遊戯王セブンス83話の感想です。
前回のあらすじ:クラスメイト(ハト)
目次
記憶を取り戻すには黒歴史
ガクトは鬼将メザメの効果で墓地のヤメルーラを手札に戻し
古の守り亀を召喚した後にメザメと共にリリース、ヤメルーラをアドバンス召喚します。
そしてオジギプスでヤメルーラを守備表示にした後に効果で攻撃表示に戻し
キメルーラで直接攻撃、ライフが減りクレマチスの耐性が消えた所でヤメルーラで戦闘破壊します。
ラッシュデュエルを認めさせようとするなど噴飯の極みだというガクトに対して凛之介は返します。
輝いている家紋も何もしなければ錆び付いてしまうと、
それに気付いて立ち向かった者こそがガクトだと。
それを気付かせる為に凛之介が取った手段は・・・
ガクティングでした
このガクティングこそがもがき苦しむガクトがしていたのだと訴える凛之介。
突如ラップをはじめる凛之介にガクトは最初何を馬鹿な事をと思いますが
しかし記憶の片隅には残っているのか頭をかかえはじめます。
そう、いくら記憶を失おうと自分が気付いてきた黒歴史は簡単には消せないのです。
このガクティングは遠く離れたロミンにも寒気として伝わっています。
その様子を見た蘭世は弟に続いて自分もガクティングをはじめます。
あの・・・蘭世さん?今思いついたみたいな様子でしたけど服どうやって調達したんです?
蘭世と凛之助の恰好、ガクトよりは真っ当にラッパーしてますね。
一方でギャリアンとセバスチャンは
ウォームExカベーターと天帝龍樹ユグドラゴという
かつて主の切り札であったマキシマムモンスターを利用して目を覚まさせようとしています。
Exカベーターはシュベール、ハトラップ、キャタピリオのIDカードを利用して作られています。
ハトラップお前IDカードちゃんと登録されていたのか・・・
ユグドラゴは記憶を失ったネイルがセバスチャンに処分を頼むと渡していたものでした。
ネイルのデッキなんてそれこそマキシマム召喚に特化した代物だというのに
要のカードを処分するというのは相当に重症でしょう。
GAGAGA学玄の緊急作戦
凛之介のターン、ドロー。
花牙美人のゲッカと花牙武者のリンドウを召喚しゲッカの効果で花牙狼のクロバナを手札に加えます。
そして花牙シノビ・ガトリングをアドバンス召喚したい所ですが
ヤメロックが発動している為にできません。
そこで凛之介は魔法「大貫通」のコストとしてガトリングを墓地へ捨てた後に
魔法「花牙悲願(かげひがん)」によって墓地からガトリングを蘇生させます。
このままガトリングの効果を発動すればヤメルーラとキメルーラを破壊できる所ですが
ガクトは罠「落とし蓋」によってガトリングを裏守備表示にしてしまいます。
しかし凛之介は更に魔法「花牙紫吹」によってガトリングを攻撃表示に変更、
さらに1枚ドローしてこれがモンスターカードだったらガトリングのコストに使えますが
引いたのは魔法カード・・・しかしそれはフュージョンでした。
凛之介はリンドウを召喚して魔法「フュージョン」を発動、
花牙潜攻サブマリン・ドゥルガーをフュージョン召喚します。
その効果は相手の場にモンスターが2体以上いる場合に
相手のレベル6以上のモンスターを全て破壊してしまうというもの。
これによってヤメルーラとキメルーラをまとめて破壊し
そのまま直接攻撃によってガクトに大ダメージを与えます。
この衝撃によってガクトにはある記憶が飛び込んできました。
それは蒼月流の創設者、蒼月学玄の記憶。
彼は戦の途中あえて自陣を捨てて敵地に飛び込むという策を取りました。
しかしその敵兵に囲まれてしまいます。絶体絶命のピンチという状況で・・・
学玄はふしぎなおどりを踊った
彼はあえて滑稽な踊りを披露する事で敵兵士たちを笑いの渦に巻き込んだのです。
恐らくこれは敵意が無い事をしめす行為であったのかもしれません。
彼はそのまま敵将の所まで連れていかれそこでも踊りを披露して敵将は大うけ。
結果として戦は中止となり彼らは手を取り合う形となりました。
これが蒼月流のはじまりだったのです。
要するに学玄もガクティングをしていたという事なのでしょう。
要式に囚われない事こそが蒼月流の神髄なのです。
同時にギャリアンとセバスチャンも
それぞれのマキシマムモンスターで主に対して攻撃をしかる事で
彼らの記憶を呼び覚ましました。
試合に負けて勝負に勝つ
明らかに先ほどとは雰囲気の違うガクト、
制服を脱ぎ捨てていつもの蒼月流の蒼月学人の恰好に戻ります。
ガクトのターン、ドロー。
月涙の兎と闘将ナンデスを召喚してリリースし、魔将セメルーラをアドバンス召喚、
さらに戦乙女ハリキリーを召喚して魔法「フュージョン」を発動、
天翔流麗セメテラスをフュージョン召喚します。
その効果により墓地からヤメルーラを蘇生した後にセメテラスでドゥルガーを戦闘破壊し
ヤメルーラの直接攻撃によって凛之介のライフを0にしました。
ガクトの勝利です。
ガクトは誇りと伝統に抗おうとするラッシュデュエルを最高に楽しいと評しします。
同時にアサナとネイルもそれぞれのマキシマムモンスターを撃破した上で
ギャリアンとセバスチャンにトドメを刺して勝利を手にします。
彼ら従者は敗北こそしたものの、主の記憶を取り戻す事に成功しました。
それを示すかのように遊我達の元にアサナとネイルもやってきます。
ガクトにとってガクティングはそれこそ絶句するほど恥ずかしい黒歴史です。
しかしそれは同時にそんな思いをしてでも新しい道を切り開こうとした
彼なりの決意の表れでもあったのです。
そんな決意も遊我や他の皆に出会わなければしていなかっただろうと
改めてガクトは彼らに感謝をしました。
そして遊我も死者蘇生に頼らずとも記憶を取り戻す事ができると
今回の事に感慨を受けていました。
なお記憶を失っていたガクトの従者たちはやはりというべきかなんというべきか
ナナホの手の者でした。
ナナホは今回の作戦に失敗したものの闇は広がり始めたばかりだと
不敵な笑みを浮かべます。
というわけで無事にガクト、ネイル、アサナの記憶が戻りました。
ガクトが記憶を失っただけとは思えない性格に変貌していましたが
やはりナナホの配下がある程度思想誘導していた可能性が高いですね。
今回凛之介が勝つかなと思っていましたが
記憶を取り戻させた上で負けるというのは意外でした。
でもまさに「試合に負けて勝負に勝った」という感じですね。
ちなみにキャラ紹介に蒼月学玄が載っていました。
「美しい剣の舞」とか書いてますけど
作中で滑稽な踊り言ってたのちゃんと確認してるからな?
ちなみに「GAGAGA学玄」は公式です。
ZEXALネタはユウカの十八番でしょうに。
次回予告 第84話『二つの想い』
今度はロアの記憶を取り戻そうと遊我がデュエルをする様子です。
ロアは小さいころからオーティスや遊我と関わっていると
遊我との関係はガクトやロミンより古いとも言えるので
記憶を失ったロアがどうなっているかは気になる所ですね。
そして第一ファンポジションは譲らないミミさんじゅうななさい