御巫(「みかんこ」、もしくは「みかんのこ」)
「御神子」とも書き、神に仕え神楽を舞う巫女を表す言葉です。
そんな舞を披露する巫女たちが儀式によって合体するテーマが
本日8月20日、デッキビルドパック アメイジング・ディフェンダーズにて登場します。
今回はその儀式テーマ、【御巫】について紹介したいと思います。
目次
テーマ特徴
・巫女と巫女が神秘の舞によってナイスバディの姿へと合体するテーマである
・儀式テーマである同時に装備魔法を積極的に活用する
・モンスターはいずれも攻撃力が0で戦闘ダメージを相手に押し付ける事ができる
・ダメージ押し付けからの1キルがとても狙いやすい
・争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない!!
一人前の御巫になる為に頑張る2人の若き御巫、
剣の御巫ハレと鏡の御巫ニニがこのテーマの主役となっています。
この2人は合体する能力を持っているようで
神楽の舞によって1つとなりオオヒメの御巫へと変身できます。
ドラゴンボールで言う所のベジットとかケフラみたいな感じでしょうか。
どのモンスターも装飾に美柑の断面のような文様が描かれており
本来の「御巫」と同時に果物の「美柑」もかけたネーミングになっています。
この2人、昔からの付き合いのようで幼い2人が出会い、友となる様子も描かれています。
なお実際の所この2人、お互いそりが合わないのかいがみ合ってる感じです。
とはいってもそんな険悪な様子でもなくそれぞれ火鼠と猫又がモチーフと思われる点から
まさにトムとジェリーみたいな「仲良く喧嘩しな」って関係のようですね。
またハレが剣、ニニが鏡の名を冠している事から
それぞれ三種の神器である「草薙の剣」「八咫の鏡」もモチーフである事が伺えます。
これを考えるともう1人、八尺瓊の勾玉の御巫もそのうち出てくるかもしれません。
つまり三身合体がそのうち来ますね。
儀式召喚を行いつつ装備魔法を活かしていく
儀式召喚が中心のテーマですがその中でも装備魔法を積極的に活用するのが大きな特徴です。
剣の御巫ハレと鏡の御巫ニニはいずれも装備魔法を装備した時に発動する効果を持っています。
儀式モンスターであるオオヒメの御巫も墓地から装備魔法を装備する事ができます。
とにかく数多くのカードが装備魔法に関する効果を持っており
エースモンスターであるオオヒメの御巫もこれそのものが切り札というよりは
儀式魔法によって除去を行いつつフリーチェーンで任意のモンスターに
装備魔法を墓地から装備できる事を活かした装備魔法のサポートといった側面が強いです。
「装備魔法を駆使しつつ儀式召喚を行う」というよりは
「儀式召喚も織り交ぜつつ装備魔法を主軸にしていく」というテーマになるでしょう。
そういう意味では儀式召喚も織り交ぜてリバースモンスターをサポートしていく
【占術姫】ににた側面のあるテーマだと言えます。
専用の装備魔法も墓地から蘇生しつつ効果破壊耐性を付与する御巫の火叢舞、
相手が特殊召喚してきた時にお互いのモンスターをバウンスできる御巫の祓舞、
装備モンスターをバウンスしつつデッキから御巫を特殊召喚できる御巫の水舞踏、
装備したモンスターのコントロールを奪う御巫の誘い輪舞など種類に富んでいます。
特に御巫の水舞踏は相手モンスターに装備させる事で
バウンスによる除去とリクルートを同時に兼ねる強力な装備魔法であり
このテーマにおけるキーカードの1つといっていい代物です。
御巫の水舞踏で相手モンスターのバウンスを行いつつ剣の御巫ハレを特殊召喚、
そこからさらに装備魔法をサーチというのが1つの動きの軸となってくるでしょう。
とにかく反射ダメージで相手のライフを削るという殺意
儀式召喚と装備魔法を同時に使いこなす必要のある癖の強いテーマですが
勝ち筋そのものはとても分かりやすい代物になっています。
「戦闘ダメージを無理やり相手に押し付けて即死級のダメージを与える」です。
剣の御巫ハレと鏡の御巫ニニはいずれも装備魔法を装備している事で
戦闘破壊されないようになりつつ戦闘ダメージを相手に押し付ける事が可能となり
儀式モンスターのオオヒメの御巫に至っては素で戦闘ダメージを押し付けます。
いずれも攻撃力0である為に相手の攻撃力分の戦闘ダメージをそのまま与えられるので
相手が迂闊にも高い攻撃力のモンスターを出していれば数回殴れば終わります。
公式でも相性のいいカードとしてピックアップされてる脆刃の剣と組み合わせるとさらに凶悪で
相手が攻撃力2000以上のモンスターを立てていれば
そいつに装備して殴りつけるだけで1ターンキルが成立します。
「ほぼ殴れば勝ち」といえる上に装備魔法によって効果破壊耐性をつけるのも容易で
フィールド魔法の天御巫の闔によってダメステ中の効果発動も封じるので
とにかく全力で戦闘ダメージを押し付ける事に特化したテーマとなっています。
自分から殴るのも強力ですが相手ターンでのカウンターもかなり狙いやすく
天御巫の闔は装備魔法を装備したモンスターへの攻撃を強要できる上に
伝承の大御巫や御巫の契りなど相手ターンに御巫を展開する手段も揃っています。
相手が迂闊にモンスターを展開していれば不意打ち気味に御巫を用意して
無理矢理攻撃させて戦闘ダメージを押し付けて勝利する、なんてことも充分狙えます。
必然的に相手はこちらの動きを警戒しなければならず
迂闊にモンスターを攻撃表示で出すのを躊躇わせる事もできます。
相手が少しでも隙を見せればその瞬間1ターンキルを狙えるような
