遊戯王ゴーラッシュ87話の感想です。
前回の感想はこちらです。
目次
そういう所だぞユウディアス
反撃の鍵を握るのはユウディアスだと主張するズウィージョウ。
というのもクァイドゥール時空の真実を知った39人はデッキに入れられたのに対し
ユウディアスはデッキに入れられませんでした。
それはユウディアスは完全にクァイドゥール時空を理解したわけではなく
本人がわかったつもりになっているだけな為です。
その証拠にユウディアスのバッジのドラゴンはいまだにニコニコしたまんまです。
ただそれはユウディアスがそういうところがあるというだけでなく
クァイドゥールによって意図的に真実にたどり着けないように
ロックがかけられているのだとズウィージョウは言います。
本来ユウディアスは数多の戦争を潜り抜けて来た歴戦の戦士であり
過酷な環境にも対応できるほどの明晰さ持っているはずなのです。
そしてユウディアスにそのようなロックがかけられているのは
何かユウディアスをカードにする事ができない理由があるのではとズウィージョウは考えます。
もしそうであればユウディアスのロックが外れる事はクァイドゥールにも想定外であり
そうなるとクァイドゥールが調整しようとしているデッキも狂う事になります。
というわけで皆してユウディアスのロックを外して
クァイドゥール時空の真実を本当の意味で理解させようという作戦が開始されました。
名付けて「ユウディアスわからせ作戦」です。命名は遊歩ちゃんです。
恐らくこの作戦はユウディアスがデッキを完成するまでに終わらせないといけないので
猶予はあまり長くありません。
ホントウノワタシタチガー
みんなして様々な手段を用いてユウディアスに真実を伝える形となりました。
一方でユウナはみんなから離れてロヴィアンの元へ向かいます。
既に盗賊団ではないユウナをロヴィアンは邪険に扱います。
それに対してロヴィアンは他の皆の姿も見えないとロヴィアンへ返します。
どうやらロヴィアンは他の盗賊団にもポエムを聞かせてこの世界の真実を伝えようとしましたが
結局彼らを説得する事は出来なかったようです。
ユウナはロヴィアンに力を貸してほしいと説得し続けます。
新しいロードを見つけたと思ったらクァイドゥール時空の中だったユウナ。
遊我と結婚するという幸せが偽りだった事のショックはやはり大きく
まだユウナは自分のロードを見失ったままの状態になっています。
だけどクァイドゥールのデッキにされてしまったら二度と現実には戻れなくなってしまい
そうなればロードは見失ったまま、それだけは許せないと。
ですがロヴィアンは自分のポエムでは無理だとユウナのお願いを突っぱねます。
自分のポエムではユウディアスを説得できないと諦めています。
そもそもロヴィアン盗賊団自体がユウナの思いつきで作られた組織みたいで
言うなればロヴィアンはユウナに担ぎ上げられた神輿です。
今回説得できなかった兼でそれを痛感してしまったようで
ロヴィアンは自信をすっかり消失してしまっているようですね。
遊飛は正攻法にラッシュデュエルを挑みますが勝利してもユウディアスは真実を理解しません。
マナブは数式を用いてクァイドゥール時空の説明をしますが
「国語は難しいがなんとなくわかった」という反応です。まず国語の話はしていません。
その他にもくすぐる、飛ばす、茹でると様々な方法で説得が試みられます。
それ本当に説得かなぁ?
なおザ☆ルーグは漫画を描いてクァイドゥール時空の説明をしました。
その状態でも漫画描けるんですね君。
なおザ☆ルーグの漫画なので読んだら例によって氷漬けにされます。
エポックも何気に氷漬け初体験です。
マニャやロンドンは劇を見せる事で分かりやすく真実を伝えようとしています。
kozmoオズの魔法使い役風にしつつも悪者をクァイドゥールに仕立て上げて
ここが偽物の世界だというのを強調させています。
ブリキの木こり役がズウィージョウなのがとてもシュールさを漂わせています。
ちなみにクァイドォール役はフェイザーです、この男ノリノリです。
それはよろしいのですがマニャ以外の演技はとっても棒です。
そしてユウディアスはただの劇として素直に見ています。真実気にしてません。
本当のクァイドゥール時空
みんなして手を尽くしていますがユウディアスの説得は上手く行きません。
そんな中で絶望していた模型田くんがせめて最後の作品にと
フルスクラッチで六葉町のジオラマを作成していました。
細部の作り込みもしっかりしていて皆から絶賛されています。
そっくりだが作り物というジオラマはクァイドゥール時空の説明としてはうってつけで
これなら説得できるかもとテルが考えた所で異変が発生します。
淡い光に包まれると運命など変えられないと突如悟るように諦めたのです。
それはテルだけでなく他の人達にも電波していました。
どうやらクァイドゥールがデッキを完成させていく事で
デッキにされた人達の心が整いはじめてしまったようなのです。サウナかな?
