今回紹介するのは10月28日発売の
PHANTOM NIGHTMARE(ファントム・ナイトメア)よりこのカードです。
目次
カード説明
融合・効果モンスター
星8/闇属性/植物族/攻2600/守1800
「アロマ」モンスター+植物族モンスター
①:自分のLPが相手より多く、このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの植物族モンスターは相手の効果では破壊されない。
②:1ターンに1度、2000LPを払って発動できる。
自分フィールドの「潤いの風」「渇きの風」「恵みの風」の数だけ、フィールドのカードを除外する。
③:1ターンに1度、自分のLPが回復した場合に発動できる(ダメージステップでも発動可能)。
その数値分だけ、自分フィールドの全ての植物族モンスターの攻撃力はターン終了時までアップする。
【アロマ】の新規となる闇属性植物族のレベル8融合モンスターです。
黒とベージュのドレスを身に纏い左手に独特な形状の杖を持つ気品あふれる女性です。
背中にはアロマリリスーロザリーナと同じ翼が生えており
あちらの力を授かったものと思われます。
エクストラデッキのアロマモンスターは
いずれもメインデッキのアロマージの進化形となっていますが
このカードは進化前にあたるモンスターが存在していません。
もしかしたらいつか進化前の「アロマージ-マグノリア」が登場するかもしれませんね。
「マグノリア」とはモクレン科の植物の総称です。
その中でもギンコウボク(ホワイトチャンパカ)と呼ばれる花は
マグノリアのアロマオイルとしてよく用いられます。
花言葉は「自然への愛」「華麗」「壮大」といったものであり
このカードもちょっと高飛車な性格かもしれませんね。
3種類の風の数に応じてカードを除外
融合素材にはアロマモンスターと植物族を指定しています。
植物族主体の【アロマ】であれば融合素材を用意する事自体は難しくないでしょう。
融合カードとしては一緒に収録されるアロマブレンドが
②の効果の補助にもなるのでこちらを用いるのがいいでしょう。
闇属性なので捕食植物サンデウ・キンジーを使う手もあります。
自分フィールドの植物族モンスターは相手の効果では破壊されない。
①の効果は「自分のライフ>相手のライフ」の場合に
このカードが場に出ている間は自分の場の植物族全体に
相手の効果による効果破壊耐性を付与できます。
場の植物族全体の場持ち性能を飛躍的に高める事が可能であり
ライフ回復を多用する【アロマ】であれば条件も満たしやすく
自身も植物族なので単体でも効果破壊耐性持ちとして機能します。
自分フィールドの「潤いの風」「渇きの風」「恵みの風」の数だけ、フィールドのカードを除外する。
②の効果は1ターンに1度、ライフを2000払う事で
自分の場の潤いの風、渇きの風、恵みの風の枚数分だけ
場のカードを除外できるというものです。
除去能力に乏しかった【アロマ】における緊張な除去手段であり
複数枚のカードを対象に取らずに除外できるという強力な除去となっています。
モンスターと魔法罠どちらも除外できるので複数枚の除去が狙える状況も多く
条件となる3枚の永続罠はいずれも【アロマ】にとって主軸となるカードたちであり
相手に除去をされない限りは自然と場に用意できるでしょう。
ライフコストは2000と大きいですが回復を積極的に行う【アロマ】であれば
払えなくて困る、といった状況は少ないでしょう。
ただ相手のライフを下回ってしまう場合には注意が必要となります。
条件となるカードがいずれも永続罠なので事前にセットして発動しておく必要がありますが
アロマブレンドはこれらをデッキから直接表側表示で置く事ができるので
アロマブレンドを使って融合召喚すると除外できる枚数を増やしやすいです。
その数値分だけ、自分フィールドの全ての植物族モンスターの攻撃力はターン終了時までアップする。
③の効果は1ターンに1度、自分のライフが回復した場合に
自分の植物族全体の攻撃力を1ターンの間回復した分だけアップできる全体強化です。
アロマリリス-ロザリーナでこのカードを選択すれば1300の回復が可能であり
植物全体の攻撃力を1300アップできる強力な強化手段となります。
フリーチェーンで回復できるカードと組み合わせる事でコンバットトリックとしても使え、
特にアロマヒーリングを用いる事で大きなライフが狙えるので
返り討ちによって大ダメージを与えやすいです。
何かしら伏せカードがある時点で相手はこちらに攻撃し辛くなるでしょう。
準備こそいるものの強力な除去効果を持ち
さらに植物族全体の打点強化にも貢献してくれると実に優秀なカードです。
【アロマ】にとってこの2つの要素は不足しがちであり
そこを補ってくれる点でもありがたい存在です。
その性質上各種アロマ用の永続罠が場に出ているほど、
そしてモンスターを展開している時ほど真価を発揮するカードであり
まさに満を持して出てくる切り札的な存在と言えるでしょう。
シンクロにリンクときて融合モンスターも来ました。
そのうちアロマエクシーズやアロマ儀式も
出てくるかもしれませんね。
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