《赫聖の妖騎士（デスピアン・ルルワリリス）》遊戯王ＯＣＧカード考察　フルルドリス、デスピアに取り込まれる

今回紹介するのは１月１４日発売の

CYBERSTORM ACCESS（サイバーストーム・アクセス）よりこのカードです。

カード説明

wiki

【デスピア】の新規となる光属性魔法使い族のレベル１２シンクロモンスターです。

名前や姿からしてフルルドリスの進化形と思われます。

フルルドリスが素顔を晒して銀色の鎧と巨大な剣を装備しています。

いっけん普通の鎧に見えますが足が竜の爪のようになっているのが特徴的です。

感情の無い表情をしており恐らくはデスピアに操られたものだと思われます。

カード名は「フルルドリス」＋「ルルワ」からでしょう。

ルルワとは旧約聖書における最初の人類、アダムとイヴの間に生まれた長女であり

彼女を巡ってカインはアベルを殺害しました。

ＥＸデッキからカードが離れれば場のカードを無効にして全体強化

シンクロ素材にはチューナーにレベル４を指定しています。

種族や属性ではなくレベルを指定しているとても珍しい素材指定です。

ストーリー的にはレベル８のフルルドリスを赫の聖女カルテシアが操ったものを

シンクロ召喚の形で表しているものと思われます。

基本的にレベル４チューナー＋レベル８モンスター１体か

レベル４チューナー＋レベル４モンスター２体の形でシンクロ召喚を狙う事になるでしょう。

教導の騎士フルルドリスは特殊召喚が狙いやすく

②の効果の対象にもなっているのでレベル８モンスターの有力な候補です。

レベル４チューナー側としては白の聖女エクレシアが出しやすく

②の効果にも対応しているのでオススメです。

赫の聖女カルテシアもアルバスの落胤関連の融合モンスターと一緒に並べる事で

このカードのシンクロ召喚へ繋げる事が可能です。

①の効果は１ターンに１度、お互いのエクストラデッキからカードが離れた場合に

自分のモンスター全ての攻撃力を５００アップさせた後に

場の表側カード１枚を選んでそのターンの間無効にするというものです。

エクストラデッキからカードが離れるというのは

要するになにかしらエクストラデッキからモンスターを出したら条件を満たすという事であり

相手がＥＸデッキから何かしら出したタイミングでそのモンスターの効果を無効にできます。

対象に取らないのもポイントでエクストラデッキを活用するデッキ全般に対して

効果的な妨害として機能してくれるでしょう。

また攻撃力の強化は永続です。

自身の攻撃力が２５００あり、１度効果を発動すれば３０００打点になり

もう１度効果を発動できれば３５００打点に到達します。

②の効果は１ターンに１度、墓地へ送られたターンのエンドフェイズに

攻撃力と守備力が同じ光属性魔法使い族１体を

手札やデッキから特殊召喚できるというものです。

妖眼の相剣師や教導の騎士フルルドリス、

白の聖女エクレシアや赫の聖女カルテシアなどが該当しており

これらはこのカードのシンクロ素材としても活用しやすい為にデッキに採用しやすく

この効果でリクルートする有力な候補となるでしょう。

特殊召喚されるのがエンドフェイズとやや遅めですが

相手ターンに墓地へ送られた場合には特殊召喚後に自分ターンになるので

各種素材として利用しやすいです。

デスピアの名を冠していますが効果自体はデスピア以外でも問題なく使えるものであり

レベル８モンスターを積極的に出していけるデッキであれば

白の聖女エクレシアや赫の聖女カルテシアなどを採用する事で

シンクロ召喚を狙っていけるでしょう。

特に【相剣】は妖眼の相剣師や白の聖女エクレシアが自然に入る事もあり

このカードのシンクロ召喚を狙いやすいです。

レベル１２としては打点は低めですが効果によって補う事はできますし

相手が何かしらエクストラデッキを活用していれば妨害手段として機能し

破壊されても②の効果で後続に繋げられると全体的に使いやすい性能をしています。

また自分だけでなく他のモンスターも強化できるのがポイントで

相手ターン、自分ターンそれぞれで発動すれば合計１０００の全体強化になるので

特にモンスターを複数並べやすいデッキであれば打点の底上げが馬鹿になりません。

レベル４チューナーとレベル８モンスターを活用しているデッキであれば

レベル１２シンクロの選択肢としてエクストラデッキ忍ばせて損はないでしょう。

②の効果はこのカードを倒した後に

フルルドリスが正気に戻るのを意識してそうですね。

悲劇的な展開にはならないみたいで何よりです。