスター1体を儀式召喚する。
相手フィールドにモンスター2体以上存在し、
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
自分のエクストラデッキの「オッドアイズ」モンスターをリリースの代わりに墓地へ送る事が出来る。
グラビティドラゴン用の儀式魔法ですが多くの独自要素を持ったカードです。
まず儀式対象がグラビティドラゴンに限定されておらず
ドラゴン族の儀式モンスターであれば儀式召喚に使えます。
その為グラビティドラゴンだけでなくディサイシブの影霊衣や
竜姫神サフィラ、ロード・オブ・ザ・レッドなどの儀式召喚にも使えます。
さらにその儀式モンスターも手札からだけでなく墓地からも特殊召喚が可能です。
そして相手フィールドにだけモンスターが2体以上存在する場合には
エクストラデッキのオッドアイズをリリースの代わりに墓地へ送る事も可能です。
条件さえ揃っていれば手札消費が儀式魔法1枚だけで済むというのは
本来ディスアドバンテージの多い儀式召喚としては非常に特徴的です。
しかしこの儀式魔法にはもう1つ大きな特徴があり、
リリース可能なモンスターがペンデュラムモンスターに限定されています。
この為この儀式魔法を扱うには【儀式ペンデュラム】ともいえるデッキ構築が要求されます。
条件さえ整えばペンデュラムモンスターは繰り返し使えるリリース要因になれる為、
儀式召喚との相性は良好であり、デッキの構築はそれほど難しくはないでしょう。
ネクロスで使う場合はセフィラ系のカードを多く採用すればいけそうです。
それでもマンジュ・ゴッドや儀式魔人をリリース要員に出来ないのはちょっと痛いですね。
また最近の儀式魔法の中では珍しく、墓地から除外して発動する効果がありません。
気兼ねなく儀式の準備で再利用する事が出来ます。
さてこのカード、ちょっと自分でも不明瞭な点がありまして、それは
「墓地に送るエクストラデッキのオッドアイズはペンデュラムである必要があるか?」
という点です。
「Pモンスターのリリースの代わりにエクストラのオッドアイズを墓地に送れる」のか
「リリースの代わりエキストラのオッドアイズも墓地に送れる(Pである必要がある)
のか、ちょっとどちらの解釈も出来そうなテキストをしているんですよね。
もしペンデュラムである必要がない場合、オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴンなども
リリースの代わりに墓地へ送れる事になり、
条件さえ整えばペンデュラムを一切採用していないデッキであっても
オッドアイズ・アドベントを採用できるになり、デッキ構築が思いっきり変わってきます。
このあたりは裁定待ちですがさすがにペンデュラム限定かなと個人的には思います。
儀式モンスター、儀式魔法の両方とも「オッドアイズ」と名の付いたカードであり
ドクロバット・ジョーカーや天空の虹彩でサーチが可能な所も魅力的です。
どちらも優秀な性能を持っており実にミエルちゃん歓喜なカードと言えるでしょう。
以下は個人的に相性がいいと思われるカードを挙げていきます。
※カード名をクリックでwikiを表示します
高等儀式術を使ってオッドアイズ・グラビティ・ドラゴンを儀式召喚する場合に
リリース要員としてオススメの通常モンスターです。
蘇生手段が豊富であり墓地へ送った後も様々な使い道があります。
もし真紅眼の鋼炎竜とグラビティ・ドラゴンを同時に並べる事が出来た場合、
相手は何かするたびに1000のライフを失う事になります。
そりゃもうガンガンライフを削る事ができるでしょう。
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