今回紹介するのは5月27日発売の
デュエリストパック-爆炎のデュエリスト編-よりこのカードです。
目次
カード説明
儀式・効果モンスター
星9/光属性/天使族/攻 0/守 0
「御巫神楽」により降臨
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札・墓地に存在し、自分の墓地に他の「御巫」カードが存在する場合、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを装備魔法カード扱いでそのモンスターに装備する。
②:このカードが装備されている場合、自分・相手のエンドフェイズに発動できる。
このカードと装備モンスターを手札に戻す。
③:このカードは戦闘では破壊されず、
このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
【御巫】の新規となる光属性天使族のレベル9儀式モンスターです。
ふさふさな尻尾と耳を持つ九尾の狐を思わせる御巫です。
両手に剣と鏡を浮かばせさらにその中央に緑色の宝玉が存在している事から
ハレ、ニニ、フゥリの3人が合体して誕生した御巫であると思われます。
3人が合体しているのもあって赤、青、緑ととてもカラフルな色合いをしていますね。
墓地からモンスターに装備してそれをバウンスしちゃう
対応する儀式魔法は御巫神楽です。このあたりはオオヒメの御巫と同じですね。
レベル9なので丁度剣の御巫ハレ、鏡の御巫ニニ、珠の御巫フゥリの3体で
儀式召喚が可能なようになっています。
とはいえ実の所このカード自体を儀式召喚する意味はあまりありません。
①:このカードが手札・墓地に存在し、自分の墓地に他の「御巫」カードが存在する場合、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを装備魔法カード扱いでそのモンスターに装備する。
①の効果は1ターンに1度、他の御巫カードが墓地に存在している場合に
場の表側モンスター1体に墓地や手札のこのカードを装備魔法扱いで装備させるというものです。
とりあえず墓地に何かしら他の御巫カードがあれば
墓地からこのカードを敵や味方に装備させることが可能である②の効果の布石となります。
このカードと装備モンスターを手札に戻す。
②の効果はお互いのエンドフェイズ時に
装備カードとなっているこのカードを装備モンスターごと手札に戻すバウンス効果です。
①の効果で装備させればそのままこちらの効果に繋げられ
相手モンスターをバウンスする除去手段としても自分モンスターを再利用する手段としても活用できます。
このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
③の効果は戦闘破壊耐性を持ちつつ戦闘ダメージを相手に押し付けるというものです。
御巫と言えばこれという感じの戦闘ダメージ押し付けであり
オオヒメの御巫が持っている効果と同じになっています。
発動タイミングがエンドフェイズとやや遅くはあるものの
条件さえ満たせば毎ターン墓地から装備して相手モンスターのバウンスや
各種御巫に装備して効果の発動条件を満たす役割を持ちます。
この用途から分かるように儀式モンスターではあるもののそもそも儀式召喚は基本的に狙わずに
墓地から装備させる為の手段として用いる事になるでしょう。
「装備カードになれる儀式モンスター」というのは貴重であり
一緒に収録される御巫かみかくしが持つ「場に儀式モンスターカードが存在している」という条件を
このカードを何かしらに装備させるだけで満たす事が可能となっています。
またオオヒメの御巫の効果でこのカードをサーチ可能であり
そのままオオヒメの御巫を手札から捨てればそれで①の効果の発動条件を満たせます。
その為にオオヒメの御巫とこのカードの2枚を出張セットとする事で
様々なデッキでバウンス手段として用いる事が可能です。
単純に相手モンスターをバウンスする為の除去手段としては勿論、
自分のモンスターを手札に戻したいセルフバウンス系の戦術を取る場合にも
このセットはとても効果的で極めて汎用性の高いカードと言えるでしょう。
もちろんこの2枚だけでなく御巫神楽あたりも一緒に採用してもいいでしょう。
レベル9儀式モンスターといういかにも新しい切り札って感じなのに
その実態は使いまわせる装備カード手段という中々面白い存在です。
ただ有用性は文句なしに高く形は違えど切り札である事は間違いありません。
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