10月2日、様々な裁定変更が確認されました。
まずはその主な裁定変更の例を見てみましょう。
目次
ペンデュラムモンスターの反転召喚が無効になった場合、そのモンスターはどこへ送られますか?
Question
「EMモモンカーペット」の反転召喚が無効になり破壊された場合、ペンデュラムモンスターである「EMモモンカーペット」はどこへ送られますか?
Answer
エクストラデッキに表側表示で加わります。
反転召喚が無効になりモンスターが破壊される場合、そのモンスターはモンスターゾーンで破壊されます。そのため、それがペンデュラムモンスターである場合にはエクストラデッキに表側で加わることになります。
今までは反転召喚を無効にされ破壊された場合、墓地へ送られていたペンデュラムですが
新しい裁定においてはエクストラデッキに送られるようになりました。
特殊召喚モンスターの反転召喚を「神の宣告」で無効にした場合、その後、墓地から特殊召喚できますか?
Question
フィールド上に裏側守備表示で存在する「カオス・ソーサラー」等の特殊召喚モンスターの反転召喚を、「神の宣告」によって無効にする場合、破壊され墓地へ送られた「カオス・ソーサラー」等を、「リビングデッドの呼び声」等の効果によって墓地から特殊召喚できますか?
また、「神の宣告」の効果によって、「フェルグラントドラゴン」の反転召喚が無効になった場合、破壊され墓地へ送られた「フェルグラントドラゴン」を、「リビングデッドの呼び声」等の効果によって特殊召喚できますか?
Answer
できます。
特殊召喚モンスターの反転召喚が無効になった場合でも、そのモンスターは“正規の方法で特殊召喚された”モンスターとして扱われます。
召喚を無効にされ墓地へ送られた特殊召喚モンスターは通常蘇生制限を満たす事ができません。
しかし今回の裁定で既に場に出ている特殊召喚モンスターが反転召喚した際に、
それを無効にして破壊された場合でも蘇生制限を満たす事が可能となりました。
モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚に対して「神の宣告」が発動した場合、「デストラクション・ジャマー」を発動できますか?
Question
モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚に対して「神の宣告」が発動された場合、その発動にチェーンして「デストラクション・ジャマー」を発動できますか?
Answer
召喚や特殊召喚に対して「神の宣告」が発動した時には「デストラクション・ジャマー」をチェーンできません。(モンスターはフィールドに出る前に破壊されることになりますので、『フィールドのモンスターを破壊する効果』とみなされません。)
反転召喚やデュアルモンスターの再度の召喚に対して「神の宣告」が発動した時には「デストラクション・ジャマー」をチェーンできます。(『フィールドのモンスターを破壊する効果』とみなされます。)
デストラクション・ジャマーは
「フィールドのモンスターを破壊する効果を持つ」モンスター効果や魔法罠を無効にするカウンター罠です。
今まで裏側守備表示のモンスターを反転召喚した瞬間、
まだモンスターゾーンにいない扱いとなっておりデストラクション・ジャマーのように
そのモンスターが場にいる事を発動条件に要求するカードを発動できませんでした。
しかし裁定変更によって反転召喚した瞬間のタイミングもモンスターゾーンにいる扱いとなり
カードを発動出来るようになりました。
つまり?
他にも細かな裁定変更がありますが
「今まで反転召喚した瞬間はモンスターゾーンにいない扱いだった」
のが裁定変更によって
「反転召喚した瞬間でもモンスターゾーンにいる扱いになった」
というルールに変更されたと認識して概ね問題ないでしょう。
今まで裏側守備表示の状態で反転召喚する瞬間だけ
召喚や特殊召喚する際と同じように場に出ていない扱いになっていたのが
そんな謎の空間に存在しているタイミングはなくなりましたよって事ですね。
なお反転召喚だけでなくデュアルモンスターの再召喚の際にも
今まで謎の空間に存在しているタイミングが存在していましたが
今回の裁定変更により再召喚の際にも場に存在しないタイミングがなくなりました。
この裁定変更によって変化が出てくるのは
やはり特定のモンスターが場にいる事を条件に要求するカウンター罠を使う場合や
ペンデュラムデッキを使う場合でしょうか。
最近は魔砲戦機ダルマ・カルマという裏側守備にする優秀なカードが出てきましたし
反転召喚をする機会も増えてくると思われます。
その際にはこの裁定変更を頭に入れておくといいでしょう。
ここに来て反転召喚や再召喚回りの裁定に変更を加えて来たという事は
近々反転召喚やデュアルモンスターを利用する新テーマや
【ワーム】のような過去のテーマのテコ入れが来るかもしれませんね。
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