遊戯王ゴーラッシュ55話の感想です。
前回の感想はこちらです。
目次
さあ、選挙に行こう
地下宇宙人居住区になってもUTSは大忙し、
いやむしろより忙しくなったというべきでしょうね。
遊歩が朝っぱらから様々な相談を請け負っています。
とはいえシャワー出ないとか女房の期限が悪いとかお金にならない相談ばっかりなようです。
そうして相談を受けながら慌てて学校へと通うというのが最近の日課になっているようです。
そんなこんなで遊歩達が通っている第8宇宙人中学校。
今回はここにユウディアス・ベルギャーが転校生としてやってきています。
まあ地下宇宙人居住区だけあって宇宙人の生徒ばかりなので
ベルギャー星のユウディアスが浮いたりはしていません。先生もガニ子ですしね。
そして中学校では絶賛生徒会長選挙の真っ最中でした。またなんともタイムリーな話です。
六葉アサカが生徒会長になろうと熱心になっており各地で演説をしております。
一方で遊飛はダマムーと一緒に学校をサボっています。
どうしてサボるの?と問うダマムーに学校は面白くないからと答える遊飛、
じゃあサボるのは面白いのかと聞かれて否定する遊飛、
ダマムーの発言って結構要所要所で本質に斬りかかってくる所ありますよね。
そうして黄昏てる所で遊飛の脳裏に何かが浮かんできました。
それが何かは遊飛本人にもまだぼんやりとしか分かっていません。
さてさて翌日。
いつも通りに遊歩が学校へ投稿していると・・・何故か自分の選挙ポスターがたくさん貼られていました。
どうやらユウディアスやジョウジが生徒会長になるなら遊歩だと
勝手に生徒会長へと推薦していました。
ユウディアスは生徒会長が学校のトップというならそれは遊歩がなるべきだという主張のようで
ジョウジがいうにはアサカを怖がっている生徒も多いらしく
そういった層が遊歩を指示している様子です。
これには遊歩もたまらずびっくりしています。今まで見た事ないような顔しています。
本人としては生徒会長になる気はさらさらなかったようですし
何よりUTSが忙しいので生徒会長なんてやってる暇もないのでしょう。
そんな騒ぎは学校をサボっていた遊飛の耳にも入ったようでちょっと様子を見にいっています。
そんなこんなで投票結果発表当日。
番組の後半でもないのにこの手の投票場面になった場合、
投票がまったくの同率になるという事がままあります。そして今回もそうなりました。
そもそも生徒会長になる気なんてない遊歩はじゃあそれならと辞退しようとしますが
アサカはお情けで生徒会長を譲られるのはプライドが許さないと遊歩にラッシュデュエルを申し込みます。
遊歩は遊歩で生徒会長になる気はないけどラッシュデュエルなら受けて立つと
こうして遊歩VSアサカのラッシュデュエルが成立する事となりました。
六葉アサカ(かくごのすがた)
先行はアサカ、ドロー。
幻壊兵ハイ・カンコウと幻壊兵サカン・ヤサンを召喚して効果発動、
デッキトップから2枚墓地へ送ってその中にフィールド魔法があれば手札に加えます。
が、今回は残念ながらフィールド魔法を回収できませんでした。
そのまま2体リリースで幻壊竜バクハムートをアドバンス召喚してターンエンドです。
遊歩のターン、ドロー。
デュエルに負けたくはないけど勝ったら生徒会長になっちゃうし・・・と悩む遊歩。
そんな様子にアサカは怒り心頭でそんな気持ちなら今すぐ棄権しろと言ってきます。
最後の最後までどちらが勝つか分からないのがラッシュデュエルなのに
既に勝った気でいるなという事ですね。
というわけで遊歩本気モードです。最速で終わらせてあげるよと宣言します。
なおそんな様子をマニャは逆切れしてると言っています。この時のマニャちゃんが可愛いです。
アプリザード、ドラゴサイト、マルチマドラゴンを召喚、
そしてマルチマドラゴンの効果で1枚ドローします。
1体リリースでプラチナ・バーンドラゴンをアドバンス召喚した後に効果発動、
デッキトップからカード2枚墓地へ送ってレベルを2、攻撃力を200アップさせ
墓地からフィールド魔法「爆速竜波プラチナバンド」を回収して発動します。
これはレベル7以上のドラゴン族がいる時に発動でき、
レベル6以下のドラゴン族が直接攻撃できるようになるというもので
3体のモンスターで総攻撃をしかけて1ターンキルを狙おうという判断です。
あれ・・・となるとレベル8になっているプラチナ・バーンドラゴン自体は直接攻撃できないのでは?
