今回紹介するのは8月26日発売の
デッキビルドパック ヴァリアント・スマッシャーズよりこのカードです。
目次
カード説明
通常罠
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:フィールドの表側表示のモンスターカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
次のターンのスタンバイフェイズに、
この効果で除外したモンスターを持ち主のフィールドに特殊召喚する。
②:墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地の「センチュリオン」Sモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は1500ダウンする。
【センチュリオン】用の通常罠です。
重騎兵エメトⅥがシールドを形成し黒い蛇のようなモンスターから身を守っています。
「魔防陣」という名称から盾を作り出す魔法なのでしょうね。
「ファランクス」とは古代ギリシアなどにおいて
重装歩兵が集団で密集し槍と盾を構えて突撃する陣形です。
重騎兵エメトⅥもこれにならって盾と槍を構えて敵に立ち向かうのでしょう。
騎士たるもの、除外ゾーンに避難して再び現れるべし!
①:フィールドの表側表示のモンスターカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
次のターンのスタンバイフェイズに、
この効果で除外したモンスターを持ち主のフィールドに特殊召喚する。
①の効果は1ターンに1度、場の表側モンスター1体を除外し
次のターンのスタンバイフェイズに除外したモンスターを特殊召喚するというものです。
亜空間物質転送装置のような一時的な除外に近い挙動をする効果ですが
フィールドに戻すのではなく特殊召喚するというのがポイントです。
これにより騎士皇レガーティアのような特殊召喚時に効果を発動するモンスターは
戻って来た時に改めてその効果を発動する事が可能です。
また相手モンスターに対して使う事も可能です。
展開の妨害手段として使える他、特定の方法でしか出せないモンスターや
トークンなどに対しては完全除去として機能しますし
エクシーズモンスター相手であればオーバーレイユニットを奪い取れます。
②:墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地の「センチュリオン」Sモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は1500ダウンする。
②の効果は1ターンに1度、墓地から除外する事で
墓地のセンチュリオンシンクロ1体を
攻撃力が1500ダウンした状態で特殊召喚する蘇生効果です。
現状センチュリオンシンクロは騎士皇レガーティアのみの為に
実質的な専用サポートです。
フリーチェーンで騎士皇レガーティアの蘇生が可能であり
あちらの特殊召喚時の効果によって実質的なフリーチェーン除去としても機能します。
攻撃力が下がってしまう為にアタッカーとしては使いづらくなるものの
自身の効果によって戦闘破壊耐性が付与されるので場持ち性能はむしろ強化されます。
どちらの効果も騎士皇レガーティアのサポートとして強力で
①の効果で騎士皇レガーティアを除去から守り、
仮に破壊されたとしても②の効果で蘇生が可能です。
しかも両方の効果で特殊召喚が伴うのでレガーティアの効果による除去とドローが発生し
実際に確保できるアドバンテージは更に高いものとなります。
そのレガーティアも【センチュリオン】であれば容易に場に出せるので
このカードが腐るといった心配も少ないでしょう。
また①の効果はセンチュリオンに限らず汎用的に活用できます。
騎士皇レガーティアのように特殊召喚時に効果を発動出来るカードであれば
亜空間物質転送装置のようなリリース・エスケープの手段として重宝するでしょう。
それでいていざという時は妨害手段としても使えるので
様々なデッキで採用する価値があるでしょう。
勿論②の効果も活用できるに越したことはないので
騎士皇レガーティアをシンクロ召喚する手段も用意できれば理想的です。
このカードで戦っている黒い蛇のような魔物はなんなのでしょうね。
今後敵対勢力もカード化されたりするのでしょうか。