遊戯王ゴーラッシュ92話の感想です。
前回の感想はこちらです。
目次
あんたって犬はー!
ベルギャー人救出の足掛かりとして
クァイドゥールが残していったカード化装置を解析しようとする一行。
しかし宇宙で作られたメカらしいという事ぐらいしか分からずにお手上げです。
仕方なく他の手掛かりを考える事しその候補に挙がったのが王道遊我。
彼ならばベルギャー人についても何か知っているのではないかと考えますが
現在行方をくらましているとの事。
ならばとマスコミや放送業界に顔が利くマニャがその人脈を生かして
遊我の行方を探そうという事になりました。
丁度今から映画の撮影も行う用で一緒に来るかと皆を誘います。
が、ボチの話題になるとその名前は口にするなと露骨に不機嫌になるマニャ。
どうやらボチ、「ボチらしく輝ける道を探す」と言い残して出て行ったみたいです。
お前ユウディアス達が消えようとしてんのに何してんだとマニャは怒り心頭なわけですね。
まあそれはそれとして皆して撮影スタジオへと行く事になりました。
ちなみに今回撮影する映画のタイトルは「わんこ名探偵」。
これあれだろ!名探偵ホームズだろ!ケモナー御用達の奴!
マニャを主役としつつ様々な動物が出演する作品のよう
九官鳥のフリントやホルスタインのギュウ子、プードルのプー次郎と
どうやら動物芸能界では有名な存在らしいです。
マニャは監督と会うのは結構久しぶりなようで大きくなったねと言われています。
子役は成長も早いですからね。
動物には他にもモブ的な立場の役も数多くおりその中にはボチの存在もいました。
スタアになると意気込んでますがまだまだ下積み段階のようです。
それでも目立ってスタアへの道を着実に歩もうとしていたものの
マニャと共演するとは思っていなかったようで物陰に隠れてビクビクしています。
さすがにあの書置き残してどっかいったのはボチとしても後ろめたいようですね。
さてプー次郎ですが割とこの手の業界にありがちな新人いびりするタイプの犬でした。
・・・いやこの手にありがちといいましたがさすがに犬がするのはそうそうないですね。
まあともかくとしてプー次郎はモブ役の動物たちに足を引っ張るなとドスを聞かせています。
「語尾でしかキャラ付け出来ないとは哀れだな」とモブたちを馬鹿にしています。
いやまあでもプー次郎の言う事も一理あります。その語尾人間には多分通じてないでしょ。
そしてマニャはボチを見かけた事で監督に台本の修正を持ち掛けます。
本来プー次郎とトランプをする予定でしたがこれをラッシュデュエルに変更しようとの事、
監督はこれを二つ返事でOK、プー次郎もドッグデュエル大会の優勝経験があるという事で
このとっさの修正にも対応しようという心構えです。
なんだドッグデュエル大会って、この世界って犬がデュエルするのは普通なのか。
・・・いや普通っぽいですねこの世界。マグロのデュエリストもいますし。
ですがマニャが対戦相手に指定したのは隅っこで震えていたボチでした。
ラッシュデュエルを通じてボチにお仕置きをしようという考えですが
プー次郎は自分の出番を取られたので面白くない様子です。
それはそれとしてマニャVSボチのラッシュデュエルが開始されました。
世紀末動物スタアの道
先攻はマニャ、ドロー。
「掃除の代行者 ヴィーナス」を召喚、
デッキからカードを墓地へ送りつつそれを蘇生する効果を持っており
その効果によって「綺麗の神 ディアン・ケト」を場に出します。
どうやら今回は掃除をテーマにしていくようですね。
召喚口上は明らかにレレレのおじさん意識しています。
今の子供たちははたしてレレレのおじさんを知っているのでしょうか。
「御茶女邪神ヌヴィア」も展開しディアン・ケトの効果でライフを回復しつつターンエンドです。
マニャは言い分があるのなら私に勝てとボチに訴えています。
ボチのターン、ドロー。
今回は犬のフリをしているので本人はワンワンとしかしゃべらず
代わりにロンドンが通訳係として蒼月流みたいに彼のサポートをしています。
まず魔法「ワンダー・トリプル」で墓地を肥やしつつ「邪犬武闘神シバ」を蘇生、
そこから更にドライヌともう1体のシバを蘇生するという動きで
一気に3体の最上級モンスターを展開します。
さらに魔法「ワンダフル邪犬」で効果を高めつつ一斉攻撃をしかけます。
これによりマニャのモンスターは全滅、ライフも残り300にまで削られてしまいます。
なおマニャは攻撃される度にロンドンへと文句を言っています。
ロンドンはただ通訳をしているだけです。
ボチはこれでターンエンド。
どうしてユウディアス達が消えようとしている今になってスタアになろうとしたのかと
ボチに問いかけるマニャ。ボチはだからこそだと言います。
永遠不滅だと思われていたベルギャー人が消える、それはボチにも大きな衝撃だったようで
人間も宇宙人も、そして犬だろうと命は消えていくものであると。
だからこそ限られた命を持って自分のやりたい道を進むと決めたのだと。
ユウディアスは己の行く道を見つけたのだなと妙に感心していますが
要するにこいつ、スタアになってちやほやされたいだけです。
マニャからも「ようは自分の事しか考えてない」とバッサリ言われています。
今じゃなくていいだろおめーって気持ちもあるのでしょう。
知っているのかフリント!?