ちょっとこのあたりの処理がどうなっているのか自分にはわかりませんでした。
なにはともあれ直接攻撃時にアサカは罠「幻壊壁礫(げんかいへきれき)」を発動、
これは相手モンスター1体の攻撃を無効化しつつ
さらにこのターンの間レベル7以下のモンスターの攻撃を封じるというものです。
これにより直接攻撃は失敗に終わり一切ダメージを与える事ができませんでした。
遊歩はこれでターンエンドです。
アサカのターン、ドロー。
遊歩がフィールド魔法を発動したのでバクハムートの効果が使用可能となり
相手モンスターを全て破壊して合計900のダメージを与えます。
これに対して遊歩は罠「RBドラフォン」を発動、墓地から真紅動の撃速竜を蘇生します。
ですがアサカの猛攻は終わりません。
幻壊兵ヘル・メットを召喚して墓地からフュージョンを回収してそのまま発動、
バクハムートとヘル・メットを素材に
幻壊爆竜デンジャラス・バクハムートをフュージョン召喚です。
ここでアサカの回想が入ります。
アサカはユウナがずっと遊我に恋をしていたのを気付いていました。
いつも自分に嘘をつかずに遊我を追いかけていたユウナをどこか羨ましそうな目で見ており
「自分の気持ちは押し殺してた」と言っている事から
恐らくはアサカもユウナに恋をしていたものだと思われます。罪な男ですね遊我。
ただ気持ちを押し殺してもなお3人で一緒にいる時間はアサカにとって掛替えのないものであり
そんな2人を奪った竜宮フェイザーに対して大きな怒りを持っていました。
2人が犠牲になったのにまだ自分は何もしていないと思ったアサカは
自分にやれる事としてまずは学校の生徒会長になろうとしたわけですね。
まず学校を足掛かりとしていずれムツバの誇りを取り戻すつもりだったようです。
アサカは装備魔法「幻壊大鎧戸(げんかいシャッター)」をデンジャラス・バクハムートに装備、
これは戦闘破壊耐性に加えてフィールド魔法がある間効果破壊耐性も防ぐというものです。
そしてデンジャラス・バクハムート自身の効果、
自分と相手のカード2枚を破壊して破壊した数×500のダメージを与えます。
自分の破壊するカードとしてデンジャラス・バクハムート自身を選択しますが
効果破壊耐性があるので遊歩のカードだけ破壊した形となります。
そのまま直接攻撃で勝負を決めようとしますが
遊歩は「ドライト・フォーマット」によって墓地のドラゴン族×100だけ相手の攻撃力を下げ
ライフを200残してギリギリ耐える事に成功しました。
生徒会長にはなりたくないけどこのまま負けるのは悔しいという遊歩。
何よりも皆が遊歩を応援しているのでそれには応えてあげたいという気持ちがあるようです。
こういう所が遊歩の社長たる風格なのでしょうね。
アサカはこれでターンエンドです。
目がアイツに似ている
遊歩のターン、ドロー。
αバーン・ドレイク、βバーン・ドラゴン、ブースター・ワイバーンをそれぞれ召喚し
2体リリースで碧牙の爆速竜をアドバンス召喚します。
そしてワイバーンの効果で600ダメージを与えた後に
ドラゴンズ・バースト・フュージョンを発動、
碧牙の爆速竜とブースター・ワイバーンをフュージョン素材として
碧牙の超越爆速竜(ブルー・トゥース・エンハンスド・バーストドラゴン)をフュージョン召喚、
更にこの時に碧牙の爆速竜を素材にした事で
デンジャラス・バクハムートの攻撃力を1500下げます。
この時、どう動くべきか悩む遊歩。そうして思案していると何か道のようなものが見えてきます。
遠くで離れていた遊飛も同じような道が見えており双子でなにか共感して同じ道を見たのだと思われます。
前作SEVENSでいう所の「ロード」が遊飛と遊歩に見えたのだと思われます。
アサカはそんな遊歩の目が遊我と同じだと直感し
もしやと思っていたがやはり・・・と何かを確信した様子です。
アサカは遊我が未来から来た存在だとうすうすは気付いていたのでしょうね。
そして恐らくは遊歩こそ遊我の先祖なのだとそう確信したのだと思います。
そして碧牙の超越爆速竜の効果、自分のモンスター1体を墓地へ送る事で
フィールドのカードを1枚破壊します。
墓地へ送るのはなんと碧牙の超越爆速竜本体!
