遊戯王ゴーラッシュ150話の感想です。
前回の感想はこちらです。
目次
誰もがオーティスになる可能性
時空のゆがみから様々な光が翁丁臼に襲い掛かり思わず悲鳴を上げる翁丁臼。
どうやら別の時空にいたオーティス達が襲ってきたようですが
ドールがいた事もより全て討ち取る事に成功したようです。
未来に新たな遊びの時代をもたらすと野望を掲げる翁丁臼ですが
そこに止めに入るユウディアスと遊我と遊歩。
地上への中継も行い、ズウィージョウとマナブ、そしてダマムーが無事だった事を
地上の皆も把握しています。ニャンデスターは特にマナブが無事で嬉しそうにしていますね。
未来へ向かう為に最後に障害となるお前たちを倒すと宣言する翁丁臼。
こうしてユウディアス(&王道兄妹)VS翁丁臼のラッシュデュエルが開始されました。
これが最終決戦となります。
先行はユウディアス、ドロー。
まずギャラクティカ・オブリビオン・アークをアドバンス召喚してターンエンドです。
続いて翁丁臼のターン、ドロー。
《OTSアングイッシュ・ソバード》を召喚。
すると突然王手臼の姿が変わりました。声もまったく別になっています。
どうやら別時空におけるオーティスの姿のようで
別時空ではアサカやユウナなど別の誰かがオーティスになっていた未来があったようです。
そして別時空のオーティスに襲われ、返り討ちにした今の翁丁臼は
そんな様々なオーティスを同時に内包したような状態にあるようです。
正直何が何だかさっぱりですが
兎に角、今のオーティスは別時空の力も取り込んでいるという事なのでしょう。
今度はユウナの姿になって《OTSウィッシュ・オブ・エンジェリーヴァ》を召喚、
その効果で墓地からマキシマムパーツを回収し、
《破界王帝ウィッシュ・オブ・アウターバース》をマキシマム召喚します。
今回のウィッシュ・オブ・アウターバースは代替パーツを使用していない完全体モードであり
それゆえに左右のパーツの効果も発動できます。
その効果によりオブリビオンアークを天使族にしつつ
自身はギャラクシー族となりギャラクシー族以外の攻撃力を3000ダウンさせます。
そしてそのままオブリビオンアークを攻撃、
ユウディアスは罠《シャイニング・ガード》で守備表示にしてダメージを防ぐものの
ウィッシュ・オブ・アウターバースには貫通効果も備わっており
その分のダメージは受けてしまいます。
翁丁臼はこれでターンエンドです。
新ジャンル:ターンが書き換わる
ユウディアスのターン・・・と言いたいところですがここでデュエルに異変が発生します。
セットしたはずのカードが消え、
更には召喚した覚えのないロード・オブ・ギャラクティカの姿があります。
翁丁臼の場の状態が変わっており
何故かウィッシュ・オブ・アウターバースがマキシマムモードでなくなっています。
そして何より、現在ターン4になっています。今はターン3であるはずなのに。
つまりターン3の出来事が全て既に起こった過去の出来事になっており
結果だけが残ったターン4に今現在なっているという事です。キンクリが発生しています。
それはつまり、また翁丁臼のターンがはじまるという事です。
というわけで再度翁丁臼のターン、ドロー。
魔法《OTSレベルラダー》によりマキシマムパーツ3体のレベルを1上げて11にします。
そしてリチュアル魔法《OTSマジェスティック・リチュアル》を発動。
天下御免の無情成仏!
冥土の土産に豪放磊落!
春雨じゃ・・・・・・悩乱邁往!
リチュアル召喚!マジェスティ・オブ・アウターバース!!
