今回紹介するのは7月27日発売の
RAGE OF THE ABYSS(レイジ・オブ・アビス)よりこのカードです。
目次
カード説明
融合・効果モンスター
星6/闇属性/幻想魔族/攻2700/守 0
幻想魔族モンスター+悪魔族モンスター
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが融合召喚した場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを墓地へ送る。
②:自分・相手のスタンバイフェイズに、
自分の墓地の、「アザミナ」カードか「罪宝」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
【アザミナ】に属する闇属性幻想魔族のレベル6モンスターです。
植物の幹のようなもので出来た細身の体を持つ斧を持った戦士です。
兜で顔が隠れており右目と思われる部分が妖しく光っているのが印象的です。
「エリュシクトーン」とはギリシア神話に登場する人物で
トリオプスの子とケクロプスの子の2名が登場していますが
このカードの場合はトリオプスの子の方でしょう。
デーメーテールが大切にしていた神聖な巨木を
静止した人を殺してでも切り落とした結果呪われてしまい、
その結果決して言えない飢餓の呪いをかけられて自分の手足をも食い尽くしたと言われています。
このカードの「飢渇」はそこから名付けられたのでしょう。
またエリュシクトーンは「アイトーン」の別名で呼ばれます。
罪宝にもアイトーンと呼ばれるものがありこれは百鬼羅刹の大饕獣が
ガボンガが持っていたものを飲み込んだという設定が存在します。
攻撃力や守備力といったステータス百鬼羅刹の大饕獣と一致している事から
このモンスターは百鬼羅刹の大饕獣が変貌したものなのかもしれません。
お互いのスタンバイフェイズにアザミナや原罪を墓地から回収
融合素材には幻想魔族1体と悪魔族1体を指定しています。
ですが【アザミナ】においてはこれらの素材を揃えて融合召喚するのではなく
各種アザミナ魔法罠で罪宝カードを実質的な融合素材にして出すのが基本となるでしょう。
アザミナ魔法罠と罪宝カード1枚で出す事ができるので
特に《罪宝の欺き》で各種アザミナ魔法罠をサーチするとスムーズに出せます。
①:このカードが融合召喚した場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを墓地へ送る。
①の効果は1ターンに1度、
融合召喚した場合に、場のカード1枚を墓地へ送れます。
破壊耐性を突破できる上にモンスターと魔法罠どちらにも通用する
扱いやすい除去となっています。
②:自分・相手のスタンバイフェイズに、
自分の墓地の、「アザミナ」カードか「罪宝」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
②の効果はお互いのスタンバイフェイズに1度、
墓地のアザミナカードか罪宝カードを手札に回収できます。
タイミングはやや遅いもののお互いのターンに発動が可能であり
除去されなければ高頻度でアドバンテージを稼げます。
アザミナ関連の魔法罠は墓地から除外したり自力で再利用できたりするものが多いですが
《聖なる薊花》は墓地から回収できるのが1ターンに1度のみなので
複数回融合召喚したい場合などではこちらの効果も利用して回収する手があります。
普通に融合召喚するのも狙っていけそう
《アザミナ・オフェイレーテス》や《アザミナ・ハマルティア》で相手ターンの融合召喚が狙いやすく
その場合は①の効果を妨害手段として利用していけます。
自分ターンに融合召喚した場合でも相手スタンバイフェズに②の効果を発動しやすく、
それぞれのターンで融合召喚するメリットがあるカードとなっています。
状況によっては相手エンドフェイズに融合召喚を狙うのもいいでしょう。
エンドサイクの要領で①の効果が発動していけますし
上手く除去されずにいれば次の自分ターン、そして相手ターンと
合計2回、②の効果の発動が狙っていけます。
また【アザミナ】以外でも例えば【キマイラ】は
悪魔族と幻想魔族の両方を有する融合テーマなので
普通に素材を揃えての融合召喚を狙っていく事もできます。
①の効果は様々なデッキで活用できる汎用性の高い代物ですし
②の効果もディアベルスターなどを混ぜれば普通に活用できる代物なので
他のデッキに採用する選択肢も大いにありでしょう。
悪魔族デッキに《影法師トップハットヘア》あたりの幻想魔族をエクストラデッキに採用し
それらで融合召喚を狙っていく手もあります。
ちなみにこのカードに変貌したと思われる百鬼羅刹の大饕獣は
天上天下百鬼羅刹のイラストにしっかり写っています。
もしかしたらアザミナに変貌したとしても
元に戻るのかもしれませんね。
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