2024年7月29日に
マスターデュエルにて新しい制限改定(リミットレギュレーション)が施行されます。
前回の記事はこちらです。
目次
規制強化されたカード
なんにもないよ
規制緩和されたカード
大嵐(禁止→制限)
強奪(禁止→無制限)
規制強化されたカードは1枚もなく、
規制緩和が2枚だけと数だけ見ればとても小規模な改定です。
ですがその緩和されたカードがいずれも禁止カードであり
しかもそのうち1枚は禁止から一気に無制限になっていると思い切った代物になっています。
まず《大嵐》が禁止解除になりました。
OCGに続く形の緩和でありこれによりマスターデュエルにおいても
《ハーピィの羽根帚》と《大嵐》の2枚の全体魔法罠除去を採用出来る形になりました。
【ラビュリンス】など罠カードを多用してくる相手に対しては
結構な意味を持ってくるでしょう。
そして古のコントロール奪取カードの1つ、《強奪》が禁止から一気に無制限になりました。
コントロール奪取の代名詞であった《心変わり》も無制限カードの時代ですし
このカードも禁止解除をする、というのはまあそこまでおかしな話ではないのですが
このカードは他のコントロール奪取とはまた一味違います。
まず何といっても装備カードである点です。
これにより《アームズ・ホール》などでサーチが可能ですし
何よりも《聖騎士の追想 イゾルデ》の効果でデッキから墓地に送る事ができます。
イゾルデを使用する際に採用する装備魔法の枠としては
かなり汎用性が高く採用しやすい代物になっています。
「コントロール奪取が永続」というのも見逃せないポイントです。
《心変わり》などは奪った後にとっとと素材にしてしまうのが基本ですが
このカードの場合相手のエースモンスターを奪ってそのまま、という芸当も可能です。
相手ターンごとにライフを1000回復させる事になりますが微々たる代物でしょう。
どちらも汎用性が高く強力な禁止カードだったのが使えるようになるわけで
僅か2枚だけの改定ながらも今後の環境に与える影響は少なくないでしょう。
この2枚はどちらも後攻で相手の盤面をまくる状況で活きるカードなので
現在の先攻有利環境に一石を投じるべく緩和されたものだと思われます。
今後も先攻有利環境が続くようであれば
後攻向けのカードがどんどん緩和されていくかもしれませんね。