《サイコ・ローヴァー》遊戯王ＯＣＧカード考察　３分の２の確率で何度でも蘇生できる新機軸のギャンブルカード！

今回紹介するのはDARKWING BLAST（ダークウィング・ブラスト）よりこのカードです。

カード説明

wiki

闇属性サイキック族のレベル２モンスターです。

荒野に佇むボロボロの茶色いマントと青いマフラーをたなびかせる青年です。

髪やスーツの各所が緑色の電気を発しておりこのあたりにサイキック族らしさが伺えます。

かなり正統派にヒロイックな外見をしており物語の主人公といっても通用しそうです。

カード名は「サイコ」に海賊や流浪者を意味する「ローヴァー」、

それを繋げて「サイコロ」を表しています。

３分の２の確率で墓地へ送られた時に自己蘇生、３分の１の確率で２枚破壊

①の効果は特殊召喚した場合に

サイコロを１回振り、１か６が出ればフィールドのかーどを２枚選んで破壊できるというものです。

確率は３分の１ですが決まれば特殊召喚するだけで２枚の除去が可能であり

外れても特にデメリットなどはなく出たら目があれば１００％成功させる事ができます。

特殊召喚する手段ですがレベル２のサイキック族なので

緊急テレポートを使うのが一番楽でしょう。

ディメンジョン・ダイスを使って特殊召喚する事も可能です。

②の効果は墓地へ送られた場合にサイコロを１回振り、

２～５のどれかが出れば特殊召喚できるという自己蘇生効果です。

墓地へ送られる手段は何でもよくデッキから直接墓地へ送る事でも発動可能です。

運こそ絡むものの３分の２の確率で自己蘇生が可能であり

１ターンに１度の制約もないので運さえよければ１ターンに何度でも自己蘇生が可能であり

そのまま①の効果に繋げられます。

ただしデメリットとして自己蘇生したカードが場に出ている間は

ＥＸデッキからモンスターを特殊召喚できなくなってしまいます。

これによりエクシーズ素材やリンク素材などには使う事ができません。

ＥＸデッキを用いるのであればいざという時の為に

自分からどかす手段も用意しておいた方がいいでしょう。

ギャンブルをする価値は充分

どちらの効果も運が絡むいわゆるギャンブルカードですが

３分の２の確率で何度でも蘇生が出来るというのは相当に優秀です。

それに加えて出たら目があれば特殊召喚するだけで２枚の破壊が可能であり

これが３分の２の確率で墓地へ送られる度に発動出来るのは強烈です。

例え出たら目がなくとも３分の２の確率で自己蘇生、３分の１の確率で２枚破壊は

ギャンブルをする価値は十分にあるでしょう。

②の効果の３分の２を外してしまっても何かしらで別途蘇生する事で

再び３分の２の自己蘇生ガチャが可能となるので壁としても中々優秀です。

②の効果を使うとＥＸデッキの特殊召喚がしづらくなってしまうのが難点ですが

ＥＸデッキに依存しないデッキであればこのカードの強みを十二分に活かせるでしょう。

①と②の効果を両方とも辺りを引けるのであれば

①の効果で自分ともう１枚のカードを破壊して②の効果で自己蘇生するというのも何度でも繰り返せます。

一見ネタに見えますが出たら目があれば①の効果は確実に成功し

３回、３分の２の確率である②の効果に成功する事が出来れば

エンタメデュエルの２枚ドローの条件の１つである

「１ターンに５回サイコロを振るかコイントスを行う」を達成する事ができます。

こういうシャレの効いたカードは英語名がどうなるか気になります。