今回紹介するのは7月27日発売の
RAGE OF THE ABYSS(レイジ・オブ・アビス)よりこのカードです。
目次
カード説明
通常罠
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:EXデッキの「アザミナ」融合モンスター1体を相手に見せ、
そのレベル4につき1枚、自分の墓地・除外状態の「罪宝」カードをデッキに戻す。
その後、見せたモンスターを融合召喚扱いで特殊召喚する。
②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「罪宝」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードはこのターン発動できない。
【アザミナ】用の通常罠です。
原罪のディアベルゼがシルエット姿の殺戮聖徒レジーナと対峙しています。
絵本風の抽象的な黒い草花で生い茂ったこの森は
恐らくは「白き森」が変貌した姿なのでしょう。
傍らには蛇眼の炎燐の姿があり、
ディアベルスターを打ち負かし蛇眼の炎燐を奪い取ったその足で
そのまま対峙しにいったものだと思われます。
「ハマルティア」はギリシャ語で「的外れ」を意味する言葉であり
聖書においては神との関係を断絶する罪を意味します。
もしかしたらディアベルゼは自分の罪と向き合う為に白き森に赴き、
魔女との因果を断ち切ろうとしているのかもしれません。
恐らくはディアベルスターにも頼らずに
自分の手で決着をつけたいのでしょうね。
墓地や除外ゾーンの罪宝をデッキに戻して融合召喚
①:EXデッキの「アザミナ」融合モンスター1体を相手に見せ、
そのレベル4につき1枚、自分の墓地・除外状態の「罪宝」カードをデッキに戻す。
その後、見せたモンスターを融合召喚扱いで特殊召喚する。
①の効果は1ターンに1度、
エクストラデッキのアザミナ融合モンスターを相手に見せて
その融合モンスターのレベル4につき1枚、墓地や除外ゾーンの罪宝カードをデッキに戻して
融合召喚扱いで特殊召喚します。
アザミナ魔法罠が持つ特有の融合召喚の効果であり
これにより原罪カードを実質的な融合素材として融合召喚します。
「レベル4につき1枚」というのは端数切り捨てになるので
レベル6のアザミナは1枚、レベル8のアザミナは2枚、原罪カードを墓地へ送る形になります。
このカードは他のアザミナ魔法罠と違い墓地や除外ゾーンから
原罪カードをコストにする形で合召喚するので
準備さえ整っていれば2枚の現在カードが必要な《殺戮聖徒レジーナ》も
消費を抑えて出す事が可能です。
除外ゾーンからもデッキに戻せるので除外した《“罪宝狩りの悪魔”》あたりも
融合素材として積極的に活用できます。
②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「罪宝」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードはこのターン発動できない。
②の効果は1ターンに1度、墓地から除外する事で
墓地から自身を除外する事で墓地罪宝魔法罠を自分の場にセットしなおせます。
①と②の効果は1ターンにどちらか片方しか発動できず
①の効果は相手ターンに発動する事が多いと関係で
このカードは自分ターンに発動する事が多くなると思いますが
セットしたターンには発動できないのでタイムラグが発生しやすいです。
ですが各種アザミナ魔法罠で墓地へ送る罪宝カードは
裏側のままでもいいので実質的な融合素材にする分には問題ありません。
実際にどの罪宝を再利用しようか
【アザミナ】における実質的な墓地融合手段であり
特に《殺戮聖徒レジーナ》を消費を抑えて出したい場合には
このカードの存在は重要になってくるでしょう。
罪宝カードを積極的に活用すればするほど融合召喚が狙いやすくなり
黒魔女ディアベルスターや原罪のディアベルゼを採用していれば
このカードもまた活用しやすくなるでしょう。
②の効果でセットする罪宝カードは
相手ターンに発動しやすい速攻魔法や罠を回収するのがオススメです。
罪宝魔法罠は墓地から除外して発動出来る効果を持ったものが多いですが
《微睡の罪宝-モーリアン》などは再利用する価値が高いでしょう。
他には《罪宝合戦》をセットするのも面白く、
相手が《ハーピィの羽根帚》などを使用してきたタイミングでセットする事で
相手によって破壊される事が条件となるバウンス効果を発動できます。
実際には公開情報となるので罠にかかってくれる事は少ないものの
このカードが墓地にあるだけで相手が羽根帚を打ちづらくなる、
というだけでも結構大きいでしょう。
ディアベルスターもそうですが顔が隠れるように描かれており
ディアベルゼの心情がうかがい知れない構図となっています。
考察が膨らみますね。
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