今回紹介するのは10月28日発売の
PHANTOM NIGHTMARE(ファントム・ナイトメア)よりこのカードです。
カード説明
特殊召喚・効果モンスター
星10/光属性/機械族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
相手がこのデュエル中に手札か墓地のモンスターの効果を
発動していた場合に手札・墓地から特殊召喚できる。
自分は「無窮機竜カルノール」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
①:1ターンに1度、相手がモンスターの効果を発動した場合に発動できる。
このカードの攻撃力は1000アップする。
②:このカードが手札・デッキ以外から墓地へ送られた場合に発動する。
このカードをデッキに戻す。
光属性機械族のレベル10特殊召喚モンスターです。
都市を徘徊するスチームパンク感漂う機械竜です。
背景の建物からこのモンスターの巨大さがうかがい知れます。
身体の各所から噴き出る蒸気や腕の付け根にある電源ユニットらしきものがいい味出してますね。
名前の由来はフランスの物理学者ニコラ・レオナール・サディ・カルノーが
考案した熱機関「カルノーサイクル」からだと思われます。
熱機関の研究の為に導入されたもので
熱力学第二法則など本格的な熱力学の起点となったシステムです。
相手がこのデュエル中に手札か墓地のモンスターの効果を
発動していた場合に手札・墓地から特殊召喚できる。
自分は「無窮機竜カルノール」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
特殊召喚モンスターであり相手がデュエル中に手札か墓地でモンスター効果を発動していれば
手札や墓地からこのカードを特殊召喚可能となります。
相手依存なものの発動条件はとっても緩く
昨今では手札誘発を全く採用していないデッキはほとんど存在していない上に
墓地のモンスター手札から発動
図書館エクゾのようなデッキ相手でもない限りは発動が狙えるといっていいでしょう。
先行1ターン目から特殊召喚できる場合も充分にあり
1度でも条件を満たせば以後デュエル中いつでも特殊召喚が可能となります。
このカードの攻撃力は1000アップする。
①の効果は1ターンに1度、相手がモンスター効果を発動した場合に
自身の攻撃力を永続的に1000アップできるというものです。
相手が何かしらモンスター効果を発動すればいいと発動条件がとても緩く
相手ターンは勿論、自分ターンでも効果発動を狙える機会は多いでしょう。
1度攻撃力を上げられれば4000打点のアタッカーとして活用が可能となります。
このカードをデッキに戻す。
②の効果は手札やデッキ以外から墓地へ送られた場合に
自身をデッキに戻すデメリット効果です。
よくあるフィールドから離れると除外されるデメリットと違い、
エクシーズ素材にしてデメリットを踏み倒すといった逃げ道も不可能になっています。
このため基本的に墓地からの蘇生は1度きりであり
再度特殊召喚を狙うには再び手札や墓地に確保する必要があります。
総合的に見ると1度きりとなるものの
緩い条件で自己蘇生が出来るレベル10モンスターです。
打点強化以外の特別な効果はないものの単純に出しやすく
ランク10のエクシーズ素材以外として使ってもいいですし
普通にアタッカーとして活用してもいいでしょう。
またその特性上手札コストとして墓地へ送るのに向いたカードであり
レベル10なので十種神鏡陣で手札から捨ててもいいですし
高レベルの儀式召喚を狙う場合に手札からリリースするのもいいでしょう。
また王家の眠る谷-ネクロバレーやソウルドレインなどで
墓地での効果発動を封じる事が出来ればデッキに戻るデメリットを回避できます。
特殊召喚自体は効果発動せずに可能なので墓地で効果を封じられても問題なく
繰り返し自己蘇生が狙えるようになります。
特別に強いってわけではありませんが使い所は多く
かつちょっとした悪用もできる感じの面白いカードですね。
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