こうなれば時間がないと遊歩は奥の手を仕掛けます。
外側からロックを解除するのでなく内側からユウディアス自身で解除させるという名目で
ユウディアスに催眠術をしかけます。遊歩ちゃんそんな事もできたの?
五円玉を使った古典的な催眠術の導入法なのが時代を感じさせますね。
なおそいういう所のあるユウディアスに催眠術は効果覿面であり
バッタになーると暗示をかければそれがしはバッタだと思いっきりかかっています。
そんなわけで遊歩はユウディアスの深層心理にあるロックを解かせようとします。
そこでユウディアスは数々のラッシュデュエルを振り返ります。
どれもが記憶に残る激しいデュエルだったと感慨にふけるユウディアスですが
ライフ表記の「9」の文字がやけに光り輝いている事に気付きます。
そうしている間にも遊飛や遊歩、離れていたユウナやロヴィアンも整い始めていきます。
しかしなんとか意識を保ってサウナ化を振り切っています。
そしてユウナもまたロヴィアンに歌うようにお願いをします。
ロヴィアンはデスワマスワ口調のお嬢様の手伝いなど嫌だと言うものの
それ以上にクァイドゥールのデッキにされる事はお断りだという事で
怒りを爆発させ想いの限りに歌います。
その歌は六葉町全体へと響いていき人々の心を揺さぶっていきます。
ユウディアスもまたいつものようにわかったつもりになっている所に
そういう所だぞユウディアスと言われながらも
みんなの言葉と深層心理に浮かぶ9の意味を知りたいと強く願います。
すると9は銀河のようになっていき、それが他の銀河と重なっていきます。
そうした時、ユウディアスはついに深層心理にあった意識のロックを見つけます。
そしてそのロックを破壊します。
そうして現れたのはまるで写真のネガのような世界でした。
これこそがクァイドゥール時空の本当の姿です。
「皆にはこんな風に見えていた」という言葉から考えるに
恐らく今まで視聴者が見ていた世界もまたユウディアス視点のものであり
正しくクァイドゥール世界を認識できていなかったのかもしれません。
そしてユウディアスはこの本当のクァイドゥール世界を認識する事に成功しました。
というわけで世界を正しく認識した結果現れたのはネガの世界でした。
遊飛が以前「大会の時のまま時空が止まっている」と言っていた事から
恐らくは本当にネガ写真のように切り取られて止まっているのでしょうね。
それから今回やたらと「9」が強調されていたのが気になります。
SEVENSが「7」、ゴーラッシュが「8」を強調していた中での9なので
次回作の想定がされているのかもしれませんね。
物語的にもいよいよクァイドゥールと決着をつけるという感じなので
ゴーラッシュも終わりを迎えようとしているのかもしれません。
次回予告 第88話『光の巨人』
サブタイトルウルトラマンじゃねーか!
ユウディアスもこれみよがしにぐんぐんカットを披露しています。
まあ遊戯王GXでも散々ネオスがウルトラマンっぽい事をしていたから今更ですね。
ユウディアスがクァイドゥール時空の真実を理解した事で
他の皆もクァイドゥールの呪縛からちゃんと解かれたみたいで
40人が心を1つにしてクァイドゥールに立ち向かうようですね。
恐らく今度はユウディアスが皆のカードを使ってデュエルをするものだと思われます。
何気に早かったクァイドゥールとの再戦ですが
本格的に最終決戦感が漂っていますね。