《マジェスティック・オブ・アウターバース》をリチュアル召喚します。
何故翁丁臼がリチュアル召喚を行えるのか。
それは過去にユウディアスがはじめて翁丁臼と会合した時の事でした。
あの時翁丁臼は石臼(ドール)を引いてカードを生成していましたが
なんとその時生成されていたカードがリチュアル魔法だったのです。
ドールにはデュエル全体のバランスに適合したカードが生成される機能が備わっていますが
リチュアル召喚を行えるユウディアスが来たことで
リチュアル魔法も生成されるようになったという理屈のようです。
そしてそのリチュアル魔法を見た瞬間にとてつもなく強い力を感じ取ったとの事。
そうそれこそがリチュアル魔法の力の源、別次元「ここに似た場所」です。
そしてリチュアルモンスター、マジェスティックの効果。
それはレベル11モンスターを素材にリチュアル召喚した場合に
効果破壊耐性と貫通効果が付与されます。
だから先ほどレベル11にする必要があったんですね。
しかしこれだけではまだ終わりません。
翁丁臼は更にもう1度《OTSマジェスティック・リチュアル》を発動、
2体目の《マジェスティック・オブ・アウターバース》をリチュアル召喚します。
そして更なる永続効果により自分のターンの間ギャラクシー族となり
更に場のギャラクシー族リチュアルの数×1000だけ攻撃力がアップします。
攻撃力5000が2体並んだことになります。
ですがまだ終わりません。レベル11のマキシマムパーツあと1つ残ってるんですから。
翁丁臼は魔法《OTSマナ・トリム》を発動し
墓地のリチュアル魔法をデッキに戻し、同名カードを墓地から回収します。
そう、3回目のリチュアル魔法発動です。
こうして3体の《マジェスティック・オブ・アウターバース》が並ぶ事となり
同時に更なる永続効果が発揮、自分の場に3体ギャラクシーリチュアルがいれば
攻撃力が更に4000上昇します。
こうして攻撃力10000が3体並ぶという恐ろしい状態となりました。
ラスボスとなるモンスターがリチュアルというのまでは予測していましたが
それがまさか3体同時に出されるというのは完全に予想外です。
そして3体のマジェスティックでギャラクティカに攻撃する翁丁臼。
ユウディアスの伏せカードには《ヴァキュア・カタストロフィ》がありますが
このカードは墓地のレベル7を3体デッキに戻さないと効果を発動できません。
墓地にレベル7モンスター3体の用意は・・・していました。
なんと存在しない記憶のターン3で
《ジョインテック・レックス》、《ブルートゥース・バースト・ドラゴン》
そして《ギャラクティカ・オブリビオン》の3体が墓地に用意されていたようです。
というわけでこれらを戻して発動。
エンドフェイズに自分モンスターを全てデッキに戻す代わりに
ギャラクティカに戦闘破壊耐性を付与して更に相手の攻撃力を5000下げます。
それでも各種マジェスティック達は攻撃力がまだ5000も残っています。
3体の総攻撃を受けてユウディアス達のライフは残り100となってしまいました。
翁丁臼はこれでターンエンドです。
敗北が決定している未来
ユウディアスのターン、と思いきやまたデュエルに異変が。
なんと今度はターン3に戻っています。
翁丁臼の場にいるのもマジェスティック・オブ・アウターバースではなく
ウィッシュ・オブ・アウターバースの方です。
要するに先ほど飛ばされたターン3を改めて行うという形となり
未来を変える動きをしようと皆で行動します。
改めてユウディアスのターン、ドロー。
ロード・オブ・ギャラクティカの効果で相手の攻撃力を下げようとしますが
ここで翁丁臼が罠《OTSギャラクシーフォーム》を発動、
墓地のアウターバースをデッキに戻して自分モンスターの種族をそれと同じにし、
さらにその後改めて種族をギャラクシー族に変更します。
これにより特定の種族限定に作用するロード・オブ・ギャラクティカの弱体化を防ぎ、
その上でさらに攻撃力を上昇させました。
それならばと魔法《テンペスト・ダウンバースト》を発動、
自分のデッキトップからカード3枚を墓地へ送り
その攻撃力合計分だけ相手モンスターの攻撃力を下げます。
この魔法カードによって先ほど墓地に3体のエース達が送られたみたいであり
ウィッシュ・オブ・アウターバースの攻撃力を0にする事にしました。
そのままロード・オブ・ギャラクティカの攻撃で戦闘破壊しますが
翁丁臼は《OTSマキシマム・モードアウト》を発動、
戦闘破壊されたマキシマムパーツ3体を墓地から蘇生させます。
ユウディアスの場にはロード・オブ・ギャラクティカがあり
翁丁臼の場にはバラバラになったマキシマムパーツ3体がいる。
そう、この状況はターン4の開始時の状況とまったく同じです。
結局未来を何も買える事が出来ずにターン3を終了する事になってしまいました。
ユウディアスはこれでターン終了です。
そして今度はターン5・・・ではなくターン6になります。
またターンがキングクリムゾンされました。翁丁臼のターンです。
ユウディアスの場には《トランザム・ディスカルマ・ライナック》と
装備魔法《ギャラクティカ・ミラースレイヤー》が存在しています。
これは同じレベル11の攻撃ではダメージを受けない効果がありますが
翁丁臼は魔法《OTSスコーチング・ストリーム》を発動、
自分の場のレベル10以上のギャラクシー族の数まで相手のカードを破壊でき、
これによって装備魔法を破壊してしまいます。
そして無防備になったディスカルマ・ライナックに
マジェスティック・オブ・アウターバース3体で攻撃。
その絶望の攻撃によりユウディアスのライフは0となってしまいました。
ターン6・・・それは敗北が確定してしまう未来です。
最終決戦と明言された今回のデュエル。
前後のターンが書き換わるという前代未聞のデュエルが行われました。
結果としてターン6でユウディアスの敗北が決定しているので
ターン5で何かしら未来を変えなければいけないという事なのでしょう。
翁丁臼の目的も未来を変えるというものであり
とにかく「未来を変えるかどうか」というのが作品全体のテーマとなっていますね。
次回予告 第151話(最終話)『決闘者(デュエリスト)はここにいる』
いよいよ来週で最終回です。
ターン6に敗北が決定している状態でデュエルが続行。
ターン5の間に未来を覆さなければいけないという事なのでしょう。
あらすじでは「引けるか!未来を変える1枚を・・・!」と言っていますが
これラッシュデュエルなのでたくさんドローしてます。
エンディングと同じような場所で寄り添いながら泣く3人。
お別れの時が近づいているという事なのかもしれません。
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