遊戯王ラッシュデュエルカード考察：《灰覇炎神（ハイパーエンジン）ヴァスト・ヴァルカン》大ダメージ特化型のマキシマム！

本日４月２４日、いよいよデッキ改造パック 躍動のエターナルライブ！！の発売です。

今回紹介するのはその 躍動のエターナルライブ！！よりこのカードです。

カード説明

wiki

炎属性戦士族のレベル１０マキシマムモンスターです。

溶岩の体を持つ巨大なゴーレムといった感じの風貌です。

右手が竜の首となって火を噴いており左手からは顔の付いた火の玉を発射しています。

いかにも悪魔族や岩石族といった感じの見た目をしていますが戦士族です。

このカードは遊我の使用する新たなマキシマムモンスターが紹介されています。

以前使っていた超魔機神マグナム・オーバーロードは他のチームルークとの絆のカードであり

現在のストーリーではそのチームルークとは戦うべきライバルとなっているので

別のマキシマムカードを使うのかもしれませんね。

ヴァルカンという名前でガトリング砲を思い浮かべる方は多いと思いますが

このカードの場合その名前の由来となったローマ神話の火と鍛冶の神から取られているのでしょう。

発明家である遊我の切り札が鍛冶の神というのはある意味とても「らしい」と言えますね。

２つのバーン効果と弱体化効果

ヴァスト・ヴァルカン本体の効果はマキシマムモード時に相手の罠カードの効果で破壊されない耐性です。

マキシマムモンスターとしてはお馴染みの耐性であり

相手の罠を恐れずに攻撃する事が可能です。

ヴァスト・ヴァルカン［Ｌ］は１ターンに１度、デッキトップを墓地へ送る事で

相手の表側表示モンスター１体の攻撃力をそのターンに８００ダウン、

さらに相手のフィールド魔法を破壊できるというものです。

フィールド魔法を破壊出来れば８００のバーンダメージを与える事も可能であり

特に幻竜族や獣戦士族などフィールド魔法に強く依存するデッキに対して効果的です。

ヴァスト・ヴァルカン［Ｒ］は１ターンに１度、デッキトップを墓地へ送る事で

自分か相手の表側表示モンスター１体の攻撃力をそのターンの間、

選んだモンスターのレベル×１００ダウンさせ更に同じ数値のダメージを相手に与えるというものです。

特にマキシマムモンスターに対して有効な効果であり

１０００もの弱体化とバーンダメージを与える事が可能です。

レベル８モンスター相手でも８００の弱体化とバーンダメージが見込めるので

こちらも十分強力だと言えるでしょう。

相手にダメージを与える事に特化

マキシマムモンスターの中でも相手にダメージを与える事に特化したカードで

マキシマムモンスター相手であれば相手の攻撃力を１８００ダウンさせた上で

１０００バーン、フィールド魔法を破壊出来ればさらに８００のバーンダメージを与えられます。

例えば攻撃力４０００のユグドラゴにこれを行う事ができれば

相手の攻撃力を２２００まで弱体化させた上で１８００のバーンダメージを与えられ

戦闘破壊出来れば追加で１１００ダメージを与えられるので合計２９００ダメージですね。

攻撃力２５００のレベル８モンスターを想定した場合では

フィールド魔法破壊込みで１６００のバーンダメージと２４００の戦闘ダメージが与えられるので

合計４２００ダメージとこれまた強烈です。フィールド魔法を破壊出来ずとも３４００ダメージです。

その一方で攻撃力は３３００とマキシマムモンスターの中で最も低く

マキシマムモンスター相手でなくとも戦闘破壊される可能性が十分にあります。

セブンスロード・マジシャンであれば墓地に属性が４種類あれば相打ち、

５種類以上ならば一方的に戦闘破壊されるので注意しましょう。

他のマキシマムカードと違い出した時点で大幅有利というカードというわけでなく

このカードを使うのであれば防御用のカードも意識しておくか

相手のライフを削る為と割り切る運用が必要となるでしょう。

マキシマム召喚していない場合の攻撃力は１５００と

下級モンスターレベルしかない点もちょっと痛い所でしょうか。