《Ｍ∀ＬＩＣＥ＜Ｑ＞ＷＨＩＴＥ ＢＩＮＤＥＲ（マリス　クイーン　ホワイト・バインダー）》遊戯王ＯＣＧカード考察

今回紹介するのは８月２４日発売の

「デッキビルドパック クロスオーバー・ブレイカーズ」よりこのカードです。

カード説明

wiki

【Ｍ∀ＬＩＣＥ】に属する闇属性サイバース族のＬＩＮＫ－３リンクモンスターです。

白いドレスを身に纏い、剣を二刀流で構える銀髪の少女です。

両脇に大型のユニットのようなものを随伴させており

これを用いて高速移動でもしそうな勢いです。

モチーフとなるのは「鏡の国のアリス」における白の女王と思われます。

時間を逆に生きており、結果として未来予知のような能力を持っていますが

身嗜みを自分で整える事が出来ずにアリスからは「乳飲み子のように無力」とまで称されています。

「バインダー」とはマルウェアにおいて複数のファイルを１つに結合する仕組みで

別のソフトウェアにマルウェアを結合させてマルウェアである事を隠蔽させたりします。

お互いの墓地から好きなカード３枚除外

リンク素材はモンスター２体でそのうち１体はＭ∀ＬＩＣＥを指定しています。

《Ｍ∀ＬＩＣＥ＜Ｑ＞ＲＥＤ ＲＡＮＳＯＭ》と同じ素材指定であり出し方はあちらに準拠します。

やはり《スプラッシュ・メイジ》をまずリンク召喚し

あちらの効果で墓地からＭ∀ＬＩＣＥを蘇生すると素材を揃えやすいです。

リンクマーカーは上と左右にあるメインモンスターゾーン向きの配置です。

このカードは除外されても③の効果で特殊召喚ができ

その際にメインモンスターゾーンに移動するのでリンクマーカーが活かしやすいです。

①の効果は１ターンに１度、特殊召喚した場合に

お互いの墓地のカードを合計３枚まで除外できます。

Ｍ∀ＬＩＣＥモンスターはいずれも除外される事で特殊召喚ができるので

間接的に墓地のＭ∀ＬＩＣＥを蘇生できる効果として機能します。

相手の墓地からも除外する事が可能であり墓地メタとしても活用できます。

②の効果は１ターンに１度、

デッキや墓地からＭ∀ＬＩＣＥ罠をセットできます。

Ｍ∀ＬＩＣＥ罠はＭ∀ＬＩＣＥモンスターを除外する事ですぐさま発動可能であり

このカードもまた他のマリスモンスター同様に除外される事で特殊召喚できるので

自身を除外してすぐさま発動してもいいでしょう。

③の効果は１ターンに１度、

除外された場合にライフを９００払う事で自身を特殊召喚しつつ１枚ドローできます。

Ｍ∀ＬＩＣＥモンスターが共通で持つ除外される事で特殊召喚できる効果ですが

このカードの場合、そこの１枚ドローのおまけがついておりシンプルにアドバンテージを稼げます。

②の効果でＭ∀ＬＩＣＥ罠をセットできるので

罠の効果ですぐさま除外してこの効果に繋げる事も可能です。

Ｍ∀ＬＩＣＥリンクの中では罠のサーチと除外されて特殊召喚する事でドローする効果を持っており

全体的にアドバンテージ面の確保に優れた性能をしています。

《Ｍ∀ＬＩＣＥ＜Ｃ＞ＧＷＣ－０６》と《Ｍ∀ＬＩＣＥ＜Ｃ＞ＭＴＰ－０７》は

Ｍ∀ＬＩＣＥリンクがいる場合に発動する事で真価を発揮できますが

リンクモンスターであるこのカードでデッキから引っ張ってくる事で

スムーズにその条件を満たす事が可能です。

特にこのカードで《Ｍ∀ＬＩＣＥ＜Ｃ＞ＭＴＰ－０７》をセットして

妨害手段として構えるというのはシンプルに強力です。

①の効果で墓地から３枚まで除外できる点も優秀であり

墓地にＭ∀ＬＩＣＥモンスターが複数いれば大量展開の布石としても機能してくれます。

そうでなくとも相手の墓地アドバンテージを減らす用途として使えるので

全体的にどの効果も腐らせにくく使いやすいです。

赤の女王モチーフがいるなら白の女王モチーフも来るかなって思いましたが

案の定来ましたね。

女王に限らず鏡の国のアリスの方からもいくつか新規出てきそうですね。