マニャのターン、ドロー。
魔法「リバイバル2510」と「水増し」によって
「治療の神童 ディアン・ケト」「美食の神童 ディアン・ケト」「綺麗の神童 ディアン・ケト」
と3体のディアン・ケトを一気に並べます。
その効果でライフも回復しますがそれに対してボチは
罠「Dアンド・ケア」で攻撃力を高めつつマニャにダメージも与え結局回復を帳消しにします。
相変わらずロンドンは通訳してるだけなのに文句を言われます。
そしてマニャは墓地のフィールド魔法をデッキに戻す事で魔法「水いらず」を発動、
場のディアン・ケト3体の攻撃力を1500ずつアップさせます。
そして3体のディアン・ケトをで総攻撃。
2体を戦闘破壊して最後の1体にトドメというところでアクシデントが発生。
なんと上からホルスタインのギュウ子と共に瓦礫がマニャに落ちようとしています。
ボチの事が気に入らないプー次郎はこのデュエルを妨害してやろうと
ギュウ子と共に上に登ってミルクを下に垂らしてビビらせようとしていました。
ですが機材がギュウ子の重さに耐えられなくなって壊れたのでしょう。
あわやというところでボチがとっさに変身する事でマニャを助けます。
そしてボチは罠カードを伏せていましたが結局それを使用せずに
マニャの攻撃を受ける事にしました。ライフが0となりマニャの勝利です。
ボチが使用せずに伏せていた罠カードは「邪犬抜刀-哀憎獣(じゃけんばっとう あいにじゅう)」
これは攻撃される獣戦士族モンスターの攻撃力を
このターン破壊されたモンスターの数×1500アップされるというもので
これを使用していれば攻撃力が3000上昇して返り討ちにする事ができていました。
カード名は「i need you(私にはあなたが必要)」から来ていると思われます。
墓地はスタアへの憧れはあったものの
それでも自分が宇宙人であるという事をバラしてでもマニャを助ける事を優先しました。
マニャは「本当にヘタれる駄目犬なんだから」と言いつつも表情はとてもおだやかで嬉しそうです。
ここで「夢を捨ててまで助けてくれてありがとう」と
今度はボチでなくマニャの通訳をするロンドンがニクいですね。
なお監督はみすぼらしい犬がいざとなったらマッスル犬になって助けるという
今の展開に大ウケ、リテイクなしで今回ので通す決意をします。
振り回されるスタッフの方々の苦労がしのばれますが
ボチが宇宙人であるという事も受け入れられ今後はスタアへの道を続けられそうです。
なおプー次郎はマッチョになったボチにビビった為か
すっかりごますりモードになりました。ある意味プロ根性に満ち溢れています。
一件落着でめでたしめでたし・・・と言いたい所ですが肝心な事を忘れていました。
そもそもここへは遊我の場所を尋ねに来ていたのです。
そして遊飛が似顔絵を見せて遊我の場所を尋ねてると
なんと九官鳥のフリントからうちの自販機でよくうどん食べてると答えが返ってきました。
この手の話であっさりと情報が聞けるのは珍しいですね。
というわけでボチ回でした。
こいつ結局煩悩まみれでしたがやっぱりなんだかんだ憎めない犬ですね。
そして遊我は行方不明といいつつ別に身を隠すつもりもなさそうな感じですね。
果たして彼は今回どういう思惑で動いているのでしょうか。
次回予告 第93話『歯車じかけのザイオン』
ザイオンの人を家具にする能力、
歯車を吐き出したせいで失われていましたがカード化装置を修理する為に
再び無理矢理歯車を飲みこませる事にしたようです。
その為にラッシュデュエルしようという事でザ☆ルーグVSザイオンの構図ようです。
なお家具にされた人達は相変わらずのままで詰め寄られてます。
まあいい加減元に戻せってなりますよね。