今回紹介するのは9月28日発売の
「WORLD PREMIERE PACK 2024(ワールドプレミアパック2024)」よりこのカードです。
目次
カード説明
効果モンスター
星9/闇属性/炎族/攻2800/守1500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札に存在する場合、自分・相手のメインフェイズに、
フィールドゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
このカードを手札から相手フィールドに特殊召喚し、対象のカードを破壊する。
その後、デッキから「灰滅」永続罠カード1枚を選び、手札に加えるか自分フィールドにセットできる。
②:このカードが相手フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
フィールドのモンスターを全て破壊する。
【灰滅】に属する闇属性炎族のレベル9モンスターです。
黒い体を持ち紫色に燃えるブレスを放つドラゴンです。
灰滅の都 オブシディムと思われる都が燃え盛っており今もなお暴れまわっています。
このドラゴンの凶暴さ、そして残忍さを物語っているイラストですね。
このドラゴンこそがオブシディムを滅ぼした元凶と思われ
相手の場に特殊召喚される効果からも打ち倒すべき邪龍としてデザインされています。
オブシディムのモチーフが火山の噴火によって滅びた都市ポンペイである事を考えると
このカードのモチーフはその元凶であるヴェスヴィオ火山の噴火でしょう。
英語名は「ヴェイドス・ザ・イラプション・ドラゴン・オブ・エクスティンクション」。
イラプションは噴火、エクスティンクションは絶滅を意味する言葉であり
やはり火山の噴火がモチーフであることが伺えます。
フィールド魔法を破壊して相手の場に特殊召喚
①:このカードが手札に存在する場合、自分・相手のメインフェイズに、
フィールドゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
このカードを手札から相手フィールドに特殊召喚し、対象のカードを破壊する。
その後、デッキから「灰滅」永続罠カード1枚を選び、手札に加えるか自分フィールドにセットできる。
①の効果はお互いのメインフェイズに1度、
場のフィールドゾーンのカード1枚を選択、
自身を手札から特殊召喚しつつ、そのフィールド魔法を破壊します。
基本的には灰滅用のフィールド魔法である《灰滅の都 オブシディム》を自分で用意して
それを破壊して特殊召喚する形となるでしょう。
オブシディムは破壊される事でデッキから灰滅モンスターを特殊召喚できるので
このカードの展開と同時に灰滅モンスターのリクルートも兼ねるような形となります。
このカードが相手の場にいる事で他の灰滅モンスターをデッキから特殊召喚できる
《灰滅せし都の王》がリクルートする有力な候補となるでしょう。
更に特殊召喚後、デッキから灰滅永続罠をサーチするか場に直接セットできます。
現在対応しているのは《終わりなき灰滅》と《果てなき灰滅》の2枚であり
前者はサーチと同時に相手の場にいったこのカードを奪いつつ他のモンスターの弱体化、
後者は相手の場のこのカードを素材にした融合召喚に種族変更、
とそれぞれ違った役割を担うので状況に応じて必要な方を確保していきたい所です。
②:このカードが相手フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
フィールドのモンスターを全て破壊する。
②の効果は1ターンに1度、相手の場から墓地へ送られた場合に
場のモンスターをすべて破壊できます。
打ち倒された際にも周りに被害をもたらしつつ倒されるというまさに邪龍な効果です。
自分モンスターも巻き込まれる形となりますが場の一層が可能であり
①の効果で確保した《果てなき灰滅》はフリーチェーンでこのカードを融合素材にできるので
妨害手段としても機能します。
同じくフリーチェーンでこのカードを破壊できる
《灰滅せし都の英雄》で破壊するのも効果的です。
フィールド魔法メタとしても
【灰滅】における中核を担うカードであり
まずはフィールド魔法を破壊しつつこのカードを相手に送り付ける事が基本的な動きとなります。
相手の場から墓地へ送られる事でフィールドのモンスターの一層に繋がるだけでなく
《灰滅せし都の王》でリクルートするための条件を満たしたり
《灰滅せし都の先懸》で手札に戻したり
《終わりなき灰滅》で自分の場に移動させつつ相手モンスターを弱体化させたりと
このカードを絡めた動きは多岐にわたります。
何をするにしてもこのカードを相手に送り付ける事が重要となるでしょう。
また相手がフィールド魔法を発動していた場合、
それを破壊して特殊召喚する事も可能です。
相手がフィールド魔法に依存するデッキであればメタカードの1つとして機能し、
フィールド魔法が展開に関わるデッキ相手には
後攻0ターン目から活用できる妨害手段にもなるでしょう。
相手にモンスターを送り付けるというコンセプトは
壊獣にもありましたがあちらが壊獣大決戦するのに対して
こちらは邪龍に人間たちが立ち向かうというコンセプトが面白いですね。
コメント