今回紹介するのはDIMENSION FORCE(ディメンション・フォース)よりこのカードです。
目次
カード説明
ペンデュラム・効果モンスター
星8/闇属性/植物族/攻2400/守1000
【Pスケール:青8/赤8】
①:このカードがPゾーンに存在する限り、
自分が闇属性の融合モンスターを融合召喚する場合、
自分のPゾーンに存在する融合素材モンスターを
フィールドのモンスターとして融合素材に使用できる。
【モンスター効果】
①:このカードが融合召喚の素材になり、
墓地へ送られた場合またはEXデッキに表側表示で加わった場合に発動できる。
自分フィールドのモンスターの数まで、フィールドのモンスターを選ぶ。
そのモンスターに捕食カウンターを1つずつ置く。
捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。
【捕食植物】の新規となる闇属性植物族のレベル8ペンデュラムモンスターです。
他の捕食植物がそうであるように植物の体で出来たカマキリといった外見をしています。
両腕や背中が真っ白な花になっており不気味さ綺麗さが同居した秀逸なデザインです。
カード名はカマキリを意味する「マンティス」+「トリアンサ・オキシデンタリス」だと思われます。
トリアンサ・オキシデンタリスはカリフォルニアやモンタナ州に生息する植物で
100年以上前から存在が確認されていますが
去年の2021年にはじめて食虫植物である事が判明したという
まさに「最新の食虫植物」と呼べる存在です。
茎に粘着性がありこれで虫を捕えて消化するのですが
この茎の粘着性は低く小さな虫しか捕まえる事ができません。
しかしこれが逆に花粉の媒介となる虫を捕まえないようにする仕組みとなっています。
ペンデュラムゾーンから融合素材に
①:このカードがPゾーンに存在する限り、
自分が闇属性の融合モンスターを融合召喚する場合、
自分のPゾーンに存在する融合素材モンスターを
フィールドのモンスターとして融合素材に使用できる。
ペンデュラム効果はこのカードがペンデュラムゾーンに存在する間、
闇属性の融合モンスターを融合召喚する場合に限り、
ペンデュラムゾーンのカードを融合素材に利用できるようにするというものです。
これにより捕食植物ブフォリキュラと一緒にスケールをセッティングする事で
そのまま2体で闇属性の融合召喚が可能となっています。
墓地へ送られた場合またはEXデッキに表側表示で加わった場合に発動できる。
自分フィールドのモンスターの数まで、フィールドのモンスターを選ぶ。
そのモンスターに捕食カウンターを1つずつ置く。
捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。
モンスター効果は融合素材として墓地かエクストラデッキに送られた場合に
自分の場のモンスターの数まで
フィールドのモンスターに捕食カウンターを置くというものです。
融合素材となるだけで捕食カウンターを置けるというのはかなり貴重で
捕食植物アンブロメリドゥスやスターヴ・ヴェノム・プレデター・フュージョン・ドラゴンなど
捕食カウンターを要求する融合モンスターのサポートをスムーズに行えます。
融合召喚を狙うペンデュラムデッキに
とにかく捕食植物ブフォリキュラとの相性が抜群で
2体をペンデュラムゾーンにセッティングする事で
ペンデュラム召喚によってレベル1からレベル7の展開を助けつつ
そのまま融合召喚、このカードを手札に回収しておまけに捕食カウンターも置けるという
欲張りセットのような動きを可能にしてくれます。
レベルが8あるというのもポイントで
グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンの融合素材にもなれます。
その代わりにペンデュラム召喚でこのカードを出すのは難しいので
そういう意味でもブフォリキュラの効果で手札に戻す筆頭候補と言えるでしょう。
【捕食植物】以外にも融合召喚を狙うペンデュラムデッキに採用するのも面白いです。
例えばEMトランプ・ウィッチと一緒にスケールをセッティングする事で
そのまま2体でEMガトリングールの融合召喚へ繋げられますし
EMトランプ・ガールを召喚する事でも同じことが可能です。
捕食植物キメラフレシアの融合召喚を他のデッキでも狙えるようになります。
スケールが8あるのでペンデュラム召喚そのものをサポートしやすいのもポイントです。
捕食植物サンデウ・キンジーあたりを一緒に採用しておけば
捕食カウンターも活かせるでしょう。
逆に【捕食植物】をよりペンデュラム召喚よりにするのも面白いと思います。
ペンデュラム召喚を安定して行う事ができればそれだけ展開力の改善に繋がります。
捕食植物は特に捕食カウンターを置きたい場合は
何かと展開手段に工夫がいるものでしたが
展開を助けつつ捕食カウンターも置いてくれる
このカードの存在は本当にありがたいですね。