今回紹介するのは3月18日発売の
デッキビルドパック ワイルド・サバイバーズ にて収録されるこのカードです。
目次
カード説明
儀式・効果モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻2400/守1850
「レシピ」カードにより降臨。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの全ての表側表示のカードの効果をターン終了時まで無効にする。
「ヌーベルズ」モンスターの効果で特殊召喚した場合、
さらに相手フィールドのモンスターを可能な限りリリースする。
②:自分・相手ターンに、相手フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをリリースし、手札・デッキから「ハングリーバーガー」1体を特殊召喚する。
【ヌーベルズ】に属する闇属性戦士族のレベル6モンスターです。
肉のグリルから4つ目の悪魔が顕現しています。
下側がフォークの形になった燭台を右手に持っているのが印象的です。
カード名は「グリル」+「バエル」からだと思われます。
グリルは調理用の網焼きや鉄板、及びそれを使った料理です。
定義はかなり広くバーベキューや日本の七輪焼きもグリルに分類されますが
中でも網目模様の焼き色がつくものがグリルとして扱われやすいです。
バエルはソロモン72柱における1番目の悪魔です。
悪魔の中でも王の位を持つ1人であり66の軍団を持つ長として
戦闘や法律関係の知識に長けています。
ヌーベルズの最上位として相応しい悪魔だと言えるでしょう。
特殊召喚時に相手モンスターを纏めてリリース
各種レシピカードにおける儀式召喚に対応していますが
この効果が真価を発揮するにはヌーベルズモンスターの効果で特殊召喚する必要があります。
フォアグラシャ・ド・ヌーベルズとバラムニエル・ド・ヌーベルズの2体から特殊召喚可能であり
特にバラムニエルは相手の場に攻撃表示のモンスターさえいれば
フリーチェーンでこのカードの特殊召喚へと繋げられます。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの全ての表側表示のカードの効果をターン終了時まで無効にする。
①の効果は1ターンに1度、特殊召喚した場合に
相手の全ての表側カードの効果をそのターンの間無効にします。
ロック効果を持つ永続魔法や永続罠などをまとめて封じる事ができ
相手ターンに特殊召喚出来ていれば妨害としての機能します。
さらに相手フィールドのモンスターを可能な限りリリースする。
またヌーベルズモンスターの効果で特殊召喚していれば
さらに相手モンスターを可能な限りリリースできます。
この効果も適用されるとこのカードの特殊召喚が
そのまま強烈な全体除去としても機能するようになります。
ただそもそもヌーベルズモンスターの効果で特殊召喚する場合に1体リリースしてるので
相手のモンスターが1体だけ、という場合には
そもそもリリースするべきモンスターがいないという事もままあるでしょう。
②:自分・相手ターンに、相手フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをリリースし、手札・デッキから「ハングリーバーガー」1体を特殊召喚する。
②の効果はお互いのターンに1度、相手の攻撃表示モンスターをリリースする事で
手札やデッキからハングリーバーガーを特殊召喚できます。
各種ヌーベルズ儀式が持つ相手モンスターを素材に後続の儀式へ繋げる効果であり
他がより高レベルのヌーベルズ儀式に繋げる効果なのに対し
そもそも最高レベルのヌーベルズ儀式であるこのカードは代わりにハングリーバーガーへと繋げます。
発動条件はバラムニエル・ド・ヌーベルズと同じで
相手に攻撃表示のモンスターさえいればフリーチェーンでそれをリリースするという
最も緩い条件で満たせる為に発動機会は多いです。
ハングリーバーガー自体はなんの効果も持っていませんが
Recette de Spécialité~料理長自慢のレシピ~が墓地に存在していれば
あちらの特殊召喚がこのカードの①の効果同様の全モンスターリリースに繋がるので
やはり強力なフリーチェーン全体除去として機能します。
なんで2回も全体除去撃てるんですか?
ヌーベルズ儀式モンスターから繋げた場合の①の効果と②の効果は共に
「攻撃表示の相手モンスターをリリースして後続を出しその後相手モンスターを全てリリース」
という共通の仕様になっています。
相手がよほど間髪入れずに展開してきた、という事でもない限りは
1ターンの間に両方の効果を発動するよりはターンを分けて効果を発動したい所です。
その為には次の相手ターンまでこのカードを生存させておきたいので
Recette de Spécialité~料理長自慢のレシピ~などこのカードを守る手段も用意しておきたい所です。
幸いこのカードを特殊召喚できるバラムニエルは料理長自慢のレシピをサーチできるので
このカードを守りながらハングリーバーガーへと繋げやすいです。
ちょっとした準備と攻撃表示の相手モンスターがいる条件こそ必要ですが
2回に分けてフリーチェーンの全体除去が行えるという強烈なカードです。
特に料理長自慢のレシピを構えられた状態でこのカードが君臨したら
相手からすれば悲鳴ものでしょう。
ヌーベルズの連続儀式召喚はコース料理をイメージしたものと思われますが
魚→肉→魚→肉→魚→肉と来て最後にハングリーバーガーは
コース料理としては大分頭おかしい代物ですね。