遊戯王ゴーラッシュ145話の感想です。
前回の感想はこちらです。
目次
デュエルの手順は全て書いてある
現在ではタイム・マシーンの管理はMIKが徹底して行っており封印状態になっています。
ミューダやデュッティといったベルギャー人がしっかり復活していましたが
ユウディアスやズウィージョウがいなくなっている事を嘆き悲しんでいました。
またクヤムヤはなぜか現代の方で復活していました。
他の4人と違いタイムマシーンに巻き込まれていなかった為に現代に残ってた感じでしょうか。
主人や仲間がいなくて寂しがっているクヤムヤをアサカが面倒みている感じですね。
さてそんなアサカに対して業務連絡が入ります。
戦国時代ではユウディアスを新たな頭首とした統治が行われていました。
過度な伐採の禁止や年貢の低減を却下する代わりに蔵を開放するなど
結構真面目に統治をしています。ユウディアスもズウィージョウも戦争経験者なので
こういう領土を奪った後の処理も手慣れているのかもしれません。
なおズウィージョウの指示に対して家臣たちは「UTS!」と返事をしています。
・・・・・・もしかしてUTS扱いでこの領土統治してる?
そんな感じで統治をおこないつつ現代に戻る方法を思案するユウディアス達。
ここは現代の六葉町と同じ場所ですが戦国時代には町はまだなく
変わらず存在しているのは六葉山ぐらいです。
が、その六葉山を見て遊歩が何かを思いつきました。
アサカがタイムマシーンに巻き込まれていなかったら
試作デュエルプラントの廃虚の捜索はするだろうと判断して
そこにブリュエアに手伝ってもらいつつ手紙を残そうと考えたわけです。
そうして繋がるのが少し前にアサカが見つけた戦国時代のデュエルディスクです。
そしてそのデュエルディスクの中には紙束が入っており
底には遊歩からのアサカ宛の手紙が存在していました。
手紙の内容は戦国時代に皆がいる事と現状報告、
そして時間移動装置を修理して助けに来てほしいという要望でした。
それと同時にもし自分がデュエルで勝ったら願いを聞いてほしいと
デュエルの手順が大量に書き込まれておりました。
様々なパターンを想定したデュエルの展開が全て書き込まれているようで
ぱっと見る限りでも初手のカードからそれに応じた展開手段が記載されています。
要するに遊歩は「トムの勝ちデース」を本気でやるつもりです。
「初手に何を引いたか」「その後何をドローするか」は
まあ実際にひいてから手紙を書くことができるのかもしれませんが
それでも相手の行動に合わせた展開を全部記載するというのは無茶にもほどがあります。
実際アサカもそんなすべてお見通しなデュエルなどふざけるなと思っているようで
デュエルをするからには徹底的に叩き潰す方針です。
それにしてもこの男、ノリノリである
そんなわけで遊歩VSアサカの時を超えたラッシュデュエルが開始されました。
なおデュエルの展開はテルに読んでもらって再現してもらう方針のようで
テルは手紙の内容をコンピューターに分析させつつ代理でデュエルする形になります。
デッキの方も遊歩の持っていたものを限りなく再現させたものを使用する形です。
それはよろしいのですが
この男、突然遊歩のコスプレをしはじめました。
真面目な目つきをしたまま割と本格的なコスプレをしている上に
語尾まで「だヨ」とつけて真似ているのがお腹痛いです。
このテルの突然の奇行にアサカが動揺・・・というかそれ以上にクヤムヤがダメージ受けています。
自分の主のコスプレをした男が目の前に突然出てきたらこんな反応も仕方ないのかもしれません。
しまいには調子を崩して倒れ込んでまでいます。
ここに来て大分豊かなリアクション見せてくれるようになりましたねクヤムヤ。
まあなんにしても遊歩のターン、ドローだヨ。
モンスター2体を召喚して《ブルートゥース・バーストドラゴン》をアドバンス召喚だヨ。
カードを2枚セットしてターンエンドだヨ。
ちなみにこの「だヨ」は全部テルが言っています。
真面目にやれとツッコミをするアサカに
自分はぐっちょぐちょに真面目で私のハートはかつてないほど潤っていると主張するテル。
いやこいつ明らかに楽しんでます。ノリノリです。
アサカがなんていうかもうすごい顔してます。
テルの言動が相当きついのが伝わってきますね。
