今回紹介するのは3月18日発売の
デッキビルドパック ワイルド・サバイバーズ にて収録されるこのカードです。
目次
カード説明
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドの「VS」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとは元々の属性が異なる「VS」モンスターを
2体まで手札から効果を無効にして特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
その後、対象の自分のモンスター及びこの効果で特殊召喚したモンスターの、
正面の相手フィールドのカードを全て持ち主の手札に戻す事ができる。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。
【ヴァンキッシュ・ソウル】用の通常罠です。
VS ラゼン、VS Dr.マッドラヴ、VS ヘヴィ・ボーガーの3人で
合体攻撃を繰り出しています。
マッドラヴのドット風のエフェクトが背景を浸食しているのが印象的です。
モチーフとなっているのは「X-MEN VS. STREET FIGHTER」に存在するシステムである
「ヴァリアブルコンビネーション」だと思われます。
このゲームは2人のキャラクターを入れ替えてつつ操作するタイプの格闘ゲームですが
その2人のキャラクターで同時に超必殺技を放つシステムです。
シリーズの伝統となるシステムであり3人チームとなる
「MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES」では3人で同時に超必殺技を放つ事も可能です。
他シリーズでもタッグ方式やチーム方式の格闘ゲームにおいては複数のキャラが連続で、
あるいは同時に超必殺技を放つというのはお馴染みのシステムとなっています。
特に控え(手札)から他の2体がフィールドにやってきて、
攻撃が終わった後はまた控え(手札)に戻るというのは
このヴァリアブルコンビネーションをかなり忠実に再現しています。
手札から仲間を呼び出して一緒にバウンス
①:自分フィールドの「VS」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとは元々の属性が異なる「VS」モンスターを
2体まで手札から効果を無効にして特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
その後、対象の自分のモンスター及びこの効果で特殊召喚したモンスターの、
正面の相手フィールドのカードを全て持ち主の手札に戻す事ができる。
①の効果は1ターンに1度、自分の場のVSモンスター1体を選択、
それとは別属性のVSモンスターを2種類まで効果無効で特殊召喚し
選択したモンスターと手札から特殊召喚したモンスターと同じ縦列の相手カードを
全て手札に戻すというものです。
効果から考えるとラゼンが手札からDr.マッドラヴとヘヴィ・ボーガーを呼び出しているのでしょう。
列指定のバウンス効果ですが発動前の特殊召喚により追加で2列分の指定が可能であり
相手の展開に合わせてかなり広範囲にバウンスをしかける事が可能です。
フリーチェーンで発動可能な事や対象に取らない事も含めて
展開の妨害として大いに機能します。
手札から特殊召喚した2体はエンドフェイズには手札に戻ってしまいます。
元々効果無効で出している事を考えると手札に戻ってくれるのは都合がいいと言えるでしょう。
VS ヘヴィー・ボーガーやVS 竜帝ヴァリウスの交代要員としては活用できますし
自分ターンに発動していた場合は各種素材としても利用できるので
手札に戻る前に展開に役立たせることは可能です。
総じてあらかじめ場と手札に対応するVSモンスターを用意しておく必要がありますが
対象に取らない複数枚のバウンスをフリーチェーンで行う事ができるという
強力な妨害カードとして機能します。
ただバウンスするのはカードの縦列の相手カード全てであり
モンスターだけでなく魔法罠も一緒にバウンスしなければいけません。
炎舞-「天璣」のように発動時の効果を持つ永続魔法などを一緒にバウンスしてしまうと
相手に塩を送る結果にもなりかねません。
逆に【ヴァンキッシュ・ソウル】と相手にする場合でこのようなカードを採用しているのであれば
バウンスされたくないカードを同じ縦列に配置する事で一種のフォローが可能となります。
「連続で超必殺技を放つ連携攻撃」はよく見ますが
「同時に超必殺技を放つ連携攻撃」は思ったより少ないんですよね。
個人的には後者の方が好きです。
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