今回紹介するのは10月28日発売の
PHANTOM NIGHTMARE(ファントム・ナイトメア)よりこのカードです。
目次
カード説明
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドの融合・Sモンスター1体をリリースして発動できる。
リリースしたモンスターの元々のレベルと同じレベルを持つモンスター1体をデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに手札に戻る。
融合及びシンクロモンスター用の通常魔法です。
魔人 ダーク・バルターの左腕がサイバー・ドラゴンに変質しています。
禁止カードである突然変異を強く意識しているカードであり
まだ禁止でなかった頃、サイバー・ドラゴンに突然変異を用いて
魔人 ダーク・バルターを出すという戦術が流行していました。
バック・ミューテーションとは突然変異した遺伝子が
変異前の野生型の遺伝子を取り戻す事を言います。
先祖返りもこのバック・ミューテーションの一種です。
このカードの場合はサイバー・ドラゴンに突然変異して出された魔神 ダーク・バルターが
変異前のサイバー・ドラゴンの性質を取り戻している、という事なのでしょう。
融合やシンクロをリリースして同じレベルのカードをデッキから
①:自分フィールドの融合・Sモンスター1体をリリースして発動できる。
リリースしたモンスターの元々のレベルと同じレベルを持つモンスター1体をデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに手札に戻る。
その効果は1ターンに1度、
自分の場の融合モンスターかシンクロモンスター1体をリリースする事で
それの元々のレベルと同じモンスターをデッキから特殊召喚できるというものです。
まさに突然変異の逆とも言うべき効果ですが
融合モンスターだけでなくシンクロモンスターも先祖返りさせる事が可能です。
事前にリリースする為の融合やシンクロモンスターを用意する必要がありますが
レベルさえあれば任意のモンスターをデッキから特殊召喚する事が可能です。
手っ取り早いのは簡易融合や簡素融合を用いる事で
簡素融合からはレベル1~6の任意のモンスターをデッキから特殊召喚可能となります。
それ以上のレベルのモンスターを出したければ
インスタント・コンタクトや融合強兵を用いるのもいいでしょう。
融合モンスターやシンクロモンスターを簡単に出せるデッキであれば
これらの手段を用いずととも効果的に使いやすいです。
【烙印】などは各種レベル8の融合モンスターを出しつつリリースする事で
墓地へ送られた時の効果を発動しつつ黒衣竜アルビオンなどデッキから呼び出せます。
エンドフェイズに手札に戻ってしまう性質は
疑似的なサーチ手段として用いる事も可能です。
例えばレベル2の融合やシンクロをデッキにリリースする事で
増殖するGをデッキから特殊召喚しつつエンドフェイズに手札に確保する事が可能です。
この場合ドロー効果を持つフォーミュラ・シンクロンなどをリリースすれば
より無駄がないでしょう。
こういう昔流行った戦術を意識したカードって時々出ますよね。
悪用し甲斐のあるカードなので
このカードを使ったどんな戦術が構築されるのか楽しみです。