アサカのターン、ドロー。
このデュエルはアサカの展開を完全に予測する前提で成り立っているわけですが
じゃあこのカードを使うのを予測できたのか?と《時の機械-タイム・マシーン》をセットします。
自分のデュエルディスクの中が一番安全だと判断してデッキに投入していたようです。
しかし遊歩はそんなアサカの行動すらお見通しでした。
最初にカードをセットするのであれば性格上切り札に近いカードである可能性が高いと
罠《ブルートゥース・バーストドラゴン》を発動しセットカードを破壊します。
遊歩はアサカがタイム・マシーンを使うであろうことも完全に予測していました。
それならばと《幻壊兵ニッカ》を召喚して効果で墓地肥やしを行い、
その中にあった《幻壊兵ポッカ》を回収して召喚、
その効果で《スクラップゲート》を手札に確保します。
そしてニッカとポッカをリリースして《幻壊竜バクハムート》をアドバンス召喚です。
更にバクハムートを墓地へ送ってフィールド魔法《スクラップ・ゲート》を発動、
墓地からバクハムートと《幻壊聖地竜ローラー・ロード》をデッキに戻し
時限の限界を旅し訪れたるは虚空!
我が鼓動を凍えさせる前に撃滅せよ!
時幻壊竜バクハクロノス、発破!!
2体を素材にした《時幻壊竜バクハクロノス》をフュージョン召喚します。
遊歩にも見せたことのない新しいエースです。
その効果でブルートゥースの攻撃力を1200下げ、
更に3体のモンスターをデッキに戻す事で墓地のタイム・マシーンを場に再びセットします。
更に装備魔法《幻壊剣チクエディア》を装備させて攻撃力を上げて攻撃、
戦闘破壊しつつ2200のダメージを与えます。
アサカはこれでターンエンドです。
キモい
果たして見せたことのないモンスターを出してきた場合どう対処するのか、
テルがデュエルの続きを確認しようとするものの中々出力されません。
流石にこれに対する予想はできなかったのかと考えるテルですが
ここで遊歩の回想・・・回想といっていいかわかりませんが
とにかく手紙を書いている時の場面に移ります。
デュエルの展開を予測するのに難儀しているようで
ブリュエアに休憩を促されている遊歩。
そんなブリュエアに遊歩は1つ質問をします。
記憶をなくした3人のダークメンに自分の事を思い出してもらう方法はないかと。
ブリュエアは分からないと言いつつも、
仮に母上が自分の事を忘れてしまったとしても自分が母上を大好きなことは変わらないと
そう遊歩に伝えます。
それを聞いて遊歩もまた大事なのは思い出してもらう事ではなく
自分が皆を大好きだと、心を通わせる事が大事なんだと考えます。
アサカとのデュエルも気持ちを通じ合わせる事が一番大事なのであって
データや計算よりも大切な事があるんだと判断しました。
遊歩のターン、ドロー。
《ウェーブパルサー・ドラゴン》と《ライトウェーブ・ドラゴン》を召喚、
ライトウェーブの効果でバクハクロノスの攻撃力1500下げ、
2体をリリースして《レッドブート・ブーストドラゴン》をアドバンス召喚します。
更にウェーブパルサーの効果でも攻撃力を下げていきます。
遊歩はバクハクロノスの事は把握できていません。
それでもやる事は変わらないとばかりに動きを展開していきます。
魔法《ブルートゥース・リコネクト》で墓地のブルートゥースを蘇生、
その効果で攻撃力の下がったバクハクロノスを破壊します。
効果で破壊されてしまってはタイム・マシーンの発動もできません。
タイム・マシーンをもう1度セットする事まで予測していたのかと驚愕するアサカに対して
遊歩が実体化したかのように出現し、
アサカの事はなんだって知っていると言います。
六葉の事ばかり考えて自分の事は二の次、
でもデュエルになれば本当の事を見せてくれるアサカが大好きだと。
そんなアサカにだからこそ頼めると。
今までこのデュエルを意味のないものだと感じていたアサカでしたが
遊歩のその言葉で何か吹っ切れたようで
そんな事を言うのは私に勝ってからにしろ、と楽しそうに宣言します。
ダイレクトアタックの際にアサカは罠《幻壊奥義-一式攻事》を発動、
遊歩のモンスターをすべて破壊しますが
それに対して遊歩は罠《フラッシュメモリー・フュージョン》を発動、
キミの心と私の気持ちが、高めあって、
光すら羨むスピードで、跳ぼうヨ!