そんな殺意に満ち溢れたテーマとなっています。
なおこのテーマにおける大きな弱点として戦闘ダメージの押し付けがメインなので
相手がモンスターを出してくれない事にはダメージを押し付けられない点にあります。
【活路エクゾ】や【チェーンバーン】、【緑一色】などのように
モンスターをあまり使わないデッキが相手だとかなり動きに困る事となるでしょう。
幸い儀式魔法である御巫神楽は魔法罠を破壊しつつバーン効果を与えられるので
別のテーマのカードも混ぜるなりしてフォローしていく感じになるでしょうか。
あとは装備魔法が主体である為に特に装備魔法が無いとダメージを押し付けられない下級御巫は
装備魔法を破壊されると上手く機能出来ない一面もあります。
ただハーピィの羽根帚のようなスペルスピード1の魔法罠除去であれば
撃たれる前に相手のライフを削り切れる爆発力は秘めているので
対策するにしてもサイクロンのようなフリーチェーン魔法罠除去が必要です。
個人的に相性がいいと思うカード
効果モンスター
星10/光属性/機械族/攻3300/守2600
①:このカードは相手フィールドのモンスター1体をリリースし、
手札から相手フィールドに攻撃表示で特殊召喚できる。
②:相手フィールドに「壊獣」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から攻撃表示で特殊召喚できる。
③:「壊獣」モンスターは自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
④:カード1枚のみを対象とする魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
自分・相手フィールドの壊獣カウンターを3つ取り除いて発動できる。
その効果を無効にし、フィールドのカード1枚を選んで破壊できる。
相手モンスター1体をリリースして送り付ける壊獣の1体です。
戦闘ダメージを相手に押し付けるこのテーマにおいて
高い攻撃力のモンスターを無理やり相手の場に立たせる手段として機能します。
また相手の場に送り付けた後に御巫の水舞踏で手札に回収する事もできるので
使いまわしがしやすいです。
効果モンスター
星1/炎属性/戦士族/攻 500/守 200
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに戦士族・炎属性モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
この方法で特殊召喚したこのカードはチューナーとして扱う。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、
「焔聖騎士-リナルド」以外の戦士族・炎属性モンスター1体また
は装備魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
炎属性戦士族がいる時に特殊召喚でき
墓地から炎属性戦士族か装備魔法を回収できるレベル1モンスターです。
剣の御巫ハレが炎属性戦士族であり
このカードの自己展開条件を満たす事が可能であり
装備魔法を墓地から回収しつつ2体で聖騎士の追想 イゾルデのリンク召喚が可能です。
その聖騎士の追想 イゾルデも装備魔法を多用するこのテーマと相性がかなりよく
剣の御巫ハレがレベル3と低めなのでデッキからの特殊召喚も容易です。
カードリスト
効果モンスター
星3/炎属性/戦士族/攻 0/守 0
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが装備カードを装備していない場合
このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になり、
装備している場合、このカードは戦闘では破壊されず、
このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
②:このカードに装備カードが装備された場合に発動できる。
デッキから「御巫」装備魔法カード1枚を手札に加える。
効果モンスター
星3/水属性/魔法使い族/攻 0/守 0
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが装備カードを装備していない場合
このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になり、
装備している場合、このカードは戦闘では破壊されず、
このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
②:このカードが装備カードを装備している場合、相手ターンに、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
儀式・効果モンスター
星6/光属性/天使族/攻 0/守 0
「御巫神楽」により降臨。
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札のこのカードを相手に見せて発動できる。
デッキから「オオヒメの御巫」以外の「御巫」カード1枚を手札に加える。
その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。
②:このカードは戦闘では破壊されず、
このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
③:自分・相手ターンに、自分の墓地の装備魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを装備可能なフィールドのモンスター1体に装備する。
フィールド魔法
①:装備カードを装備したモンスターが自分フィールドに存在する限り、
攻撃可能な相手モンスターは装備カードを装備したモンスターを攻撃しなければならない。
②:自分の「御巫」モンスターが戦闘を行う場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
③:自分の「御巫」モンスターが攻撃を行ったダメージステップ終了時、
自分フィールドの装備カード1枚を墓地へ送って発動できる。
そのモンスターはもう1度続けてモンスターに攻撃できる。
速攻魔法
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札から「御巫」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは相手エンドフェイズに持ち主の手札に戻る。
②:自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「伝承の大御巫」以外の「御巫」カード1枚を墓地へ送る。
装備魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の手札・墓地から「御巫」モンスター1体を選んで特殊召喚し、このカードを装備する。
その後、相手の墓地からモンスター1体を選んで効果を無効にして相手フィールドに特殊召喚できる。
②:装備モンスターは効果では破壊されない。
装備魔法
「御巫」モンスターにのみ装備可能。
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:装備モンスターは効果では破壊されない。
②:相手フィールドにモンスターが特殊召喚された場合、
自分及び相手フィールドのモンスターを1体ずつ対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
装備魔法
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:装備モンスターは効果では破壊されない。
②:自分メインフェイズに発動できる。
装備モンスターとは元々のカード名が異なる「御巫」モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚し、
このカードをそのモンスターに装備する。
その後、このカードを装備していたモンスターを持ち主の手札に戻す。
装備魔法
相手フィールドのモンスターに装備できる。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:「御巫の誘い輪舞」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
②:自分フィールドに「御巫」モンスターが存在する限り、装備モンスターのコントロールを得る。
③:装備モンスターは自分フィールドに存在する限り、効果を発動できない。
④:このカードがフィールドから離れた時に装備モンスターは墓地へ送られる。
儀式魔法
「御巫」儀式モンスターの降臨に必要。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、
自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、
手札から「御巫」儀式モンスター1体を儀式召喚する。
その後、以下の効果を適用できる。
●自分の墓地の装備魔法カードの種類の数まで相手フィールドのカードを選んで破壊し、
破壊した数×1000ダメージを相手に与える。
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:手札・デッキから「御巫」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、そのモンスターが装備可能な装備魔法カード1枚を
自分の手札・墓地から選んでそのモンスターに装備できる。
この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。
通常罠
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「御巫」モンスターが存在する場合、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターが装備可能な装備魔法カード1枚をデッキから選び、そのモンスターに装備する。
②:このカードが墓地に存在する状態で、装備魔法カードが自分の墓地へ送られた場合、
このカードを除外し、自分の墓地の装備魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
コメント
ユベルが簡単に出てくる空恐ろしいテーマですな。
自分としては、竹光と組み合わせたい。攻撃力が0アップするという無意味の極みのようなテキストが最高に大好きなので。