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遊戯王ゴーラッシュ!!第137話『黒いオーティス』感想 エポックがいなくなった事でマジ切れモードのザ・ルーグ

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遊戯王ゴーラッシュ!!137話の感想です。

前回の感想はこちらです。

 

 

 

怒りのユウディアス、怒りのルーグ

ダークメン達、そしてユウナがタイム・マシーンへと消えていきました。

オーティス遊飛が言うにはタイム・マシーンの機械そのものは壊れてしまったようですが

時間移動はまだ可能との事。

そして時間移動のパワーを生み出す為には何度だってデュエルをすればいいと考えています。

オーティスの目的は遊我のいる時代に行き暴れまわる事。

記憶のないオーティスにとってそもそも遊我が誰なのかというのは把握していません。

にも拘わらずそのような目的を持つのはそれがオーティスとしての行動原理なのだと。

 

そんなオーティスを見て遊歩は自分のしてきた事に絶望します。

遊歩は遊我のいる未来を守る為に全てを敵に回してオーティスになろうとしていました。

しかしその目的の先にいるオーティスは遊我の未来で暴れまわろうとしています。

最終的に多くの犠牲を生み出し、そしてその結果として

得体のしれない何者かを生み出してしまった。

結局の所オーティスになろうという遊歩の行動は

それが遊我の時代を守るという行動に繋がらない事を実感してしまったのでしょう。

アサカもオーティスになろうと考えたことがありましたが

今のオーティスを見てそれが間違いであったと確信しました。

オーティスの思い通りにさせてしまえばベルギャー人を助け出すどころではなく、

更なる犠牲が増えてしまうとアサカは、そしてマナブもまた

オーティスを倒さなければと決意します。

オーティス自身はまさに受けて立ってやるという感じで微笑んでいますね。

 

そしてもう1人、オーティスに対して強い敵意を持つものがいました。

「エポックをやったのはお前か・・・」

ザ・ルーグがそう静かに、そして確かな敵意を持って語り掛けます。

怒りを露わにしているユウディアスに対してこちらはまさに静かにキレているという感じで

デュエルをするしないに関係なしに直接的にオーティスを葬り去ろうとまでしています。

ルーグもまた暴走しがちとはいえ本来ユウディアスに匹敵するレベルの善人であり

そんなルーグがここまでキレている事に彼にとってもまた

エポックが消えた事が彼にとっても大きなショックであったことが伺えます。

静かながらも本当に底冷えするような話し方なんですよねここのルーグ。

 

そしてユウディアスといえばそれはもうブチのギーレェです。

こちらも目からビームで正真正銘のダイレクトアタックを繰り出しています。

ユウディアスに比べればルーグはまだ冷静であり

彼に対して無理をするなと気遣いをしています。

エポックの仇を撃ったとしてもエポックはかえって来たりはしないと自覚しています。

ある意味ではそれを理解しつつも仇を撃とうとしているあたりが

ルーグの怒りを表しているともいえますが。

そんなルーグの言葉にユウディアスも少しは冷静になりますが

それでも自分にデュエルをさせて欲しいとルーグに対して懇願します。

とにかく怒りをぶつけなければ気が済まないのかもしれません。

オーティスを守ろうとするズウィージョウに対しても

邪魔だからそこをどけと怒りを露わにしています。

周囲の者たちもそんな様子を見て本当にユウディアスなのかと疑問に思っています。

普段の善良そのものはユウディアスを見慣れている人たちからすれば

動揺するのも無理はありませんね。

 

その様子を見てオーティスはラッシュデュエルの相手にユウディアスを指名しました。

こうしてユウディアスVSオーティスのラッシュデュエルが開始されます。

 

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鬼神と化したオブリビオン

先攻はオーティス、ドロー。

手札2枚を墓地へ送って魔法《パラノーマル・ディール》を発動、3枚ドローします。

そして魔法《パラノーマル・アドベント》によって墓地肥やしをしつつ

墓地から《パラノーマル・トリッカー》を蘇生、

その効果で墓地肥やしをしつつ名前を《セブンスロード・マジシャン》に変更します。

さらに《ロードスターの剣士》を召喚して2体をデッキに戻し、

《ロードスター・グラディマギア》のコンタクトフュージョンに繋げます。

オーティスはこれでターンエンド。

 

オーティスは遊歩に問いかけます。

お前が見た遊我の時代にベルギャー人はいたのか?」

恐らくは視聴者の中にはこの事実を把握していながらも

目をそらしていた人もいるのではないでしょうか。

遊歩たちが未来に行ったのはまだフェイザーが宇宙人撲滅をしようとしていた頃。

その時は宇宙子たちの姿を見て未来にも宇宙人がいると安心していました。

しかしベルギャー人は?そう見ていなかったのです。

その事実が本当であれば遊歩のいた未来ではベルギャー人は復活しなかった事を意味します。

それは今のオーティスにユウディアスが勝てなかったという示唆でもあります。

 

同時に遊歩はオーティスの真意を理解します。

記憶を失いオーティスとなった遊飛ですがそもそもオーティスとは何なのでしょう?