紫鱗弾の超越爆撃速竜!!
今破壊されたブルートゥースとレッドブートを素材に
紫鱗弾の超越爆撃速竜(ヴァイオレットスケール・エンハンスド・ブラストドラゴン)を
フュージョン召喚します。
《フラッシュメモリー・フュージョン》の効果でバクハムートが蘇生され
これを戦闘破壊すればタイム・マシーンの発動条件を満たせてしまいますが
「それはお前のライフが残っていた場合の話だろ」と言わんばかりに
ヴァイオレットスケールの永続効果によりバクハムートの攻撃力分だけ
自身の攻撃力もアップ、そのままバクハムートに攻撃を仕掛けて
アサカのライフを一気に0にまで削りました。遊歩の勝利です。
本当に「トムの勝ちデース」をやり切りました。
完全にしてやられたアサカですが
デュエルの結果に関係なく信用し必ず助けにいく事は読めなかっただろうと言います。
でもそれこそ最初から予測されてた感じもしますね。アサカならそうするって。
そして遊歩の幻影はいつの間にかその姿をクヤムヤに変えていました。
先ほどまで見えていた幻影はどうやらクヤムヤが手紙の内容から再現したもののようです。
クヤムヤもまた遊歩と繋がっていたんだなとアサカは感謝します。
手紙を通じて過去からの声を聞く、素晴らしい事が起きたと
とてもいい感じにテルが纏めようとしますが
相変わらず遊歩の恰好をしているテルをアサカはキモいとばっさり切り捨てます。
ジェンダーフリーなど知った事かと言わんばかりのばっさり感です。
そもそも最初から遊歩の恰好なんてする必要なかったので
このあたりは完全にテルの趣味という事なのでしょう。
そもそもいつ遊歩の服装を用意していたのかという話にもなります。
「白状しろ!他にも持っているだろ!」と詰め寄るアサカ。
そう、こいつ以前から女装セットを用意していた可能性が高いわけで
だとすると他の衣装も恐らく用意している事になります。
そして遊歩はブリュエアのアドバイスを受けて何か決心がついたのか、
サビュアス、ゼイエト、フカムラの3人に以前の事を語ってみる事にしました。
記憶を失ったのならまた一から交流を始めようって感じでもあるんでしょうね。
アサカはフェイザーとトレモロにも事情を説明、
彼らもタイム・マシーンの修理は全面的に協力してくれるようになりました。
ただ疑問なのは遊歩たちが全員戦国時代に飛ばされているという事実です。
果たして偶然全員が戦国時代に揃うなんて事がありえるのか、
偶然ではないとしたら時代の変化を戻そうとする力が働いてこうなったのではないか、
核心こそ持てないもののそんな推測が頭をよぎりました。
というわけで時を超えたデュエルを行ったわけですが
なんかもうテルに全部持っていかれた感じします。
このテルの女装、単純に遊歩の恰好してるわけじゃなくて
喉仏など男としての要素が出る分は上手く隠しているんですよね。
女装としてもかなりガチ度の高い女装をしていますこれ。
そういえばこいつクリーニング屋をやってましたね。服には拘りがあるのでしょう。
おかげで今回クヤムヤが終始可愛かったです。
次回予告 第146話『明日待ちきれない法師』
近隣の村で妖怪八尺様が子供を驚かせているとの事なので探し出そうとするユウディアス達。
ものすごく日常回な感じですがもしかしてこのまましばらく戦国時代統治編始まるのでしょうか。
そしてここに来てまた新キャラが出てきました。
丘・サー・ファー子。もう名前からしてみつ子の同類っぽい感じです。
ご先祖様・・・というよりは同僚の1人なんでしょうね宇宙人だし。
侍嫌いなようで遊飛を侍だと思って襲い掛かってくるようです。
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