今回紹介するのはDAWN OF MAJESTY(ドーン・オブ・マジェスティ)よりこのカードです。
目次
カード説明
通常モンスター
星1/地属性/植物族/攻 0/守 0
w
地属性植物族のレベル1通常モンスターです。
2つの草が堀沿いにあり、その影から笑う忍者の姿が映し出されています。
ラッシュデュエルにおいて植物族は忍者の種族なのでこのカードにも忍者要素があるのでしょう。
ちなみに実際に「草」と呼ばれる役割の忍者というものが存在しており
一般人に紛れ込んで情報収集を行うものがそう呼ばれます。
このモンスターは一般人どころかまさに雑草に紛れて情報収集をしているのでしょう。
ただ1文字、「w」という文字があるだけの前代未聞のフレーバーテキストであり
過去に最も短いテキストであったいとをかしかなひめの記録をあっさり更新してしまいました。
なお厳密には「w」の文字に「weed」というルビが振られています。
この「w」というのは「(笑)」をより簡略化して表現されるネットスラングであり
草が生えているようにも見える事から「草」という言葉も笑いを表現する言葉として使われるようになりました。
このカードも見事にV字型の草が2つ並んで「W」の文字を表現しています。
ちなみに最初に「w」というものが使われるようになった経緯は諸説ありますが
特に「www」と連続して表示するものが一気に流行したのは
2ちゃんねるにおけるネトゲ実況版、FF11の内藤スレだと言われています。
スレッドの主役である内藤というキャラクター、
「うはwwwwwおkwwwww」という言葉が半ば決め台詞になっており
これがきっかけでネット上のいたるところで使われ出しました。
FF11のキャラクターと言えばブロントさんや汚い忍者が有名だと思われますが
ネット界隈に影響を及ぼした度合いで言えばこの内藤こそがトップではないでしょうか。
貴重な植物族通常モンスターの1体
さてカードの性能として見た場合、攻撃力も守備力も0と
植物族通常モンスターの中で最弱のステータスですが
花牙シノビ・ガトリングは植物族通常モンスターを指定する効果を持っており
その植物族通常モンスターの数はかなり少ないのでこのカードの出番も割とあるでしょう。
ただ攻撃力0やレベル1である点を活かそうとするとやや難しいです。
というのもこれらをサポートするカードで植物族と相性のいいものがあまりなく
せいぜいが死反のタマで蘇生できるくらいでしょうか。
その場合でも他に攻撃力0のモンスターをいくつか採用しなければ活用が難しく
植物族デッキに組み込むのは難しい所です。
むしろ攻撃力0やレベル1のモンスターの中で現在唯一の植物族という点を活かし
攻撃力0やレベル1を中心とするデッキに
襲い来る自然などの植物族サポートを採用する形の方が活かしやすいでしょうか。