誰も「正しいオーティス」なんてものを知らないのに

ただ漠然とオーティスである事を望まれている存在。

誰かの都合によって勝手に生み出された人格ともいえる存在。

本人ですら自分が遊我の時代を引っ掻き回した怪人オーティスなのか、

それともただの出来損ないのオーティスもどきでしかないのかわかりません。

それでも記憶のない中、自分がオーティスであるという事だけが

唯一のアイデンティティーであり負ける事が虚無の存在である事を証明してしまいます。

記憶を失うという事はそれほど恐ろしい事であり

その気持ちを理解できるものは同じく記憶を失った人だけなのでしょう。

 

ユウディアスのターン、ドロー。

《ギャラクティアラ・イヴ》を召喚してその効果でドロー、

さらに《ツイン・クールスター》を召喚して2体分のリリースとなります。

果つる銀河の岸の辺に…
朽ちゆく記憶は波の跡…
その刻まれし船の名は…
ギャラクティカ・オブリビオン・アーク!

 

そうしてアドバンス召喚されるのは《ギャラクティカ・オブリビオン・アーク》。

通常のオブリビオンと違いまるで鬼神のようだと言われています。

モンスター2体をセットして効果を発動、

自身に効果破壊耐性を付与しつつ自分の場のモンスター数×400のダメージ、

つまり今回の場合1200のダメージを与えます。

 

もしベルギャー人が復活したら?

ダメージを受けながらもオーティスは言います。

自分を倒したらベルギャー人は復活する。

だけどそうなった場合何が起こるか分かっているんだろうなと。

そう、ダークマター空間はベルギャー人によって支えられており

もしベルギャー人が復活したらダークマター空間は崩壊してしまうだろうと。

テルはダークマターについて研究をしており専門外であるとは前置きしつつ

ダークマター物質は本来非常に不安定な物質であり

何かを無くす、何かを離れ離れにしようとする特性を持ち

それゆえにまとまって存在していたり何かを形成する事はできません。

しかしある時、大量のベルギャー人が一気に消滅する出来事が発生しました。

その消滅にダークマター物質が反応を起こし、

マイナス×マイナスの刺激によってダークマター空間が形成、

ダークマター物質がまとまって形成する事も可能になったと言います。

そしてベルギャー人が復活してしまえば

ダークマター空間が消滅するのもまず間違いないだろうとも。

そうなった場合ダークメン達がどうなるかはまったく予想がつきません。

それはダークパワーと一体化した遊飛にも言える事でした。

 

しかしそれを聞いてもユウディアスはまったく止まるつもりがありません。

「どっちにしたって困っちまうな」と挑発するオーティスに対して

ただ話は終わりか?と聞く耳もたないといった感じで怒りを露わにしています。

ユウディアスは装備魔法《ストレンジクロー》をオブリビオン・アークに装備、

戦闘破壊耐性こそ付与するものの攻撃力は上がりません。

そんな事をお構いなしにグラディマギアに対して攻撃、

攻撃力はグラディマギアの方が上なので返り討ちにあいダメージを受けますが

これにより《ストレンジクロー》のもう1つの効果が発動、

装備したモンスターの戦闘で破壊されなかった相手モンスターを破壊します。

このときの破壊の描写が黒いもやもやに包まれて消えていく感じで

なんというか実に禍々しいです。

その様子を見て周囲も動揺を隠せずロンドンは

「勝ち負けとか関係ない所に気持ちいっちゃってない?」と

今のユウディアスの心境を推測します。

今、前の前のモンスターを倒す事しか頭になく、

自分が傷つくような戦い方をしているのも戒めなのではないかと。

ユウディアスはこれでターンエンドです。

 

そんなユウディアスの様子を見てオーティスもまた

この間までのユウディアスではないと判断、

それでも「面白い」と笑みを浮かべています。

そしてついてこいと言わんばかりに奥へ逃げていくオーティスに

それを追いかけていくユウディアス。

その途中で今までに起こった様々な出来事が浮かび上がってきますが

どうもこれ、オーティスのダークパワーの影響で

時間移動システムが暴走してしまっている様子です。

 

 

 

 

というわけで終始ブチギレモードのユウディアスでした。

個人的にはユウディアスがキレている事よりも

ルーグがキレている事の方が衝撃的でしたね。

彼にとってもエポックがいかに大切な存在であったかが伺えます。

 

そして今回、というか前々から提示されていた

「ダークマター空間が消えたらダークメン達はどうなるのか」という命題。

我々地球人にとって地球がもし消えたらと考えた場合、

何かしら地球で確保できる栄養などを別の手段で用意できなければ生存は困難でしょう。

恐らくはダークメン達が生存できるかどうかは

ダークマター空間なしでもダークマター物質を安定して供給できるかにかかっていると思います。

 

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次回予告 第138話『時間パワー』

公式予告

 

サブタイトルの時間パワーとは暴走する時間移動から生み出された

過去と未来の情報が力として現れたもののようです。

そしてそれが時間の重みを受けた攻撃としてユウディアスに襲い掛かってくるようです。

 

マスター・オブ・セブンスロード、魔導騎士-セブンス・チャリオット、

そして魔導竜騎士-セブンスギアスと

セブンスロード関連のフュージョンモンスターが並んでいます。

ボスとしての風格十分な圧巻の構図ですね。

 

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