今回紹介するのはBATTLE OF CHAOS(バトル・オブ・カオス)よりこのカードです。
目次
カード説明
通常魔法
①:1000LPを払い、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
相手ターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力は1000アップし、以下の効果を適用する。
●そのモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
自分のデッキの一番下のカードをお互いに確認し、デッキの一番上または一番下に戻す。
確認したカードがドラゴン族・恐竜族・海竜族・幻竜族モンスターだった場合、
その攻撃力1000につき1枚、自分はデッキからドローする。
その後、自分はドローした数×1000LP回復する。
今矢木がやろうとしている事、それは「キャタピラ」と呼ばれるイカサマ。
左手に七索を2枚握り込み、自分の山を前に出すフリをしながら
握り込んだ2枚の七索を送り込んで行く。
溢れた牌は下へ、余った牌は上へと移動、丁度キャタピラの回転のように牌を循環させる。
最後に右手で右端の2牌を持ってきて終了。
こうして引き入れた2牌に意味はない、大切なのは山に置いてきた七索2枚。
ドラ表示牌である。
さらにもう1枚の七索はカンした時のドラ表示牌。
つまり矢木はこの凡手、あっという間にドラ8内蔵の怪物手に変化。
ドラゴン族、恐竜族、海竜族、幻竜族用のサポートとなる通常魔法です。
雀卓を囲んでいる中、ポケ・ドラが銅鑼ドラゴンを思いっきり叩いています。
ウラドラとは麻雀用語で簡単に説明すると麻雀には「ドラ」と呼ばれる得点ボーナスがあり
ドラに対応した牌を所持していると和了った場合の点数が増えるのですが
「リーチ」というものをかけて和了るとそのドラの表示を増やす事ができる、
つまりドラによる得点チャンスを増やす事ができるのです。
このリーチをかけて上がった場合に追加でめくられるドラを「裏ドラ」と呼びます。
イラスト右に写る手が握る牌は光り輝いており恐らく裏ドラが乗ったのでしょう。
ところでこの麻雀牌、恐らく一筒と思われる牌がミレニアムアイだったりと凝ってますね。
遊戯王モチーフの麻雀牌とか販売したら売れそうです。
デッキボトムの裏ドラを確認してドラが乗ればドロー&回復
相手ターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力は1000アップし、以下の効果を適用する。
その効果は1000リーチポイントを支払う事で自分の表側モンスターの攻撃力を
相手ターン終了時まで1000アップさせる強化効果です。
この手の強化用の通常魔法としては強化される時間が
相手ターンの終わりまで続くとやや長いのがポイントです。
自分のデッキの一番下のカードをお互いに確認し、デッキの一番上または一番下に戻す。
確認したカードがドラゴン族・恐竜族・海竜族・幻竜族モンスターだった場合、
その攻撃力1000につき1枚、自分はデッキからドローする。
その後、自分はドローした数×1000LP回復する。
しかしこのカードの神髄はそこではなく強化したモンスターが相手を戦闘破壊した時に
自分のデッキボトムのカードをお互いに確認してデッキボトムかデッキトップに戻します。
この確認したカードがドラゴン族、恐竜族、海竜族、幻竜族のいずれかのドラゴンであった場合には
その攻撃力1000につき1枚ドローし
さらにドローした枚数×1000だけライフを回復するというものです。
モンスターの戦闘破壊を麻雀で言う「和了(あがり)」を、
デッキボトムのカードを確認する事を裏ドラをめくる事に例えているのでしょう。
仮に攻撃力3000のドラゴン族がデッキボトムにあってそれをめくる事が出来れば
3枚ものドローと3000のライフ回復が可能となります。
攻撃力5000のSin トゥルース・ドラゴンならば
なんと5枚ドローと5000ライフ回復という大盤振る舞いです。
イカサマをすれば確実にドローと回復が
そのまま発動して確認する場合はドラを引き当てるかどうかは運しだいですが
バウンドリンクや金満で謙虚な壺、ゴブリンのやりくり上手などを用いて
デッキボトムに高い攻撃力の該当種族を送り込むイカサマをする事で
確実にこのドロー&ライフ回復を発生させる事が可能となります。
攻撃を介する必要こそありますが上手く戦闘破壊が決まれば
確実に大量ドローが狙えるのでとても強力です。
高攻撃力の該当種族ですが3枚ドローと3000回復でいいのであれば
怒炎壊獣ドゴランや混源龍レヴィオニアあたりが汎用性が高く採用しやすいでしょう。
勿論このカードの為だけにSin トゥルース・ドラゴンをデッキ入れるのも
ロマンがあっていいと思います。
このカードの登場によりデッキボトムに好きなモンスターを戻せるカードの価値が
一気に高まったと言えます。
前述したカード以外にもデッキボトムに戻せるカードは数多く存在するので
デッキにあったカードを用いてイカサマをするといいでしょう。
終焉龍 カオス・エンペラーあたりは自力でデッキボトムに戻せるので
わざわざこのカードの為のデッキボトムに戻すカードを用意する必要もありません。
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