今回紹介するのはデッキビルドパック エンシェント・ガーディアンズよりこのカードです。
目次
カード説明
効果モンスター
星10/光属性/爬虫類族/攻3100/守2200
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドのモンスター3体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
②:このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ発動できる。
墓地から特殊召喚された表側表示モンスター以外の、
自分・相手フィールドのモンスターを全て墓地へ送る。
この効果は相手ターンでも発動できる。
【溟界】に属する光属性爬虫類族のレベル10モンスターです。
真っ黒なボディに黄金の鉄の塊で出来た鎧を装着した翼の生えた巨大な大蛇です。
他の溟界モンスターが真っ黒なおどろおどろしい泥から誕生したように描かれているのに対し
このカードには澄み切った水と綺麗な青空が描かれています。
攻撃力3100というのは現時点における爬虫類族の最大攻撃力であり
今まで存在しなかった攻撃力3000以上を誇る初の爬虫類族モンスターとなります。
カード名はテーマ全体の元ネタでもあるヘルモポリス神話の8柱の神「オグドアド」からでしょう。
日の出を毎日作り、ナイル川の水を絶えないようにしたと言われており。
このカードの頭上の光と水はそれを現しているのかもしれません。
蘇生されたモンスター以外は全て墓地へ送り
①:このカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドのモンスター3体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
①の効果は1ターンに1度、墓地に存在する場合に
自分のモンスター3体をリリースする事で自身を特殊召喚する自己蘇生効果です。
モンスターをリリースして自身を蘇生する効果は他の溟界モンスターにも見られますが
他が1体や2体リリースするのに対してこのカードは3体のリリースを要求しており
まさに切り札というべき重さになっています。
溟界の呼び蛟など複数のトークンを生成できるカードを使えばある程度消費を軽減してますが
別に蘇生制限の類が発生したりはしないので他の手段で蘇生できるならそれに越した事はないでしょう。
②:このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ発動できる。
墓地から特殊召喚された表側表示モンスター以外の、
自分・相手フィールドのモンスターを全て墓地へ送る。
この効果は相手ターンでも発動できる。
②の効果は1ターンに1度、かつこのカードが表側表示で存在する間に1度だけ
蘇生された表側モンスター以外のお互いのモンスターを全て墓地へ送るというものです。
フリーチェーンで発動可能かつ破壊耐性無視で対象も取らない全体除去という強烈な除去であり
1発限りの必殺技と呼ぶのに相応しい性能です。
自分のモンスターも巻き込まれてしまいますが自身は①の効果などで蘇生していれば
自身は生き残る事が可能です。
逆に相手の蘇生したモンスターも無事なのでそのあたりは注意しましょう。
蘇生手段があればどのデッキでも
1発限りとはいえ豪快な効果を持ったまさに【溟界】における切り札的なカードです。
相手モンスターを一掃した上でのダイレクトアタック、
相手ターンまで温存しておいて相手の展開を大きく制限させる、
どちらの使い方でも非常に強力な働きをしてくれるでしょう。
また溟界の切り札的カードではありますが特にこのカードは溟界に関する効果どころか
爬虫類族に関する効果すら持ち合わせていません。
墓地に送る手段とリリース要員を3体用意する手段、もしくは蘇生手段さえあれば
様々なデッキで活用が可能です。
フリーチェーン全体墓地送りというのは様々なデッキで大いに活用できますし
戦線復帰のようなフリーチェーンの蘇生手段と組み合わせれば特にいやらしいです。
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