今回紹介するのはDIMENSION FORCE(ディメンション・フォース)よりこのカードです。
目次
カード説明
効果モンスター
星8/地属性/アンデット族/攻2800/守2300
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのアンデット族モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに手札・墓地のこのカードを除外できる。
②:このカードが手札・墓地から除外された場合に発動できる。
このカードを守備表示で特殊召喚する。
その後、このカードのレベルを1つ下げる事ができる。
地属性アンデット族のレベル8モンスターです。
様々な派生系をもつゼラの戦士にまた新しい進化形が出ました。
ビフォー
↓
アフター
ゼラの戦士、今度はアンデット化しちゃいました。
体は紫色に変色し目が光り、口からくさいいきを吐いています。
装備もボロボロになっていますが全体的に装飾が豪華になっています。
アルグールとはアラビア語で「災難」や「恐怖」と言った意味で
同時にアラビアの伝承に伝わる怪物「グール」の語源になった言葉です。
モチーフとしてはこのグールから来ているのでしょう。
砂漠に済みハイエナなどに姿を変える事の出来る悪魔の一種で
死体や人間の子供を食べると言われ「食屍鬼(しょくしき)」とも呼ばれます。
ちなみにRPGなどのゲームにおいてはよくゾンビと同じようなアンデッドとして扱われており
遊戯王でもグールをモチーフとするモンスターは多く存在していますが
このカードも含めて基本的にアンデット族扱いです。
EMガトリングールとかはしっかり悪魔族なんですけどね。
除外される事で仲間のアンデット族を守りさらに復活する
①:自分フィールドのアンデット族モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに手札・墓地のこのカードを除外できる。
①の効果は1ターンに1度、自分の場のアンデット族が戦闘破壊か効果破壊される場合に
手札か墓地からこのカードを除外する事でその身代わりにできるというものです。
アンデット族全般の場持ち性能を飛躍的に高める事が可能であり
除外する事でそのまま②の効果に繋げられます。
②:このカードが手札・墓地から除外された場合に発動できる。
このカードを守備表示で特殊召喚する。
その後、このカードのレベルを1つ下げる事ができる。
②の効果は1ターンに1度、手札か墓地から除外された場合に
自身を守備表示で特殊召喚する自己蘇生効果です。
①の効果で除外する事でそのままこちらの効果に繋げられる他、
タツネクロの効果などで手札から除外された場合にも発動できます。
守備力2300の壁として運用できる他、任意でレベルを1下げる事が可能であり
ランク7とランク8、どちらのエクシーズ召喚にも使っていけます。
あくまで手札か墓地から除外された時限定で
フィールドやデッキから除外された場合には効果を発動しない点に注意です。
特に幽合-ゴースト・フュージョンを使う場合には気を付けましょう。
自分から除外する手段があればより扱いやすく
墓地や手札にあるだけでアンデット族の場持ち性能を高めてくれるだけでなく
その度に繰り返し蘇生がなされるというとてもいやらしいカードです。
相手ターンに特殊召喚した場合、壁としての運用が基本となりますが
相手にとっては場のアンデット族を戦闘破壊しようとしたら
まず1回戦闘破壊させてこの効果を使わせてから改めてそのアンデット族をもう1回攻撃、
その上で蘇生されたこのカードの対処もしなければいけないので
ただの壁としても充分いやらしい性能をしています。
上記のようにただの壁と割り切った運用でも様々なアンデット族に採用できますが
能動的に手札や墓地から除外する手段があれば自分ターンに特殊召喚がしやすく
より各種素材として利用しやすいです。
その場合はエクシーズ素材として利用しやすいように
竜血公ヴァンパイアのようなレベル7やレベル8のモンスターを採用したり
チューナーを採用してシンクロ召喚に繋げられるとよりいいでしょう。
それにしても本当に派生系がよく作られますねゼラの戦士。
公式に愛されているモンスターの1人と言えます。