今回紹介するのは7月27日発売の
RAGE OF THE ABYSS(レイジ・オブ・アビス)よりこのカードです。
目次
カード説明
永続罠
このカードを発動する場合、このカードに祝台カウンターを5つ置いて発動する。
①:魔法・罠カードの効果で、EXデッキからモンスターが特殊召喚された場合、
またはデッキからカードが墓地へ送られた場合に発動する。
このカードの祝台カウンターを1つ取り除く。
その後、このカードの祝台カウンターの数が0の場合、
このカードを破壊し、自分は4000LP回復する。
その後、自分のデッキ・墓地から「祝台」罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
その後、自分のデッキの枚数が1枚以下の場合、自分はデュエルに勝利する。
汎用の永続罠です。
常夏のカミナリサマーが様々な宿題を前にして涙を流しながらガッツポーズをしています。
時計の時刻は23:59分を指しており夏休みの最終日、
ギリギリで宿題を終わらせたものと思われます。
カード名は明らかに「夏季の宿題」の漢字を変えたものであり
夏休みをこれでもかと現したカードになっています。
デッキ枚数1枚以下で
①:魔法・罠カードの効果で、EXデッキからモンスターが特殊召喚された場合、
またはデッキからカードが墓地へ送られた場合に発動する。
このカードの祝台カウンターを1つ取り除く。
その後、このカードの祝台カウンターの数が0の場合、
このカードを破壊し、自分は4000LP回復する。
その後、自分のデッキ・墓地から「祝台」罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
その効果はまずカウンターを5つ置いた状態で発動し、
魔法罠の効果でエクストラデッキからモンスターが特殊召喚されるか
デッキからカードが墓地へ送られる事でカウンターを1つ消費、
そしてカウンターが0になればこのカードを破壊してライフを4000回復、
さらにデッキか墓地から「祝台」と名のつく罠を新たにセットします。
現状祝台カードはこのカードのみの為、必然的に同名カードを置く形になります。
これ宿題を終わらせたのにまた新たな宿題がやってきてるんじゃ・・・。
カウンターを取り除く条件を満たす魔法罠としては墓地肥やし系のカードの他、
各種融合カードやランクアップマジック、《ネクロイド・シンクロ》など
エクストラデッキから各種カードを出す効果が該当します。
基本的には墓地肥やしをしながらカウンターを溜める形になりますが
相手のデッキからカードを墓地へ送る事でもカウンターを取り除くことが可能です。
《ラドリートラップ》のように複数回墓地肥やしを行えるカードを活用する事で
効率的にカウンターを取り除いていく事ができるでしょう。
そしてカウンターが5つ取り除かれ他の祝台カードを新たにセットし
その状態で自分デッキ枚数が1枚以下であれば特殊勝利が発生します。
夏休みの終わりギリギリ宿題を終える事で特殊勝利が出来るという事なのでしょう。
大量に墓地肥やしを行えるデッキであればデッキ枚数1枚以下というのは充分狙う事が可能であり
特殊勝利系としてはかなり現実的に狙える範囲のものと言えます。
ただそれでもそう簡単ではありません。
カウンターを取り除く効果は強制効果である為に墓地肥やしを大量に行うとしても
「丁度カウンターが0になった状態で1枚以下」という状況を作らなければいけません。
カウンターを減らさないモンスター効果での墓地肥やしも併用するなど
丁寧なデッキ枚数管理が求められるでしょう。
その上で永続罠なのでセットしてから発動するまでのタイムラグがあり
自分ターンにカウンターを0にするのを狙うのであれば除去から守る必要もあります。
「相手が同様に墓地肥やしやエクストラデッキからの特殊召喚を行ってもカウンターが減る」
というのも要注意ポイントです。
相手が特殊勝利を阻止する為にこれらのカードを使ってきて
カウンターを0にするタイミングをずらしてくる、というのも考えられるでしょう。
特殊勝利条件を満たせなくてもライフを4000も回復した上で
新たにカードをセットして再びチャレンジする事が可能ですが
その時にはもうデッキが残り僅かで5回も墓地肥やしをする余裕がない、
という状況が発生するのは覚悟する必要があるでしょう。
ですが十分チャンスのある特殊勝利条件である事もまた確かです。
【ライトロード】のような墓地肥やし手段に長けたデッキであれば
勝ち筋の1つとして採用してみるのも面白いでしょう。
効果からして「祝台」をシリーズ化させる気マンマンですね。
そのうち「凍機の宿題」とか出るでしょ。
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