そして破壊するのは自分のカードである爆速竜波プラチナバンド!
わざわざフュージョン召喚してまでやる事が自分のカードを破壊する事ですが
自身を墓地へ送った事で碧牙の爆速竜が墓地から蘇生され、
更にフィールド魔法がなくなった事で幻壊大鎧戸による効果破壊耐性もなくなります。
そしてドラゴンズ・バースト・フュージョンの効果によって攻撃力が下がった今、
碧牙の爆速竜の効果の適用圏内となりデンジャラス・バクハムートが破壊されます。
碧牙の超越爆速竜の直接攻撃!先ほどのバーンダメージも含めて
見事にジャストキルでアサカのライフを0にします。遊歩の勝利です。
勝負に負けて潔く生徒会長の座を遊歩に譲る六葉アサカ。
ですが遊歩はそれを辞退、アサカこそが生徒会長になるべきだと言います。
情けで譲られるのはプライドが許さないアサカですが
誇りはちょっと置いて欲しいと遊歩は懇願、自分の役目が分かったからこそ
生徒会長としての仕事はアサカに御願いしたいと頭を下げます。
そして遊歩は皆にアサカが生徒会長となる事を応援してくれるよね?と問うと
遊歩に表を入れていた皆も遊歩が言うならとアサカを生徒会長として歓迎します。
これにはさすがのアサカも根負け、そこまで言うなら引き受けてやろうというと
遊歩はありがとうといいアサカに飛びつきました。
さて場面は変わって竜宮フェイザー。
どうやら部下たちに遊我のカードを探させているようですが一向に見つかりません。
どうやらフェイザーが遊我たちをカード化させていたのはただ単純に粛清の為だけでなく
カードそのものが目的であったようですね。
というわけで今までゴーラッシュ!!では全然なかった学校の描写でした。
といっても授業内容が描かれていたわけではなく終始生徒会選挙のごたごたでしたが。
遊飛と遊歩のどちらかが遊我の先祖だろうと予想はしていましたが
今回の描写を見るにどうやら遊歩の方が遊我の直接的な先祖のようですね。
実際計算高いのは遊歩の方であり遊我にはその資質が受け継がれた感じでしょうか。
今回、アサカもまた遊我に恋をしているような描写がありました。
気持ちを押し殺していたのはユウナの恋路を邪魔したくなかったのもあるでしょうが
もしかしたら遊我が未来から来たというのをなんとなく理解しており
最初から自分の恋が悲恋に終わるのを感づいていたからなのかもしれません。
次回予告 第56話『遊飛のロード』
MIKから逃亡してきたランランを守るような形で遊飛がトレモロと対峙する様子です。
SEVENSにおいてキーワードであった「ロード」という単語がサブタイトルに含まれており
ここが遊飛における明確な変革ラインになりそうですね。
あ、君も刺股使うんですね。
でもそれ刺股としての機能成立しなくない?普通に凶器じゃない?